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埼玉県追試験|公立高校入試確率問題2022

 数直線上の原点に点Pがあり,1から6までの目が出る1つのさいころを投げ,次のルールにしたがって点Pを移動させます。さいころを2回投げるとき,次の確率を求めなさい。
 ただしさいころはどの目が出ることも同様に確からしいものとします。
ルール
 1,3,5の目が出たとき,出た目の数だけ正の方向に点Pを移動させる。
 2,4,6の目が出たとき,出た目の数の半分だけ負の方向に点Pを移動させる。

(1)点Pが原点にある確率を求めなさい。
(2)点Pと原点との距離が3以下になる確率を求めなさい。

(1)は追試験、(2)は学校選択問題

分類 応用❶(他のものを動かす、すごろく型)

表をかいて、(1)を考えます

 問題文には図は提示されていませんので、イメージをつけるために数直線をまず余白とかにかいてもいいですね。

 そしてさいころ2回なので表をかきます。ルールに基づいて1回の移動で点Pがどれだけ移動するのかも書き添えておきます。そうすると、2回分の移動の結果は、2つを足し算すればわかります。

 (1)は、点Pが原点にあるということで、移動結果が0になっていればよいわけです。〇印をつけます。

 4通りですので、確率は$${\dfrac{4}{36}=\bm{\dfrac{1}{9}}}$$です。 

表で(2)も考えます。

 (2)は学校選択問題。難しめの問題ということになっているのですが、この問題はそうでもありません。点Pと原点との距離が3以下になるのは、表にかいてある数の絶対値が3以下になる場合ですので、✓印をつけて数えます。0もオッケーですね。

 条件に当てはまる場合は20通りありますので、確率は$${\dfrac{20}{36}=\bm{\dfrac{5}{9}}}$$です。

(1) $${\bm{\dfrac{1}{9}}}$$  (2) $${\bm{\dfrac{5}{9}}}$$


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