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【舞台芸術のツボ】大道芸で出会えたぼくの世界を広げてくれた人

こんにちは。舞台芸術をこよなく愛する20歳、なかおたいようです。(@butaigeijyutu)。
大道芸で出会えたかけがえのない人との思い出を綴っていきたいと思います。

その時にしか見れないパフォーマンスやお客さんとのやりとりが楽しい大道芸。
初めてみるパフォーマーさんはどんなパフォーマンスをするのだろう?と観たい知りたいと思うと体が動く。
イベントの出演者が気になり始めると、いてもたってもいられず問い合わせをした。
分からなかった時は行ってのお楽しみだった。
週末は楽しい大道芸のエネルギーを体いっぱい吸収して、月曜日から登校を頑張れた。


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下校後の楽しみはSNSで大道芸人さんの写真をあげているヒロさんの写真を観ることだった。
ぼくがまだみたことのない大道芸人さんの写真がたくさんのっていて、毎週上がってくる写真が楽しみだった。
写真から観客のみんなが、そしてヒロさんの笑い声がきこえてきてぼくも楽しくなる。
ヒロさんってどんな人だろう…。



志免祭で出会えて世界が広がる

2013年ヒロさんが福岡の志免祭にくる事をSNSで知り、ぼくも志免祭へ出かけた。
ヒロさんのアイコンは人影だった。
大柄で髪は短かくてカメラを持っている人を探す。
この人がヒロさんかな? 大柄の人がみな、ヒロさんに見える。
志免祭がまもなく終わろうとしていた頃、大道芸人ハリーさんのショーが終わり、観客が帰っていた時のこと。 もしかして?

声をかけることはとっても勇気がいったけれど、もう会えないかもしれないと思うと、思い切って声をかけていた。

「ヒロさんですか?」
「え⁈ そうだけど… 」
「うわっ! やっと会えた!」

ぼくは嬉しくてヒロさんの大きな胸な飛び込んでいた。


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(2013 年4月 志免祭にて)


「〇〇さんはどんなパフォーマンスをするんですか?」「〇〇さんを観たんですね」「大道芸人〇〇さん知っていますか?」とぼくは次々と質問をする。
その度に微笑みながらヒロさんは丁寧に答えてくれた。
ヒロさんの話にワクワクしながら聞き入った。
「福岡からだったら、ふくやま大道芸へ行ってみるといいよ」
「ふくやま大道芸⁈ 楽しいだろうな〜」


ふくやまの街を一緒に歩く
翌年の2014年5月、幸運なことに15才の誕生日をふくやま大道芸で迎えることができた。
初めてみるふくやま大道芸は、出演者の数も多くエリアも広く人の多さに驚きだった。
全国から集まってきた60数組の大道芸人さんを全て観るには難しくて、タイムテーブル表とにらめっこする。
バラがふくやまの街を彩り、妹は綺麗だねとバラの花を見つける度に立ち止まる。
早くいこうよと足早に歩いていると、思わぬところで大道芸人さんとばったり出会えて今度はぼくが立ち止まる。

ヒロさんは大道芸ポイントをひとつずつ歩いて教えてくれた。
ぼくは疲れも感じないくらい楽しかった。
ふくやま大道芸フェスティバル以降、福岡で一緒にヒロさんと大道芸を観ることができたのも、ぼくの大切な思い出だ。

ヒロさんからの贈りもの
ヒロさんから別れ際にたくさんの大道芸フェスティバルのパンフレットをもらえた。
そこにはぼくの知らない大道芸の世界がいっぱい広がっていた。
パンフレットを引っ張り出し、まだ観れていない大道芸人さんにいつか会える日が来るのかなと思いながら眺める。

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ぼくのお気に入りヒロさんの写真

フェイスペインターミホウさんより描いてもらえた嬉しさとちょっと怖がっている妹。

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(2014年ふくやま大道芸にて)


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