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大分県|公立高校入試統計問題2024

 ある中学校の体育大会では,クラス対抗で大縄を跳ぶ競技が行われる。この競技は,5分間の中で連続して跳んだ回数を競うもので,その回数がもっとも多いクラスが優勝となる。この中学校3年生の1組から3組までのそれぞれのクラスが,20日間昼休みに練習を行い,5分間の中で連続して跳んだ回数の各日の最高回数を記録した。

 右の〔図〕は,1組から3組までのそれぞれのクラスが,5分間の中で連続して跳んだ回数について,各日の最高回数のデータの分布のようすを箱ひげ図にまとめたものである。
 次の①,②の問いに答えなさい。
① 〔図〕の箱ひげ図において,1組のデータの範囲を求めなさい。
② 〔図〕の箱ひげ図の特徴をもとに,優勝するクラスを予想する場合,あなたならどのクラスを選ぶか。
 次の[説明]を,下の[条件]にしたがって完成させなさい。

[説明] 私は,[ア]組が優勝すると予想する。
 その理由は,箱ひげ図から,[ア]組は他の2つのクラスと比べて,[   イ   ]

[条件]
Ⅰ [ア]には,1,2,3のいずれか1つの数を選んで書くこと。
ただし,1,2,3のどれを選んでもかまわない。
Ⅱ [イ]には,[説明]の続きを,最大値最小値中央値のうち,いずれか1つの語句を用い,用いた語句の数値を示しながら書くこと。
 また,用いた語句が,優勝すると予想した根拠となるように書くこと。

① データの範囲

 データの範囲とは最大値と最小値の差です。箱ひげ図から1組の最大値と最小値を読み取ると,最大値は45回,最小値は21回です。

 ですから,その差は45-21=34(回)。

②どの代表値に注目して予想する?

 語句として最小値・最大値・中央値を指定されています。それぞれの値を見てみましょう。

 1組は中央値,2組は最小値,3組は最大値がいちばんです。ですから,後はどの代表値に注目したかを,具体的な数値といっしょに示すことができればよいでしょう。

アで1組を選んだ場合の解答例(教育委員会による)

 中央値が36回で,2組の中央値33回,3組の中央値30回より大きいから。

2組を選んだ場合の解答例

 最小値が27回で,1組の最小値21回,3組の最小値18回よりも大きいから。

3組を選んだ場合の解答例

 最大値が51回で,1組の最大値45回,3組の最大値39回よりも大きいから。

① 24
② ア 1,2,3のいずれも可。
イ 上の解答例を参照


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