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京都府|公立高校入試確率問題2022

 1から6までの目があるさいころを2回投げ,1回目に出た目の数を $${a}$$,2回目に出た目の数を$${b}$$ とする。
 このとき、次の問い(1)・(2)に答えよ。ただし,さいころの1から6までの目の出方は,同様に確からしいものとする。
(1) $${\dfrac{a}{b}}$$=2 となる確率を求めよ。

(2) $${\dfrac{a}{b}}$$の値が循環小数になる確率を求めよ。

分類:11(代入その1)

(1)表をかく! で、枠の中は?

 さいころを2回なので表をかくのがいい、というところまではいいですね。で、表の各枠の中に$${\dfrac{a}{b}}$$を書き入れることにしましょう。

 表から、すべての場合の数は36通りで,そのうち条件に合うのは3通り。なので求める確率は、 $${\dfrac{3}{36}}$$ = $${\dfrac{1}{12}}$$。
 なお、$${\dfrac{a}{b} = 2}$$を等式変形して$${a = 2b}$$と条件を読みかえて、条件に合う場合を列挙してもよい。しかし・・・

(2)循環小数とは・・・?

 (1)で$${a = 2b}$$と条件を読みかえて答を出した場合は、(2)で「へ?」っとなるかも知れない。そんなに難しいことでもないのだが、どんなときに循環小数になるのか、という発想が必要になる。約分しても分母が3か6になるものである。
 例の表でリストアップすると、

 $${\dfrac{8}{36}}$$=$${\dfrac{\bold{2}}{\bold{9}}}$$

(1) $${\bold{\dfrac{1}{12}}}$$     (2) $${\bold{\dfrac{2}{9}}}$$

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