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千葉県|公立高校入試確率問題2013

 右の図のように,A~Eの5つのマス目を進む白いコマと黒いコマがAのマス目に置いてある。大小2つのさいころを同時に1回投げ,大きいさいころの出た目の数だけ白いコマをAから1マスずつB→C→D→E→A→Bの順に進ませ,小さいさいころの出た目の数だけ,黒いコマをAから1マスずつC→E→B→D→A→Cの順に進ませる。
 このとき,白いコマと黒いコマが同じマス目に止まる確率を求めなさい。
 ただし,さいころを投げるとき,1から6までのどの目が出ることも同様に確からしいものとする。

分類:応用編〈1〉動かす① すごろく型

表の書き方

 さいころ2つなので、全ての同様に確からしいことがらを表の形で列挙しましょう。同様に確からしく起こる全ての場合は36通りです。

 大きいサイコロの目によって動かした白いコマがある位置、小さいサイコロの目によって動かした黒いコマがある位置、をそれぞれの目のところに添えて書いておくことにします。

 同じマスに止まるときに表のマスの中に○印をつけて数えると、7通りということになります。
 ですので、求める確率は$${\bm{\dfrac{7}{36}}}$$。

$${\bm{\dfrac{7}{36}}}$$

問題をといたあとに

表をかかないやり方はあるか?

Aに両方止まる場合、Bに、Cに‥と6つの場合に分けて、それぞれの場合でどんな目が出ればよいか、考えてもいいでしょう。BとCに止まる場合がそれぞれ2通りあるので、そこに注意しておきます。

●両方Aのマス→白のマスがAに止まるのは大きいさいころの目が5で、黒のマスがAに止まるのは小さいさいころの目が5のとき
※以下、このことを(5,5)と書き表すことにする
●両方Bのマス → (1,3) ※念のため、白のマスがAに止まるのは大きいさいころの目が1で、黒のマスがAに止まるのは小さいさいころの目が3のとき
 もう一つ、(6,3)のとき。
●両方Cのマス →(2,1),(2,6)
●両方Dのマス→(3,4)
●両方Eのマス→(4,2)






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