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大阪府C|公立高校入試確率問題2020

 三つの袋A,B,Cがあり,袋Aには玉が8個,袋Bには玉が10個,袋Cには玉が4個入っている。また,二つの箱P,Qがあり,箱Pには自然数の書いてある3枚のカード[2],[3],[4]が入っており箱Qには奇数の書いてある3枚のカード[1],[3],[5]が入っている。P,Qそれぞれの箱から同時にカードを1枚ずつ取り出し,次の操作を行った後に,袋Aに入っている玉の個数を$${a}$$,袋Bに入っている玉の個数を$${b}$$,袋Cに入っている玉の個数を$${c}$$とする。このとき,$${a < b < c}$$となる確率はいくらですか。P,Qそれぞれの箱において,どのカードが取り出されることも同様に確からしいものとして答えなさい。
 
操作:箱Pから取り出したカードに書いてある数と同じ個数の玉を袋Aから取り出して袋Cに入れ,箱Qから取り出したカードに書いてある数と同じ個数の玉を袋Bから取り出して袋Cに入れる。

まずはイメージから

 偶然の結果を使って、別の装置を操作するタイプの問題です。

 大阪府のいちばん難しいタイプの問題、ということもあって、図が示されていません。どういうことか,問題の文章を読んで、イメージをしなければいけません。ちょっと図にしてみましょう。

 PとQで1回ずつ,合わせて2回偶然が起こりますので表をかいてみましょう。各マスには、操作後のA・B・Cのそれぞれの玉の数を書いて、判断できるようにします。

 すると、$${a < b < c}$$となる場合は,下の表の4通りですので、求める確率は$${\bm{\dfrac{4}{9}}}$$。

$${\bm{\dfrac{4}{9}}}$$

分類: 応用編❼やりとりする(ゼロサム)


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