ディズニーパーク音楽のススメ

初note。何を書くか迷うけど、今流しているパーク音楽の話でもつらつらと書いていってみよう。
ディズニーランドには色んな楽しみ方があるけど、音楽もとても面白い。
曲名とか音源はまとめてくれているサイトがあるので、そちらを参照。

ワールドバザールの楽曲

ゲートから広場を通って、全ゲストが最初に通る場所。
お買い物スポットがたくさんあるエリアですね。
ここはウォルト・ディズニーが幼少期を過ごしたミズーリ州マーセリーンをモチーフとした「メインストリートUSA」を日本向けにカスタマイズした場所ですね。これだけで1記事書けそう。

ここで流れているのはRagtimeという音楽ジャンルが多いらしい。
音楽自体は詳しくないが、1800年代後半から1900年代前半に流行したジャンル。ウォルトは1901年に誕生しているので、まさに音楽の面でも前述のテーマを表現しているんです!素晴らしい。
この「テーマを表現する音楽」っていうのがパーク音楽の素敵さ。
「ウォルトはこんな街並みで、こんな曲を聴きながら育ったんだなぁ」なんて妄想が捗りますね。
ちなみに本物のマーセリーンはあんなに派手じゃないらしい。幼少期の記憶って誇張というか美化されがちだよね。

もう1つ注目ポイント。ここで流れるいくつかの曲は、ランディ・ニューマンが作曲しているんです!後にピクサー映画「トイ・ストーリー」や、ディズニーミュージカルの再興のきっかけ(と思っている)アニメーション「プリンセスと魔法のキス(The Princess and the Frog)」の楽曲を作ることになるランディ・ニューマンが、実は開園当初からディズニーに関わってる。
意図しているのかは分かりませんが、とてもロマンチックなお話じゃないですか?

アドベンチャーランドの楽曲

さてワールドバザールを出たら左に歩いていこう。
熱帯のジャングルと冒険のエリア「アドベンチャーランド」です。
左周りか右回りかは論争の種ですねー。ディズニーランドの構造とかも面白いテーマだけど、まぁそれは別の機会に。

アドベンチャーランドはエリア全体で音楽のテーマは統一されてません!
・カリブの海賊周辺
・チャイナボイジャー周辺
・魅惑のチキルーム周辺
この3つで楽曲の印象がガラッと変わる。

カリブの海賊周辺

このエリアは日本だとアドベンチャーランドに組み込まれているけど、本国では「ニューオーリンズ・スクエア」という独立したエリアになってるの。名前の通り、ニューオーリンズやディキシーといった南部の古いスタイルのジャズが小気味いい。建物なんかも、古き良きニューオーリンズを代表する「ベランダ建築」が見られて、これまた目と耳でテーマに浸れる。
1人で散歩していると、一番滞在時間が長いエリアになりがち。

ここで流れる楽曲の1部は「The Firehouse Five Plus Two」っていうバンドの曲。このバンド、なんとディズニー黄金期を支えたアニメーター達の作った社内バンドなの!それもウォード・キンボールやフランク・トーマスみたいな「ナイン・オールドメン」と呼ばれる、ディズニー史に残る伝説的なアニメーター達がいるバンド。
「スタジオの中では、こんな小気味良い音楽が流れてたりしたのかなぁ。休憩中にセッションしちゃったりして!かっこいー!」と、これまた妄想が捗る情報だよねぇ。バンドとしても上手なのかな?上手じゃなくても、ちょっとワイルドな雰囲気にマッチして再興だけど。

チャイナボイジャー周辺

チャイナボイジャーというのはレストラン。提供されるフードはラーメンですね。ラーメン美味しいよね。
ここで流れる音楽はスチールパンな感じが特徴的な、たぶんカリプソっていうジャンル。なんで曲調だけで強い日差しとかがイメージ出来るんだろう?ディズニーのイメージが強いから?本能的なもの?
カリプソはカリブ海で生まれたジャンル。ディズニー映画でいうと「リトル・マーメイド」の「アンダー・ザ・シー」みたいな感じ。
さっきのニューオーリンズから南下して、カリブ海に到達したんだね。カリブの海賊ともリンクしていて、世界の移動が少しずつスムーズに行われるてる感じがして良いよねぇ。

このチャイナボイジャーは壊れた海賊船の廃材を利用したレストランっていうテーマで、中も船や海に関するがたくさん。この海賊船にいたコックが中国人だったから「チャイナボイジャー」って名前で、提供するのがラーメンなの。全てが繋がる。これがテーマパーク。
中のプロップスはたまにフランス語だったりして読解が難しいけど、テキストも大量にあって時間があっという間にすぎる!ただ、このレストランは激混みなので、食べ終わったら早めにハケてあげましょう。
そして、このというのが次のエリアへの橋渡しになる。

魅惑のチキルーム周辺

さらに真っ直ぐ進むと建物の雰囲気もガラッと変わる。
これも何故そう思うのかが分からないけど、聞くからに「ポリネシアン・ハワイアン」な印象を受ける曲達。
さっきのチャイナボイジャーエリアからパナマ運河をしれっと渡って、南太平洋へ。海の印象を一度挟むことで、曲調がガラッと変わってもおさまりがいいのは信者だからだろうか?

ここにあるアトラクション「魅惑のチキルーム」は、鳥と花(となんか)が歌う素敵なアトラクション。ここで流れる曲達もハワイがテーマの曲だったり、ポリネシアの民謡?だったり。レストランに至っては、その名も「ポリネシアン・レストラン」。
音楽や景色から世界観に浸った状態で、アトラクションやレストランに入っていくことで、よりその世界に没入できる、これがディズニーのテーマパークらしさであり、パーク音楽の楽しさだと思う!

しかし、この曲を調べてまとめてくれてる人ってすごいよね。感謝。
ちょっと長いな。疲れたから残りのエリアはまた今度にしよ!

追記 続きはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?