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お菓子中毒と皮膚の痒み


お菓子を食べない生活を1週間ほど前から続けている。
厳密にはスイーツやスナック菓子の類、パンなどを一切食べない生活を、確か先月の25日くらいから始めているのだ。

なぜまた、そんな糖質制限まがいのことを始めようと思ったのか。
それは自分の身体の性質に関係している。


○自分の身体の性質について

高校生の頃から、アトピー性皮膚炎のようなものに悩まされて、もう10年以上もその症状とともに時を経ている。時には入院することもあるほど酷かったこともあったし、ステロイド軟膏を毎日塗り続けるのが嫌で、無理やりにやめてしまったことで全身が真っ赤になり、何もできないくらいになったこともあった。
こんなことを書くと、少し憐憫の情を求めているような態度に見えるかもしれない。しかしこれは全くもって事実の一つであり、未だに自分はその呪縛から逃れられていない。

毎日のように体に軟膏を塗りたくる日常。惰性のようにとりあえずステロイドを処方するだけの皮膚科のどうしようもない医者に、これ以上なんの期待も込められない。全ての皮膚科医を批判することつもりはないが大概の皮膚科がとりあえず薬を出しておくだけのスタイルで、患者であるこちらが薬から解き放たれるように工面してくれることはなかった。こちらは塗りつづけることしかできないのだ。

薬代だって馬鹿にならない。毎月数千円のお金を払って、自分がもはや健康か不健康かもわからないで全身に薬を塗りたくる日々。そんなことをいつまでも続けていたら、さすがにバカな自分でもわかってくることがあるものだ。

○薬だけでは変えられないもの

それはずっと昔から気づいていたことであった。自分の身体を治すためには、自分の身体そのものへの変化を、内面から求めていかなくてはいけない。たしかに薬の一つだけで症状自体は抑えられるものかもしれない。しかしそれでは自分の身体自体は変わることなく、アトピーであることを「そうでないもの」として、無理やりに身体に認めさせているようなものなのだ。確かに、今の自分がとりあえずは普通の社会人として生活を維持できているのは、この薬のおかげである。しかしこれはあくまでも予防にすぎない。風邪を引いたなら風邪薬を飲む。しかしいずれは風邪そのものが治って、薬を必要としなくなる。風邪薬をやめたからと言って、また症状がぶり返すとかはそうそうないはずだ。あったとしても、いずれは自分の身体が完全に風邪の菌を追い払ってくれるはずだ。

では自分の身体は?果たして健康を保ってくれているだろうか。
否。未だに常備薬として毎日朝晩薬を塗っている。少しめんどくさくなって薬をやめたら、すぐに顔が赤くなったり、腕に結節性痒疹ができたり、背中の皮膚が柔くなっていく。汗をかくと痒くなり、イライラすると痒くなり、仕事で疲れると痒くなる。
それがいつものように続く日常。これは果たして日常と言えるだろうか。


○散々ネットで言われている、お菓子をやめること

今更自分がここで書いていくことが読者の方に対しての耳寄りな情報になるとは露ほど思ってもいない。しかしここに少なくともたった一人ではあるが、自分自身の身体に対して疑問を感じて、健康に挑もうとしているわけで、それが何かしら、これを読んでもらう人に響けばいいなと、それくらいなものである。

色々な人が糖質制限をしたり、アルコールをやめたり、禁煙したりダイエットしたり、もう色んな人が色んなことを始めたりやめたり続けたりしている。ネットを見れば山のように健康に対しての情報が転がっていることだろう。

しかし結局はその情報たちも、自分の身体の面倒を見てくれているわけではないのだ。自分の面倒は自分で見る他はないと思っている。それは昨今の皮膚科医の適当具合から感じることだ。自分は医者が嫌いとかではないが、あまりにも適当というか惰性に薬出しておいて、ロクに患者の体の調子を見ることもなく、また数週間後に来てください。。。なんて毎回いわれてしまっては、さすがにもう自分で治すからいいです、といってやりたくなる。

過去に比べて医療は限りなく発達して、昔ならどうしようもなかったような病状も今では改善できる時代になってきた。アトピーに関してもそれは例外ではない。デュピクセントという注射を処方することでステロイドとは比べ物にならないくらいの改善が見受けられるらしい。その分値段も半端ではないが。

いずれにせよ、自分の身体に対して思うことをやっていくことが一番だと思う。とりあえずは普通に生活ができるようにステロイドはちゃんと塗って、しかし食事制限を施すことで内面での変化に期待しようと思う。甘いものやパンを食べて身体が痒くなることは人生経験上明白である。皮膚科医の中には、アトピーと食事には密接な関係がないとか言ってのける人も見受けられる。もしかしたら一理あるのかもしれない。しかし悪いが、惰性で薬をダラダラ出してくるやつのことなど信用できない。自分の身体くらい自分でどうにかしてやるよ。あんた方はこちらの薬がなくなってきたに処方してくれればいいさ。いつか絶対、この呪縛から抜け出してやる。

(※これはステロイドを無理やりやめて自然回復を図ろうとする、いわゆる脱ステロイドを推奨する記事ではありません。脱ステロイドだけはやめたほうがいいと思います。この世の終わりかと思うくらいにしんどいので。風邪の10倍のしんどさ+全身の痒みが四六時中襲うと思ってください。もちろん眠れませんし、立ち上がるのも困難です。これが数ヶ月続きます。)

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