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大学入試センター試験 1998 本試|大学入試問題なのに中学確率で解ける問題

 Aがもつ袋には,次のように数のついた玉が6個ずつ入っている.
      6点の玉2個,3点の玉1個,0点の玉3個
 Aは,袋から玉を1個取り出して元に戻す.このとき,取り出した玉の点数を得点とする.これを2回行って合計得点について考える.
 Aの合計得点が6点になる確率は[   ]である.

大学入試センター試験 1998 本試 数学I・IA共通 【1】〔2〕(1)改題

分類:21 「見た目同じことが起こる偶然」数字玉

まずは図をかいてイメージ

 6点の玉と0点の玉は複数入っていますので、それぞれ区別がつくように、[6]と[〇6]、[0]と[□0]と[〇0]のように印をつけておきます。

 これで表をかいて考える準備ができました。玉を2回取り出し、元に戻しますので、表はX型。

 すべての場合の数は36通り、そのうち和が6になるのは13通り。

$${\bm{\dfrac{13}{36}}}$$(5点)

 昔のセンターは簡単で、これで(100点中)5点だった古き良き時代があったものです。


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