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TRPG制作日記(337) 顔がない妖怪と声だけの妖怪

ぬっぺっぽうとは、顔のない肉の妖怪です。そして、妖怪というのは時間が経つに従い変化していきます。

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの妖怪を制作しています。

今日は、ぬっぺっぽうとうわんです。


アマテラスカード『

C050
カード名:ぬっぺっぽう[ぬっぺっぽう]
攻撃力:110
効果:この妖怪は貉族を場から墓地に送ることでも召喚できる。この妖怪の召喚成功時に発動する。この妖怪の攻撃力は60になる。相手の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、その妖怪の攻撃を無効にする。同じ妖怪が再び攻撃宣言をした時に発動する。その妖怪を破壊する。
解説:目も鼻も口もない肉塊の妖怪。昔、男が堀で釣りをしていると良く釣れた。夕暮れに帰ろうとすると、「置いてけ」と声が聞こえたので男は蕎麦屋まで逃げた。蕎麦屋の主人に話をして見ると、主人は目も口もなかった。男は家まで逃げて、妻に目も口もない蕎麦屋の主人の話をすると、振り向いた妻には目も口もなかった。魚は消えていた。

C052
カード名:うわん[うわん]
攻撃力:110
効果:相手の攻撃宣言時に発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、その攻撃を無効にして攻撃宣言した妖怪を怯えさせる。怯えた妖怪はターン終了時まで、効果は無効にされて攻撃宣言できない。
解説:お歯黒をした指が三本の鬼の妖怪。昔、夫婦が借金で逃げ出した者が住んでいたという古い屋敷を購入した。しかし、屋敷で暮らすと、夜に「うわん」と大きな声がして眠ることができない。近所の住人に話を聞くと、そのような声は聞こえなかったと言う。話を聞いていた老人は、古い屋敷にはうわんが住み着くと夫婦に教えた。

』アマテラスカード

ぬっぺっぽうは肉の塊で、顔がなく、それが置いてけ堀ののっぺらぼうになったという説があります。また、のっぺらぼうの正体は貉という説があり、小泉八雲の顔のない妖怪の正体は「貉」です。

そのため、貉から召喚できるようにして、また攻撃力も動物妖怪と同じ60になるようにしました。

のっぺらぼうは、二度驚かす。ということで、一度目はは攻撃無効、二度目に破壊と効果を二十にしました。


鳥山石燕の画集では、のっぺっぽう、牛鬼、うわんの順で並んでいますが牛鬼が挟まれている理由は不明です。

C051
カード名:牛鬼[うしおに]
攻撃力:135
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、相手対戦者一人を退場させる。また、この妖怪が破壊された時に発動する。手札、墓地から濡女を召喚する。牛鬼は濡女がデッキに登録されていないと登録できない。
解説:海や河に住む水の妖怪。頭は牛、身体は鬼で、毒を吐き、獰猛で人を食い殺すのを好むと言われている。ある時、男性が空腹の女性に弁当を与えると、彼女の正体が牛鬼で洪水で流された時に助けてくれた。しかし、牛鬼は人を助けることが禁じられているため男性を助けた牛鬼は消えてしまったらしい。牛鬼は妖怪土蜘蛛と同じ昆虫の身体で描かれることがある。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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