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大学入学共通テスト 2022 追試|大学入試問題なのに中学確率で解ける問題

・さいころを2回投げる.
・出た目の合計を6で割った余りをAとする.
 A=4となるのは出た目の合計が[ ① ]または[ ② ]の場合であるから,A=4となる確率は[ ③ ]である.また, A≧4となる確率は[ ④ ]である.

2022 大学入学共通テスト 追試【3】(1)改題

分類:10 分子判定:そのほか四則

しばらく、中学レベルの確率で解けるレベルの、大学入試問題として出題された問題を集めてみます。大学入試を中2で解けると嬉しいですね。

さいころ2回なので表で考えましょう

 さいころ2回なので、表をかいて考えます。2回の出た目の合計を各マスの左上、それを6でわった余りAを右下に書きます。Aが4になるのは合計が4か10のときですから、①・②に入るのは10です。そして、A=4となる場合は表のとおり6通りですので、その確率$${\dfrac{6}{36}=\bm{\dfrac{1}{6}}}$$。
 A≧4となるのは、表の色の付けたところで12通りですから、確率は$${\dfrac{12}{36}=\bm{\dfrac{1}{3}}}$$

①・② 4・10 (各1点) ③ $${\bm{\dfrac{1}{6}}}$$(2点)
  ④ $${\bm{\dfrac{1}{3}}}$$(2点)

 ここでは改題してしまいましたが、問題そのものはもうちょっと複雑なルールがあります。

https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=69&f=abm00000931.pdf&n=R4%E8%BF%BD%E3%83%BB%E5%86%8D%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C_%E5%95%8F%E9%A1%8C_%E6%95%B0%E5%AD%A6%E2%85%A0%E3%83%BB%E6%95%B0%E5%AD%A6%EF%BC%A1.pdf

 ただ、元の問題だったとしても、実は相当中学レベルで解けてしまいます。これは、どこかインスピレーションを受けて出題する高校があるかも。
挑戦してみていいでしょう。

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