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鳥取県|公立高校入試確率問題2021

 右ののような1~6までの目がある1個のさいころを2回投げて1回目に出た目を$${a}$$,2回目に出た目を$${b}$$とする。このとき,積$${ab}$$の値が12未満となる場合と12以上となる場合とでは,どちらの方が起こりやすいか。次のア~ウからひとつ選び,記号で答えなさい。また,そのように判断した理由を,確率を計算し,その値を用いて説明しなさい。
 ただし,さいころの目はどの目が出ることも同様に確からしいものとする。
ア 12未満になることの方が起こりやすい。
イ 12以上になることの方が起こりやすい。
ウ どちらも起こりやすさは同じ。

分類 9「分子判定の基礎④」積が○(以上・以下・未満)

素直に表で

 さいころ2回なので、表で考えましょう。積が12未満になるところにだけ積の値を書き入れておきます。(12未満には12は含まれませんよ!)


(説明) 積$${ab}$$が12未満になることの確率$${p_ア}$$を求めると、
$${p_ア=\dfrac{19}{36}}$$
である。一方、12以上になることの確率$${p_イ}$$は
$${p_イ=1-p_ア=1-\dfrac{19}{36}=\dfrac{17}{36}}$$
と計算で求められる。
 $${p_ア>p_イ}$$なので、アの12未満になることの方が起こりやすいと判断できる。

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