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大学入試センター試験 2004 本試|大学入試問題なのに中学確率で解ける問題

 一つのさいころを2回続けて投げ,出た目の数を順に$${a,b}$$とするとき,$${u=\dfrac{a}{b}}$$とおく 。
(1)$${u}$$=1である確率は[   ]である。
(2)$${u}$$>1である確率は[   ]である。
(3)$${u}$$が整数になる確率は[   ]である。

2004 大学入試センター試験 本試 数学I・数学IA共通【1】[2]

分類:11 代入その1


とりあえず表をかいて・・・

 さいころで2回偶然を起こしますので、定番の表をかきましょう。各マスには$${\dfrac{a}{b}}$$の値をかいておきます。

(1)について$${u=1}$$となる場合に〇をします。

 条件に当てはまる場合の数は6通りです。
 (2)については、当てはまる場合に✓をします。

当てはまる場合は15とおりです。
(3)については、(1)の場合はすべて当てはまりますので、さらに〇をしましょう。

 当てはまる場合は14通りです。ですから、それぞれの確率は

(1)$${\dfrac{6}{36}=\bm{\dfrac{1}{6}}}$$

(2)$${\dfrac{15}{36}=\bm{\dfrac{5}{12}}}$$

(3)$${\dfrac{14}{36}=\bm{\dfrac{7}{18}}}$$

(1) $${\bm{\dfrac{1}{6}}}$$(5点)  (2) $${\bm{\dfrac{5}{12}}}$$(5点) (3) $${\bm{\dfrac{7}{18}}}$$(5点)

表の中に分数かくよりは、条件読み替え

 表をかくときに分数をかくのは煩雑ですね。

(1)の$${u=\dfrac{a}{b}}$$=1ということは、つまり$${a=b}$$であること。

(2)の$${u=\dfrac{a}{b}}$$>1であるということは、つまり$${a>b}$$であること。

(3)$${u=\dfrac{a}{b}}$$が整数になるということは、つまり$${a}$$が$${b}$$の倍数であること、

と読み替えれば、分数をいちいち作らなくてもよさそうですね。

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