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東京都分割後期・二次|公立高校入試確率問題2024

 1から6までの目の出る大小1つずつのさいころを同時に1回投げる。
 大きいさいころの出た目の数を$${a}$$,小さいさいころの出た目の数を$${b}$$とするとき,$${b}$$が$${a}$$の約数になる確率を求めなさい。
 ただし,大小2つのさいころはともに,1から6までのどの目が出ることも同様に確からしいものとする。

マークシート形式から改題

分類:3 大小のさいころ2個

さいころ2つなので

 さいころ2つは,すべての場合を列挙するために,表をかきます。

 起こりうるすべての場合は36通りあります。
$${\bm{b}}$$が$${\bm{a}}$$の約数になるという表現には注意が必要です。早とちりしないように、いったん具体的な値で「3が6の約数になる?  6が3の約数になる?」と考えてみると安心です。「($${b=}$$)3が($${a=}$$)6の約数になる」ですね。$${a≧b}$$です。

 では、表を横に見て$${a}$$の約数になる$${b}$$を考えていきましょう。
($${a=}$$)1の約数 → ($${b=}$$)1
($${a=}$$)2の約数 → ($${b=}$$)1,2
($${a=}$$)3の約数 → ($${b=}$$)1,3
($${a=}$$)4の約数 → ($${b=}$$)1,2,4
($${a=}$$)5の約数 → ($${b=}$$)1,5
($${a=}$$)6の約数 → ($${b=}$$)1,2,3,6

 当てはまる場合は14通りありますので,その確率は$${\dfrac{14}{36}=\dfrac{7}{18}}$$と求められる,というわけです。

$${\bm{\dfrac{7}{18}}}$$


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