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愛知県B|公立高校入試確率問題2016

 1つのさいころを2回投げ,1回目に出た目の数を$${a}$$,2回目に出た目の数を$${b}$$とする。
 図で,2点P,Qの座標は,それぞれ(6,1)と(1,6)であり,Rは,直線$${y=\dfrac{b}{a}x}$$と線分QPとの交点である。
 このとき,△OPRの面積が△OPQの面積の半分以上となる確率を求めなさい。

分類:融合《D1》座標平面上の図形-面積

 $${\dfrac{b}{a}}$$の最大値は($${a,b}$$)=(1,6)のときで6になります。このとき点RはちょうどQの位置にあります。$${\dfrac{b}{a}}$$の最小値は($${a,b}$$)=(6,1)のときで$${\dfrac{1}{6}}$$になります。このとき点RはちょうどPの位置にあります。ですから、点Rは線分PQ上のどこかにある、ということになります。
 △OPRの面積が△OPQの面積の半分以上となるのは、点Rが線分PQの中点か、それQ側にあるときです。

 ということは・・・直線ORの傾きが1以上であればよいことになります。
 $${\dfrac{b}{a}≧1}$$ですから、$${a≦b}$$であればよいということになります。
 さいころの表をつくって$${a≦b}$$をチェックすると、条件に合うのは

 21通り。ですから求める確率は$${\dfrac{21}{36}=\bm{\dfrac{7}{12}}}$$。 いちいち分数$${\dfrac{b}{a}}$$の表をつくるよりも、これで調べてしまうと楽ですね。

$${\bm{\dfrac{7}{12}}}$$



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