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滋賀県|公立高校入試統計問題2024

 ある時間帯において,X町のA地点,B地点の歩行者の人数を30日間調べました。A地点の箱ひげ図は,下ののようになりました。下のはB地点の最大値,範囲,第3四分位数,四分位範囲,中央値をまとめたものです。B地点の箱ひげ図をかきなさい。

箱ひげ図をかくために必要な情報は

箱ひげ図をかくには
[1]最小値
[2]第1四分位数
[3]第2四分位数(中央値)
[4]第3四分位数
[5]最大値
の5つの情報が必要です。

 さて,表をみてみると…[1]・[2]の情報がないじゃないですか。もうできません!
 とあきらめる前に,「範囲」「四分位範囲」の情報があることに注意をしましょう。

 範囲とは,データの最大値と最小値との差のことでした。(レンジともいいます)
    (範囲)=(最大値)-(最小値)
 このうち最大値と範囲が示されていますので,最小値$${x}$$を求めると,

$$
\begin{array}{} 48 &=& 76-x\\x &=& 76-48\\  &=& 28                 \end{array}
$$

ですね。
 同様に四分位範囲とは,第3四分位数と第1四分位数との差のことです。
    (四分位範囲)=(第3四分位数)-(第1四分位数)
 このうち第3四分位数と四分位範囲が示されていますので,最小値$${y}$$は,

$$
\begin{array}{} 20 &=& 62-y\\y &=& 62-20\\  &=& 42                 \end{array}
$$

と求められます。箱ひげ図が書きやすいように,5つの情報を次のような表にまとめなおしておきます。

 これをもとに,B地点の箱ひげ図をかきましょう。

上の図


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