台湾留学ヒント-中国語検定?HSK?それとも華語能力検定?

今日は中国語を勉強している人は、一度は考えたことがあるであろう中国語に関する検定についてお話します。


日本で中国語を勉強している時に、おそらく一度は耳にしたことがあるのが、中国語検定だと思います。そしてその次はHSKというものだと思います。さて、その差はなんでしょうか。簡単に説明すると中国語検定は日本の団体が主催しているもので、HSKは中国政府の関係組織が実施しているものです。どちらとも中国語の能力を測るものですが主催している国が違うのでメインに使用できる国も違います。HSKも最近は日本の企業でも有名になってきましたが、それでもおそらくは中国語検定のほうがよく知られていると思います。その反対に中国では圧倒的にHSKが知られており使用されています。

さてここで疑問です。じゃ台湾はどちらを使用しているのか、台湾に留学したいんだけど使用できるのか。結論から言うとどちらもあまり有効ではありません。

台湾では圧倒的に華語能力検定が一般的であり公的だからです。公的というのは台湾が公認している試験であり、仮に台湾の大学に留学しようとしている、もしくは大学院に留学しようとしている、奨学金をもらいたい、などこういった場合には中国語検定やHSKは使用できません。必ず華語能力検定を受験しある程度の基準を満たしていることなどが条件になります。例えば私が通う台湾大学の博士課程などでも受験時の出願要件として記載されています。また台湾奨学金を申請する際も必要です。


日本では聞いたことがないという人が多いと思いますが台湾に留学する人、したい人は是非この華語能力検定を受験してみてください。

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