③大人が褒め方がわからない!?
こんにちは
札幌を中心に活動する絵本画家の太陽と牛(たいようとうし)です。
ボクが2021年11月に開催した絵本「ライバル」原画展では原画を展示する他にも
児童発達支援デイサービスの子ども達から塗り絵を募集し展示しました。
今回の原画展では、絵本のテーマにちなんで「子ども達の自信になる機会」にしてもらう個展にすべくの試みでです。
1,褒めカードの導入
ただ展示しただけではなく、このような褒めカードを来場した大人に配りました
このような褒めカードを来場した大人に配り、子ども達の塗り絵の中から気に入った作品の「良いところ」「気になったところ」「上手なところ」などの通称「褒めポイント」を描いてもらい、その褒めカードと共に子ども達に返却する試みを今回の原画展では初めて行いました。
2,知らない大人から新たな目線を
親御さんや・学校の先生など身近な大人だけでなく普段関わることのない大人の意見や、新たな価値観や、目線で褒められることで子ども達の自信になる機会を提供する目的があります。
実際に全ての絵に褒めカードが描かれ、「上手だった」「綺麗」のような言葉にとどまらず「そうきたか!!」「発想力が天才的だ」など大人顔負け発送や自由な絵に言葉を失う姿がありました。
きっと子ども達の自信に繋がったのではないかと思います。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
3,大人が子ども達の絵の前で固まる
さて、ここからが本題です。
「子ども達の自信になる機会」ということでこの企画を始めたんですが
実際にやってみて新たな事がわかりました。
それは
多くの大人が「褒めポイント」が見つけられなかったという事でした。
何を描いたら良いのか分からず塗り絵の前で30分以上頭を抱えた人もいました。
「どう伝えてあげれば良いのか」「何を褒めてあげれば良いんだろう」
そんな事に悩んでペンが動かない事もありました。
人の悪いところはすぐに見つけられても
人の良いところには中々見つけられないものですよね
今回のこの試みは、子ども達の為にやり始めたものですが
大人にとっても自分を見つめ直したり、素直に物事を考えたりする
とても良い機会になりました。
大人も子どもも学ぶ事ができる展覧会を目指して次回個展をやるときも、この試みを続けていこうと思います。
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