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1964年から続く台湾ガラスの工場へ!繊細で美しい耐熱ガラス製品「TG」はどうやって作られてるの?【台湾ものづくり現場のヒミツ vol.2】
毎日を豊かにしてくれる、革新的で個性的な台湾のプロダクトたち。
近年はそのデザイン性や性能が認められ、ありがたいことに日本のショップでも取扱いが増えてきています!
みなさんも台湾ブランドの製品を街中で見かけることが増えてきたのでは?
では、それらの優秀な製品たちは台湾でどのように作られているのでしょうか。
ということで!
今回は、普段は見れない製造現場を見学するシリーズ「台湾ものづくり現場のヒミツ」第2弾!
「ものづくり」という観点から、「台湾エクセレンス賞」受賞製品の秘密や魅力に迫っていきたいと思います!
前回は、台湾で60年以上の歴史をもつロングセラー商品「大同電鍋(だいどうでんなべ)」をご紹介しました。
今回特集するのは、高品質な耐熱ガラスとスタイリッシュなデザインが人気の「TG」シリーズ。
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台湾を代表するガラスメーカー・台湾ガラス (台湾玻璃工業)が、日本のプロダクトデザイナー・深澤直人さんを迎えて立ち上げた、美しい耐熱ガラス製品シリーズです。
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TGには、グラスや食器、テーブルウェアなど、日常使いにぴったりな優れたアイテムが揃っています!
繊細で美しく機能性も兼ね備えたガラス製品は、一体どうやって作られているのでしょうか。
台湾ものづくり現場のヒミツを一緒に探っていきましょう!
台湾ガラス初のオリジナルブランド「TG」とは
工場に潜入する前に、まずは台湾ガラスとTGシリーズについて簡単にご紹介させてください!
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「台湾ガラス(台湾玻璃工業)」は、1964年に設立された台湾最大規模のガラスメーカー。主にガラスの製造・加工・販売を行っており、世界でも第4位の規模を誇ります。
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グラスや瓶などの食品保存容器だけでなく、自動車用ガラス、モバイル機器、ガラス繊維など、多種多様なガラス製品を製造しています。
台湾で有名なこちらのウィスキー瓶も、実は台湾ガラスで作られているんですよ。
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このように、これまではOEM製造が中心だった台湾ガラスですが、「長年培ってきた高い技術力を活かして、シンプルで良いものを作りたい」という想いから、プロダクトデザイナー・深澤直人さんをデザイナーに迎え、初めて自社ブランドを立ち上げました。
それが、2018年に誕生した「TG」シリーズです。
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グラスからサラダボウル、コーヒーカップなど、実用性にも優れた幅広いアイテムが次々と生まれています。
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TGの特徴は、シンプルかつ温かみのあるデザイン。なめらかな曲線は、深澤直人さんが感じた台湾人の温かさや優しさを表現しているんだそう!
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繊細ですっきりとしたデザインは、使う人の手にもすっと馴染んでくれます。
もちろんデザインだけでなく、実用性も抜群!
400℃まで耐熱可能なので、熱いお湯を入れても大丈夫。電子レンジやオーブンなどでも使用できます。
その優れたデザインや性能は、専門家たちのお墨付き。
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TGシリーズは、私たちが運営する台湾の優れた製品に贈られるアワード「台湾エクセレンス賞」を度々受賞しています。
▼台湾エクセレンスの選考プロセスについてはこちら
現在は日本にも販路を広げており、最近はセレクトショップやポップアップストアなどでも見かけるようになりました。
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台湾国内はもちろん、日本でもその素晴らしさが認められてきている「TG」シリーズ。
繊細で美しい耐熱ガラス製品は、一体どのように作られているのでしょうか。
その秘密を探りに、今回は台湾・新竹にある台湾ガラスの工場へ行ってきました!
熱々の釜は1600度以上!原料を溶かして透明度の高いガラスへ
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台湾ガラスの工場があるのは、台湾の西北部に位置する新竹地区。
新竹は昔からガラス産業が盛んで、世界的な評価を受けている多くの企業やブランドが拠点を構えていることでも有名です。
その中でも今回訪れる台湾ガラスの新竹工場は、1969年から続く歴史ある工場!TGシリーズを含む様々なガラス製品を製造しています。
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早速中に入ってみると、様々な機器や管の入り組んだ広い空間が広がっていました!
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機械の奥で、何かが燃えているようですね?
これはガラスの原料を溶かす窯。その温度はなんと1600度以上!
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粉末状の原料が、透明度の高い美しいガラスへと生まれ変わるなんて、なんだか不思議ですよね。
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次に、溶かしたガラスを製品の形に成形していきます。
こちらの機械で製造しているのは、ガラス瓶!
熱々出来立てのガラス瓶は、冷まされながら次の工程へ。
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ビンの大きさや傷の有無などを1つずつ厳しくチェックしていました。
検品して使えないものがあれば、回収して原料に戻し再び釜の中へ。
無駄のないエコな製造方法ですね!
丁寧な手作業と機械作業で、高性能で美しいグラスを実現
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TGの耐熱グラスを発見!
こちらでは、成形したガラスを加熱して溶かし、グラスの形にカットしています。
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TGは、全ての製品の底の部分が丸みを帯びたUの字になっています。温かみのある曲線美が特徴です。
段々と、製品の形に近づいてきましたね!
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続いて、鋭利な切り口を滑らかにするため、炎で加熱します。
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炎での加熱後、グラスは熱々!
温度差が大きいと割れやすくなるため、ベルトコンベアに乗せてゆっくりと移動しながらグラス全体の温度を一定にしていきます。
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加熱後のグラスは、人の手で1つ1つ検品!
小さい泡や傷があると商品にならないため、厳しくチェックしています。
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マグカップなどを作る場合は、ここで一手間。
出来上がったカップ1つ1つに、取っ手をつけていきます。
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TGはハンドメイドの取っ手を採用しているため、全てが全く同じ形ではありません。そのため、1つずつ手作業で確認をしながら溶接しています。
出来上がったマグカップは、再び炎で加熱することでより強度を高めていきます。
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人の手と機械の力、どちらも使いながら、精巧なグラスが出来上がっていくのですね!
最後の梱包作業へ。高品質で安全な製品のヒミツはここにも!
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ついに最後の工程へ!
製品を綺麗に磨きながら、出荷前の最終チェックをします。
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製造の工程で行う入念な検品に加えて、箱詰め前にもう一度じっくりと確認します。
こうして選び抜かれた製品が、みなさんの元へと送り出されていくのですね!
【番外編】「緑色のガラスの塊」を発見!この正体とは...?
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ショールームの入口に、深緑色をしたガラスの塊が飾られていました。
まるで宝石のような美しさです!
実はこれは、釜の中に残ったガラスを取り出したもの。
どれくらいの期間、釜の中にあったと思いますか?
正解は・・・なんと8年間!
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ガラスは液体になった後に冷めると固まってしまう性質のため、工場は1年中火を止めることができません。
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ただし、8年に一度、台湾の電力会社が運営していない時だけ、唯一工場が止まるそうです。
その時に釜の中に残っていたのが、この緑色のガラスなんです!
キラキラと輝く結晶が、長年積み重ねてきた企業努力を物語っています。
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みなさん、台湾ガラスの工場見学はいかがでしたか?
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美しく高品質なガラス製品に秘められたこだわりや工夫の数々。製造現場を見学して初めて知ることもたくさんありましたね!
「TGシリーズが気になる!」という方は、ぜひご自身でも手に馴染む美しいデザインや機能性を体感してみてください。
公式オンラインショップや楽天販売サイトでは、日本からも実際に製品をご購入いただけます。
TG 公式オンラインショップ
https://tg-japan.com/tg
楽天販売サイト
https://item.rakuten.co.jp/twdirect/c/0000000756/
▼工場見学の様子は、動画でも詳しくご紹介しています!
動画では、好奇心いっぱいの福熊くんが見学してくれました!
ぜひこちらも合わせてご覧くださいね♪
次回は、HORIZON「ラグジュアリーヨット」の製造現場にお邪魔します!
豪華でかっこいい大型ヨットの製造工程とは...?お楽しみに!
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