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パブロ・ブレガー(スイス)の鉄棒/2017年欧州選手権種目別決勝の演技

スイス団体メンバー最年長、パブロ・ブレガー選手です。

2013年から2019年まで、出場した世界選手権では必ず個人総合で決勝に進んでいる、個人総合の常連選手。
中でも平行棒と鉄棒が強く、2017年のヨーロッパ選手権では種目別鉄棒で金メダルを獲得しています。

パブロの鉄棒は、Dスコア6.8という世界でも高いスコアを持ちます。
その中で手離し技だけでなく、ひねり技でも高難度の技を次々繰り出します。

前回の記事で紹介したのは《アドラー1回ひねり片逆手倒立》でした。
パブロがやっているのは《アドラー1回ひねり両逆手倒立》です。
この技は、倒立に収める際の手の握り方で難度が変わるという技です。

片大逆手か大逆手かで難度が変わる技はたくさんありますが、片逆手か両逆手かで難度が変わるのはこの技だけです。

アド1両逆手

片大逆手はこれでしたね。

片逆手

両逆手はこうなります。

両逆手

《アドラー1回ひねり》は平行棒の【ディアミドフ】と同じ動きというイメージですね。

長身のパブロによる雄大な手離し技にも注目です。
手離し技を次々繰り出し、5つ目の手離し技【モズニク】をやった後に《アドラー1回ひねり両逆手》をやっています。
バーを握る手の向きが良くわかるカメラアングルで助かります。

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