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ストーリー1「hitotoki旅立ちの日」



はじめに


私はこのnoteのアカウントの他にも、Instagramでちょっとした日常をあげています。

noteでは文章ばかりの、自分の考えなどをテーマとした小難しいものばかりですが、インスタでは手軽で読みやすい日常をメインとしています。

今のところインスタのストーリーは毎日のようにアップし続けており、順調な滑り出しです。

しかし、ストーリーだけでは伝えきれないところや、自分なりに文章で解説していきたいところがあると思うので、今回のようなシリーズをまとめてみました。

今回は初めてストーリー機能を使った4月1日のストーリーを解説していこうと思います。

よろしくお願いします。


1.ストーリー初投稿


Instagramそのものは昔から使っていましたが、ストーリー機能は1度も使ったことがありませんでした。

それまでは主に読んだ本の感想などを投稿しており、自分の日常に関することは一切発信していませんでした。

ストーリーを始めたのは、単なる気まぐれかもしれませんしそうでないような気も。

環境が変わっていくことから何か新しいことを始めようと思う気持ちが湧いてきたこともありますし、これから一人で知らぬ土地で暮らすのですから、何かしら近況報告のようなものをできたら、そんな考えがあったのかもしれません。

写真は1年2ヶ月住んでいた部屋を退去する際に片付けたあとのものです。


2.最後の晩餐

私がおよそ1年と2ヶ月住んでいたシェアハウス「hitotoki」では、定期的にご飯会をしていました。

ご飯会は何気ない時に何人かで具材を持ち寄って始めることもありますし、新しい住人が入ってきた時の「ウェルカム」、誰かが退去する時の「フェアウェル」、住人が誕生日の時にする「バースデー」、あとはクリスマスとかハロウィンとか、そんなイベントにちなんだものまで様々です。

私が退去するにあたってのフェアウェルパーティーは前日に皆が開いてくれて、写真のペッパーランチはその次の日、まさにハウスを出る3時間前ほどに緊急でその場にいた人で行われたものでした。

何度も行われたご飯会、そのどれもが思い出深いものでしたし、自分の退去の瞬間にこの最後の晩餐でうまく締められたのは、本当にいい思い出です。


3.302号室内覧中

シェアハウスは主に個室とドミトリーに分けられています。

部屋によって家賃や共益費も違ってきます。基本的に個室内やドミトリーでは、共同のリビングやライブラリとは違い、誰とも干渉し合うことのないプライベートな空間となっており、お互いにどんな部屋に住んでいるのかあまり分からないものです。

同性同士なら、ドミトリーに入って住人を呼びに行ったり、たまに個室に入ったりすることもあったりしましたが、他の人の部屋はほとんど非日常のようなものです。今までずっと一緒に過ごしてきたのに、改めて部屋を見てもらって、へえこんな部屋に住んでいたんだという反応ばかり。


写真は私がもうすぐ家を出る前に撮ったものです。ちょっとした見学の時間。


4.バイバイ帝塚山

302号室のベランダから見た風景です。

「hitotoki」は大阪市の帝塚山という地域にあります。ちょうどこのベランダと反対側にあるエリアが、市内でも有数の別荘地となっており、閑静な住宅街となっています。しかしベランダ側からは朝から晩まで、ひっきりなしに車やバイクの音が聞こえてきて、これぞ大阪といったところ。よく眠れたもんだと思います。

タバコを吸っていた頃は、この夜の雰囲気を眺めながら黄昏れるのが好きでした。箱根の大自然に住んでいる今、この時の喧騒が懐かしかったりもします。


5.本の寄贈

「hitotoki」は本をコンセプトにしたシェアハウスです。

そのわりにここに住んでいる間、あまり読書をする時間はありませんでした。読書の時間が減ってしまったのには原因があります。それは読書よりも皆とワイワイしている時間の方が楽しく充実していたからに他なりません。

私は一応読書家なので、この本をコンセプトにしたシェアハウスを選びました。本好きの仲間がいたらいいかなと。結果的に本に携わることは少なくなりましたが、それでもたくさんいい思い出を残せたので、悔いはありません。


6.似てる建物

シェアハウス内はおしゃれで綺麗な空間でしたが、建物は自体はとても古いです。

オートロックの玄関はボタンの反応が悪かったり、水道の温度調整がバカになっていたり、トイレや屋根裏で出てきて欲しくない生き物が現れたりと、著しく老朽化しています。

建物を外から見ると、大昔に作られたのだろうと思われる「UEMURA」と表記された看板が見えるのですが、私が退去する数日前に偶然天王寺で同じようなものを見つけてしまい、その感動のままに撮影しました。同じビルの建設会社が作ったものなのでしょうか。


7.メンズたち


「hitotoki」の特徴として、男女の比率に偏りがある点が挙げられます。

それは私が入居した頃からほとんど変わらず、女性は相変わらず10人前後ほどをキープしており、入れ替わりはあるものの人数は変わりません。

問題は男子です。私が来た時、私を含めて3人しかいませんでしたし、入居者が増えたとしても5人、一番少ない時で2人でした。 

それもあってメンズには独特な結束力があると思います。仲の良さは男女分け隔たなくを意識していても、やっぱり自分にとって同性の存在はとても心強かったし、特に写真の3人には気持ちの面でお世話になったと思います。

ちなみ右から2番目が私です。今更なのですけど、ずっと文章で「私」って書いていますが私は男です。文章だと一人称「私」が一番書きやすいのです。


8.バイバイ西田辺


「hitotoki」を退去したのは夜の22時、外は雨でした。

皆とお別れをしたら寂しくなって涙が止まらなくなるのでは?、と思いながら駅に向かいましたが泣きませんでした。退去をする数日前とか感極まっていた時もあったのですが、いざ出るときは意外と冷静なものです。むしろ新しい土地のことを考えていたかもしれません。

何というか、これで皆とずっと会えなくなるわけでもないし、会えなくても連絡は取れるし、そこまで悲観にはなりません。いい感じにお別れできたのも良かったのかもしれません。

シェアハウスから徒歩15分で御堂筋線の西田辺駅に着きます。この西田辺駅、御堂筋線の駅の中では新金岡駅の次に利用者が少ない駅だそうです。

それもあってか、他の駅に比べたら、何となくですが欲しいお店とかがなかったりします。ジャンカラとか、ミスドとか、マクドとか。

でも、ベタですが箱根に住んでいると、この駅前にあるどの店でもいいからこちらに譲ってほしいものです。こちらにはローソンしかありません。あとは無数の木、山、ペンション、別荘。どうしようもありません。


こちらからは以上です。また別のストーリーもまとめたいと思います。読んでくださった方ありがとうございました。

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