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TRPG制作日記(382) 臆病神と思いがけない結果(後神、否哉、震々)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪で対戦しながら事件を解決していく対話型ゲームです。

現在、登場妖怪の設定を行っています。

今日は、後神と否哉です。

アマテラスカード『

C151
カード名:後神[うしろがみ]
攻撃力:70
効果:相手妖怪の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、攻撃宣言した妖怪を手札に戻す。この妖怪は臆病神族である。
解説:うしろ神は臆病神につきたる神也。前にあるかとすれば、忽焉として後ろにありて、人のうしろがみをひくといへり。忽焉と後ろに現れる臆病の妖怪。後ろ髪を引かれるとは未練が残ることを意味するが、後神は決断して行動しようとする人物の決断を鈍らせる妖怪だと思われる。

C152
カード名:否哉[いやや]
攻撃力:70
効果:相手妖怪の攻撃宣言時に発動できる。攻撃対象をこの妖怪に移して、六面ダイスを一回振り4以上ならば、攻撃宣言した妖怪を手札に戻す。3以下ならば、戦闘終了までこの妖怪の攻撃力を40上げる。
解説:むかし漢の東方朔、あやしき虫をみて怪我(くはいさい、あやしいかな)と名づけしためしあり。今この否哉もこれにならひて名付たるなるべし。若い女性の後ろ姿をした老婆の妖怪。あやしい虫をあやしいかなと名付けたように、若い女性に見えた老婆の妖怪も否やと名付けられた。

C098
カード名:震々[ぶるぶる]
攻撃力:70
効果:相手妖怪の召喚成功時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、召喚した妖怪を手札に戻す。この妖怪は臆病神族である。
解説:ぶるぶる又ぞぞ神とも臆病神ともいふ。人おそるる事あれば、見戦慄してぞつとすることあり。襟元に取り憑くことで恐怖を抱かせる臆病の妖怪。震々に取り憑かれた人間は身体が震えて寒気がして、恐くなり、その場から逃げ出したくなる。恐怖を与えて行動を束縛する臆病神の仲間。


』アマテラスカード

後神と否哉は鳥山石燕の画集で並んで登録されていますが、双方とも鳥山石燕の創作だと思われています。

おそらく、臆病神を乗り越えて美しい女性に声を掛けたら、相手は老婆の妖怪だったという物語なのでしょう。

臆病神は、他に震々がいますので、効果に関連性を与えました。双方とも相手に恐怖を与えて逃亡させる能力があります。

否哉は攻撃力70の妖怪に思わせて惹きつけて、実際には山姥と同じ攻撃力110の妖怪として相手を迎撃します。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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