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長崎県A問題|公立高校入試確率問題2020

 大小2つのさいころを同時に1回投げる。ただし,それぞれのさいころの目は1から6まであり,どの目が出ることも同様に確からしいとする。このとき,次の(1),(2)に答えよ。
(1) 目の出方は全部で何通りあるか。
(2) 大小2つのさいころの出る目の数の積が奇数になる確率を求めよ。

分類 18 積が奇数・偶数になる場合

 偶然は2回起こるので表をかいて考えます。大きいさいころと小さいさいころで同じ目が出ることがありますので,表はいじりません。X型です。
 ですから(1)は、表から36通り
 (2)は積が条件の判定条件になりますから,各マスに積を書いて判定してみましょう。

 全部の積を計算しなくても,条件が奇数ですから、大きいさいころ・小さいさいころのどちらかで偶数が出てしまうと,条件に合いません。どちらも奇数になる場合、ということで、表から9通りであることがわかります。

 求める確率は $${\dfrac{9}{36}=\bm{\dfrac{1}{4}}}$$ と求めることができます。

(1)36通り   (2) $${\bm{\dfrac{1}{4}}}$$

 この年、長崎県はA問題とB問題があり、学校で選んで出題されたようです。(2022年度現在、廃止されて問題は1種類になっています)


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