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『金香』と『黒后』〜台湾産ワインの代表的なぶどう品種

≪トップ写真≫ 
鵬群頂酒莊のぶどう畑

ぶどう産地としての台湾

台湾では、フルーツとしてのぶどう品種🍇、ワイン醸造用ぶどう品種🍇のどちらも栽培されています。

ワイン用ぶどうの産地として、台湾は気候風土的に厳しい条件に置かれている産地と言えます。

"土地水はけがいい" "昼夜の温度差が大きい" "湿度が高すぎない" 日照時間に恵まれている" "雨が降りすぎない" など、いくつもの栽培に適していると言われる条件がありますが…

高温多湿の亜熱帯気候、台風や梅雨の影響をモロに受けてしまうことも多いなど…お世辞にも恵まれているとは言いづらい産地であると思います。

ですが…むしろ、だからこそ!
台湾では、現地に適応するブドウ品種に関する研究が進んでおり、1950年代から様々なワイン用ぶどう品種が導入され、試験栽培を経て適応品種を選抜してきました。また、並行して進められている交配育種により、台湾独自のぶどう品種も開発されています。

現在、台湾産ワインの主要品種としては、次の2種類のぶどう品種が広く栽培されています。

台湾の白ワイン用主要ぶどう品種『金香』

【白ワイン用品種】ゴールデンマスカット(台湾名『金香』)

画像2


台湾の赤ワイン用主要ぶどう品種『黒后』

【赤ワイン用品種】ブラッククイーン(台湾名『黒后』)

ブラッククイーン (1)


それぞれのぶどう品種については、次の機会に <(_ _)>

≪参考文献・資料≫
『台灣釀酒葡萄品質之檢討』
≪写真引用元≫
(2枚目)
Ursula Brühl, Julius Kühn-Institut (JKI), Federal Research Centre for Cultivated Plants, Institute for Grapevine Breeding Geilweilerhof - 76833 Siebeldingen, GERMANY
(3枚目)
Ursula Brühl, Julius Kühn-Institut (JKI), Federal Research Centre for Cultivated Plants, Institute for Grapevine Breeding Geilweilerhof - 76833 Siebeldingen, GERMANY

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