【詩】スケープ・ゴースト・リデューサー
あーあ、ノイズが入ってる。
そろそろ掃除が必要か。
おや君、写真は好きかな?
ここは街の新聞屋。
映りこんだゴーストを
箒ではたいて追い出す。
クレンザーをかけて、
たわしでごしごし擦る。
ほらできた。
ゴーストなんかどこにも居ない。
そうだろ?
写真は嘘でできている。
真実なんてここにはない。
可哀想に、信じてるんだね。
この夜は嘘でできている。
早く、この街を出た方が良いよ?
詩群『スケープ・ゴースト・タウン』の7篇目です。
舞台『スケープ・ゴースト・タウン』ですが、諸般の事情により公演を見送ることになりました。
予約してくださっていた方、申し訳ございません。
詳細は以下のツイートをご覧ください。
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