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TRPG制作日記(339) 光の妖怪

不知火、古戦場火、青鷺火などは、光に関係する妖怪です。現象から妖怪が想定されました。

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGに登場するを制作しています。

今日は、不知火、古戦場火、青鷺火、提灯火です。

アマテラスカード『

C067
カード名:不知火[しらぬい]
攻撃力:40
効果:この妖怪が場に存在している場合は、攻撃宣言に対して効果を発動できず、効果の発動に対して効果を発動できない。また、この妖怪が効果で破壊された時に自分妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪は次の戦闘で戦闘相手の妖怪を破壊する。
解説:筑紫の海にもゆる火ありて、景行天皇の御船を迎えしとかや。昔、熊襲を征伐した景行天皇が船で海に出ると、暗くなり、岸に着くのが難しかった。すると、遠くに火の光が見えたので、天皇は「光の向かって進め」と言った。光に向かい進むと、岸に辿り着いたが火の正体が分からないので、この地域を火国と名付けた。

C068
カード名:古戦場火[こせんじょうのひ]
攻撃力:40
効果:自分の場に存在する妖怪が、戦闘、効果で破壊された時に手札、墓地から何度でも発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪を召喚する。この妖怪は攻撃力100以上の妖怪との戦闘では破壊されない。また、この妖怪が効果で破壊された時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、墓地の妖怪一体を召喚する。
解説:一将功なりて万骨かれし枯れ野には、燐火とて火のもゆる事あり。戦場の血がこぼれた跡に現れる火の妖怪。大坂夏の陣で徳川家に滅ぼされた豊臣家の武士は、成仏できずに古戦場火となり、何かを探すように戦場を彷徨っていると言われている。

C069
カード名:青鷺火[あおさぎのひ]
攻撃力:70
効果:攻撃力100以上の妖怪は、この妖怪に攻撃宣言できない。この妖怪が効果で破壊された時に相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を破壊する。
解説:青鷺の年を経しは、夜飛ぶときはかならず其羽ひかるもの也。翼は激しく光り、嘴の鋭い光の動物妖怪。この青鷺とは五位鷺のことで、五位の光とも呼ばれる。夜に飛ぶと火のように見え、月夜ではもっとも明るく輝き、岸部に立つと人が佇んでいるように見えると言われている。

C070
カード名:提灯火[ちょうちんび]
攻撃力:60
効果:自分の戦闘前フェイズに攻撃力が95以下の相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪の効果を得る。この妖怪が効果で破壊された時に発動できる。手札から妖怪一体を召喚して、狐火か狸を選択して、召喚された妖怪のカード名を選択したカード名にする。
解説:田舎などに提灯火とて畔道に火のもゆる事あり。昔、四国で雨の降る夜、数十個の提灯火が目撃されたと伝えられる。正体は狐と思われており、化け物が提灯を灯しているので提灯火と言う。徳島県の一部では狸火と呼ばれているらしい。


』アマテラスカード

不知火は神話、古戦場火は歴史、青鷺火は伝承、提灯火は怪談で、すべて光が見えたので、その正体として妖怪を想定したものです。

目に見えるものは、目に見えないものから生まれている。

水という現象から、水分子が想定されるように、まずは現象が存在して正体を推測するのが光の妖怪です。

提灯火の正体は狐と狸らしいので、狐火と狸に攻撃力と効果を合わせました。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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