中小企業グループ地域力向上支援 採択企業紹介①┃下町そぞろめぐり実行委員会
令和4年度中小企業グループ地域力向上支援に採択された企業さんを紹介いたします!
事例②は↓こちら↓からご覧ください。
中小企業グループ地域力向上支援とは・・・
区内に事業所(事務所・店舗等)を有する中小企業者等が連携し、新しい経済活動の創出や、地域の賑わいを生み出す取組みをする場合に、経費の一部を補助するものです。
詳細はこちらをご覧ください。(台東区役所ホームページへ移動します)
https://www.city.taito.lg.jp/bunka_kanko/jigyoukeiei/jigyoudan/jyosei/group.html
採択企業紹介 下町そぞろめぐり実行委員会さんを紹介いたします!
下町そぞろめぐり実行委員会さんは、「KURAMAEモデルを普及・推進」と「下町そぞろめぐり(スタンプラリー)の企画」に活用をするため、補助金に申請、*採択されました。
*補助を受けるためには、採択審査で助成対象として採択される必要があります。
KURAMAEモデルとは・・
「下町そぞろめぐり(スタンプラリー)」とは・・
蔵前商店街とコラボレーションをした、長期間街歩きを楽しむことができるスタンプラリーです。地域住民が老若男女を問わず参加可能で、蔵前をたまたま来訪した方も同じルールで疎外感なく取り組んでいただけるイベントです。
【申請事業内容】
取組みを通じて、人とお店と街の新たなパートナーシップによるアップサイクルを実現させ、地域経済の活性化とサステナブルな地域づくりをめざす。
1.KURAMAEモデルを普及、推進
2020年より台東区蔵前で「地域のコーヒー事業者から福祉作業所が資源を回収・加工し、アップサイクルの原材料を創出する」という仕組みで運営されていたKURAMAEモデルを普及、推進する。
2.下町そぞろめぐり(スタンプラリー)
蔵前商店街とコラボレーションを行い、長期間街歩きを楽しむことができるスタンプラリー「下町そぞろめぐり」を企画。地域住民が老若男女を問わず参加可能で、蔵前をたまたま来訪した方も同じルールで疎外感なく取り組んでいただけるイベントを行う。
【目的・背景】
まったく得意分野が違う5事業者が集まり、補助金の申請を行うことで、改めて「蔵前を地域全体で取り組む持続可能な循環の中心とし、ものづくりとこだわりの街のブランディングを行う」という目標を共有。
それぞれのノウハウを生かした取り組みを同じ価値観で行いながらイベントなどを定期開催できるプラットフォームを構築したいと考えていました。
【注目ポイント】
KURAMAEモデルでは半年以上のコンポストマシン運用を実現したことによって、初めて「蔵前の堆肥で谷中の土地を潤し、野菜を蔵前に戻す」という循環が実現できました。
スタンプラリーでは有志の中小企業診断士と連携を行い、スタンプラリー設置店参加基準の策定など、「胸を張ってサステナブルといえるスポット」のメンバーが集結しました。
【チームメンバー 5社】
【メンバーが集まったきっかけ】
KURAMAEモデルをきっかけに縁の木が縁をつないだ形にはなっていますが、みなさんの想いや大切にしたいことが似通っているからこそ、同じ目的を持つことができました。
【申請事業をグループで実施することになった経緯】
縁の木よりお声掛けをしました。
KURAMAEモデルというBtoBの取り組みを個人のお客様に知っていただくとともに、コロナ禍で人と話す機会や街をめぐる機会を逸してきた子どもたちに楽しく街歩きをしてほしいと考え、実現できる実行力とノウハウをお持ちの皆さまにお声掛けをしました。
【連携できたことのメリット】
小さな店やスポットが別々の強みを生かして動くことで、多くの方にスタンプラリーや小さなマルシェを楽しんでいただき、KURAMAEモデルを知っていただくことができました。
蔵前商店街では引き続き「サステナブルな蔵前」をブランディングしたいというお声もいただいており、お店同士の連携も増えています。
【今後の展望】
台東区蔵前地区においてはKURAMAEモデルのより一層の発展・定着と定期的な下町そぞろマルシェの開催を目指します。
スタンプラリーはすでに希望いただいている別地区があり、範囲を広げての取り組みを前向きに検討しています。
最後にKURAMAEモデルを他地域で展開してみたい、というお声をいただき、「自分が住む地域のお困りごとをサステナブルに解決する」という仕組みを一緒に考えるワークショップを立ち上げてまいります。
文責:中小企業グループ地域力向上支援事業担当
文章・写真提供:下町そぞろめぐり実行委員会様