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国立台湾大学 物理 微積分 等々

台湾の大学の授業受講についてです。これは合格点をとる(単位をとる、及第点をとる)ことを目標にした私の経験談です。学習がスムーズに行っている方にとってはずるいと思われるかもしれないです。


勉強方法

国立台湾大学に行って、今振り返って勉強方法を知っていることが大事だと思いました。私は国立台湾大学に入る頭はありませんが、入学させていただきました。自分なりにやってみて、体を壊し、うつになり、自殺未遂までしてどうにか頑張ろうとした過去を踏まえて思うのは入ったからといって自分も国立台湾大学生のように頭がよくなるわけではなかったということです。そんなの当たり前なんですが、自分の過去を振り返るとつくづくそう思います。そこで得たのは頭がよい、要領が良い、素晴らしい方々と一緒に学べるという機会でした。台湾が、国立台湾大学が、その機会をくださって本当に感謝しています。その選択肢をくれた両親に感謝です。
しばし記憶があいまいなところと、〇十年前の話ですので、制度が変わっていることもあります。しかし、留学生が迎えるであろう局面は同じだと思いますので。この記録がこれから台湾に進学する方々に役立てばうれしいです。
私が進学したのは国立台湾大学の機械工学です。
当初大学一年で履修する科目に物理や化学、微積分などがありました。
物理と微積分は機械工学、理系なので一番難しい甲(台湾大学では科目によってレベルが上から甲乙丙と設定されていました。)、化学は丙でした。
物理や微積分の学習方法そして今振り返ってこうすれば良かったことを伝えます。

当時 物理微積分

それぞれ物理学科の先生から物理を数学学科の先生から微積分を学んでいました。教科書は分厚い英語の原書で、台湾で学ぶに当たりそれら教科書の中国語版を入手することができました。私は中国語もままならず今のように外国人大学生向けの中国語クラスもなく、中国語大学一年生のときは小学生が行く公文式に通ってもいました。そのためできる限り日本語版の教科書を入手していました。そして家庭教師もお願いしていました。思い出すと利用していたのは

教授 自分の担任の教授の部屋に毎週行って本当に基礎の基礎から教えてもらっていました。
家庭教師 同じ大学の大学院生(ごめんなさい、記憶があやふやで、確か数学か物理学科の院生の先輩でした)に家庭教師をしてもらった
公文式 台湾人の小学生と一緒に公文式を学びに行った

です。
毎日の過ごし方は
朝から晩まで授業外は24時間図書室で学習
でしたが、学習の仕方がわからなかったので大変非効率で体を壊しました。

学習方法

及第点を取る対策をする。
及第点をとるにはターゲットとして 
授業、テスト、レポートの対策が必要です。

学習方法 授業

授業はちんぷんかんぷんなので理想としてシラバスを見て、その日何の話をするか事前に理解する。できれば教授にこれだけやればわかるというのを事前に教えてもらうと良いですね。シラバスにポイントが書かれていて、物理や微積分、経済学といった基本科目はオンライン(授業をオンライン公開している Open Course Ware については以下参照)で公開されているので、心の準備としてみていくのもいいです。

ノートをとる技術を身につけていられれば良かったと思います。
当時は聞き漏らしてはいけないと一字一句ノートに取る努力をしていましたが文字の羅列で授業内容はほぼ頭に入っていませんでした。
見直す時間もなかったですし、それよりも中間、期末テストに向けてこの授業ではこれを教えてるんだなと理解できるのがいいなと思いました。

学習方法 テスト

テストは過去問があるのが一番です。そのテストの及第点をとるためにどうすればいいかを考えます。問題がもうちんぷんかんぷんであろうがとにかく教えてもらう。基礎科目の微積分は大学によっては大学全体のサポートがあるようです。

国立台湾大学には ”台湾大学学習カウンセリング”というサービスがあります。

台湾大学学習カウンセリングより

そちらでは基礎科目や専門科目の学習をサポートしてくれます。たとえばスケジュールを見ると

このようにいくつかの科目の学習サポートが受けられます。

たとえばとある日は統計学はまだ枠があるようです。
ここでテスト対策を聞くのが良いでしょう。

学習方法 レポート

レポートは中国語が基本です。中国語がままならなければ英語や日本語でいいか教授に早々相談することです。また先輩にレポートを見せてもらうのも参考になるので良いと思います。コピーは止めましょう。


履修方法

  1. ターゲット整理

  2. 先輩に聞く

  3. 先生に聞く

  4. 国際センターに行く

  5. フォロープログラムを活用する

  6. 夏休みに履修する

  7. 一度履修を止めて、翌年以降に履修する


1.ターゲット整理

履修する科目のシラバスを確認し、合格するにはどのようにすればいいかを考えます。
国立台湾大学では授業検索サイトから授業のシラバスが見られます。
物理”普通物理學甲上”を見てみます。

国立台湾大学授業検索サイトより
機械工学”普通物理學甲上 ”シラバスより
機械工学”普通物理學甲上 ”シラバスより

課程要求

授業の要求_=課程要求 として、
”この授業は楽ではなく、宿題が多く、試験はきついです!=這課不涼,作業多,考試重!
授業をサボらないこと=建議別蹺課”
とあります。
ここからこの授業の姿勢が見受けられるので1週間3コマ(3単位)の授業の他に学習(宿題等々)の時間を考えていきます。
次に大事なのはどうしたら及第点をとれるか。それは

評量方式

評価方法=評量方式 に書かれています。

機械工学”普通物理學甲上 ”シラバスより

残念ながらこちらの授業では公開されていませんでしたが授業によっては
以下のように書かれています。

ここからどうすれば及第点の6割がとれるか考えていきます。
授業によっては

こちらの科目のように試験だけで評価する科目もあります。
私は試験で及第点の6割を取るのは難しいので授業参加度、平常成績やレポートを加味してくれる授業をとるほうがいいかなと思います。
また、当時の私の大学時代にはなかったのですが、”学習困難がある学生への対応=針對學生困難提供學生調整方式”の項目が追加されていました。

”学習困難がある学生への対応=針對學生困難提供學生調整方式”

機械工学”普通物理學甲上 ”シラバスより

授業:補助として録画
宿題:口頭発表をレポートによって代える
試験:試験をレポート(口頭)報告によって代える
その他:教授と学生双方で決める
とあります。
これら情報を踏まえて、学習準備をしていきます。

2.先輩に聞く

とにもかくにも先輩に聞くのが1番です。今までの問題の傾向や教科書の情報を教えてもらいましょう。機械工学に進学した台湾留学JP卒業生づてに、台湾大学機械工学には次のサイトがあると教えてもらいました。情報戦なので、こういった情報は本当に貴重です。先輩に教えてもらったら次は自分たちが後輩に教えられたらと思います。

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