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岐阜県|公立高校入試確率問題2017

 右の図のような,1辺が1の正方形ABCDがあり,頂点Dに点P,頂点Aに点Qがある。
 赤と白の2個のさいころを同時に1回投げて,赤いさいころの出た目の数だけPを左回りに頂点から頂点へ移動させ,白いさいころの出た目の数だけQを左回りに頂点から頂点へ移動させる。
 たとえば,赤いさいころの出た目が1,白いさいころの出た目が2のときは,PをD→Aと移動させ,QをA→B→Cと移動させる。
次の(1)~(3)の問いに答えなさい。

(1) 赤と白の2個のさいころを同時に1回投げて,P,Qを移動させるとき,Pの位置が頂点Bで,Qの位置が頂点Dになる確率を求めなさい。

(2) 赤と白の2個のさいころを同時に1回投げて,P,Qを移動させるとき,Pの位置とQの位置が同じ頂点になる確率を求めなさい。

(3) 右の表のように,各頂点の点数を決め,P,Qの移動後の位置に応じてそれぞれ点数を与える。赤と白の2個のさいころを同時に1回投げて,P,Qを移動させるとき,Pの点数がQの点数より高くなる確率を求めなさい。

分類:応用〈2〉 動かす② 循環型

(1)・(2)は、どこにいるか?を表に

 さいころ2個なので表、というわけですが、2つの点はそれぞれバラバラ(独立)に動くので、それぞれの目が出た時に、PとQはどこにあるのかも表に書いておきましょう。さいころの目が違っても、点PやQが同じ位置にある場合もあります。
 さて、(1)のPの位置が頂点Bで、Qの位置が頂点Dとなるのは、表の○印、(2)の2点P・Qが同じ頂点となるのは表の✓印のところです。それぞれ2通り、9通りなので、確率はそれぞれ$${\dfrac{2}{36}=\bm{\dfrac{1}{18}}}$$、$${\dfrac{9}{36}=\bm{\dfrac{1}{4}}}$$となります。

(3)は、さらに点数を書き込んで

 (3)は、さいころの目→頂点→点数と、変換が2回行われます。面倒ですね。表に書き込んじゃいましょう。

 というわけで、Pの点数がQの点数より高くなるのは、表の△印のところ、10通りですから、その確率は$${\dfrac{10}{36}=\bm{\dfrac{5}{18}}}$$です。

(1) $${\bm{\dfrac{1}{18}}}$$ (2) $${\bm{\dfrac{1}{4}}}$$   (3) $${\bm{\dfrac{5}{18}}}$$


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