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新潟県|公立高校入試確率問題2022

 箱の中に,数字を書いた6枚のカード[1],[2],[3],[3],[4],[4]が入っている。これらをよくかき混ぜてから2枚のカードを同時に取り出すとき,少なくとも1枚のカードに奇数が書かれている確率を求めなさい。

分類:28(少なくとも1つ)21「見た目同じことが起こる偶然③」かぶりカード・数字玉

まずは区別をつけて、表をかく

 [3]のカードが2枚、[4]のカードも2枚あるので、同様に確からしい事がらとして区別するために、それぞれ[3][③][4][④]のように区別をつけて表すことにします。
 2枚のカードを同時に取り出すので、表のほうが便利で、取り出すカードの順序は関係ないC型です。

 表より,すべての場合の数は15通りです。


「少なくとも1」は「じゃない方を考えろ」のサイン

 「少なくとも1枚のカードに奇数が書かれている」じゃないと言うことは「どちらのカードにも偶数が書かれている」ということになります。

 表より「どちらのカードにも偶数が書かれている」組合せは、[2,4][2,④][4,④]の3通りなので、その確率は$${\dfrac{3}{15}=\dfrac{1}{5}}$$。
 したがって求める確率は、公式より $${1 - \dfrac{1}{5} = \bm{\dfrac{4}{5}}}$$。

 まあ、このくらいなら、「少なくとも1枚のカードに奇数が書かれている」場合をすべてチェックしてしまってもいいのだけど・・・

$${\bm{\dfrac{4}{5}}}$$


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