「電動キックボード日本一周」から1年経った大学生は今、何を想うか。苦難、希望、起業、世界へ...23歳伊藤大憧の挑戦。
「僕は電動キックボードで日本一周する大学生」という動画で昨年4月、僕は、人生初のバズりを経験した。
TikTokでは1本200万再生越えを数発、Youtubeでも40万再生を越える再生回数を叩き出していた。
そしてフォロワー数も合計9万人に達するほどとなっていた。
そんな「世界初の挑戦」である、電動キックボードで日本一周は、ちょうど1年前の9月、完走することができた。
そして1年経った今、僕は当時毎日更新していたSNS動画投稿を全く更新しない状況となってしまっている。
そんな僕は今、「何をして」「何を想い」「何を考えて」いるのか、日本一周から1年経った今、「日本一周」は本当にして良かったのか、正直に話していきたいと思う。
そしてもう一つ。
僕の大好きな「旅」を少しでも多くの人に出たいと思ってもらえるように、を裏テーマとして話していこうと思う。
このnoteを読んでみて、よければいいねと正直な感想をコメントをしていただけると嬉しいです。
日本一周について
2021年4月1日。
僕は未だかつて誰もしていない「電動キックボードで日本一周」の旅に向けてスタートした。
正直不安の方が大きかった。
しかし、日本各地を回れば回るほど、出逢う人に助けられ、心を動かされ、価値観を広げられ、いつしか不安はなくなり、人に出逢うため旅をするようになっていた。
もちろん素敵な出会いだけではなく、日本各地の絶景や、美味しい食とも巡り合い、今まで知らなかった日本を知れた。
時間をかけてたどり着く絶景の達成感や、お腹を空かせて食べる各地のグルメは、言葉にはできないかけがえのないものだった。
ただやはり、僕はこの旅を通して「人」というものに惹かれ、日本各地で出逢う旅人、応援してくれる人、現地の人と話すのが本当に楽しかった。
特に同じ時期に日本一周をしている人達と出逢うと、仲間意識が生まれ、夜遅くまで語り、飲み、本当に良い時間だった。
「電動キックボード」についても、本当に沢山のドラマがあった。
電動キックボードでの旅は、想像以上に困難で、充電切れ、パッテリー持ち、タイヤのパンクなど、様々なトラブルがあった。
しかし、スポンサーとして支えてくださった「swallow合同会社」様、そして仲間の旅人、現地で助けてくれた方達のおかげで、幾度となるトラブルを乗り越えることができた。
そしてトラブルを乗り切る度に、相棒の電動キックボードに愛着が湧き、助けてくれた方との絆も生まれ、かけがえのない経験となった。
そうして日本一周から1年経った今、僕は今でも「楽しかった記憶」が蘇る。
仲間と語り合ったあの時間、日本各地で見つけた自分のお気に入りの場所、絶景を見ながらの一息、地元の美味しいご飯…
本当に楽しく、幸せだった。日本一周をして良かったと今でも心から感じる。
また数年後、日本を周りたい。
ただ、次の移動手段は車とかかな…(笑)
SNSについて
TikTok8万5千人、Instagram1万5千人のフォロワーがいた僕は、今、何も更新していない。
そうして、現在フォロワーは著しく下がった。
なぜ辞めたのか
結論、あの頃のSNSをやっている自分は幸せじゃなかった。
旅中、SNSに力を入れているとどうしても「バズりそうなもの」「映えそうなもの」を求めてしまっていた。
そんな中、実際に肌で感じる旅とSNSの旅にギャップが生まれ始め、そもそも自分は何のために日本一周をしているのか?と疑問を持つようになっていた。
もちろん発信をして色んな方に会いたい、これから旅へ出たい人へのなにかのきっかけになってほしい思いは強かったが、それでも現実とSNS上の自分の差が辛くなり、日本一周中にSNSから少しずつ遠ざかるようになっていた。
そして再生数も落ち、アンチも増え、次第に嫌になり、SNSをやっている時の自分は幸せではないと感じ、SNSから離れることにした。
なぜそうなったのか
僕が動画投稿を辞めたのは、何も「旅×SNS」が間違っている、と言いたいわけではない。
単純に僕自身の問題で、「SNS上の自分」を作り上げてしまったのが原因だと感じる。
旅を通して、徐々に感じてくる現実の自分、現実の楽しさを感じると共に、「作り上げた自分」をSNSで演じることが疲れてしまった。
「なにも飾らなくていい」「人の価値はフォロワー数じゃない」「ありのままの自分を受け入れる」
旅中に気がついた。
着飾らない、自分らしく生きることが自分にとって幸せなんだと。
ここに気づかせてくれた旅は本当に大きく、今でも胸に刻んでいる。
そして今は、再度自分を見つめ直すためにも動画投稿SNSから距離を置いている。
起業について
ここまで「日本一周とSNS」について触れてきたが、ここからは日本一周後から、今日までについて触れたいと思う。
僕は日本一周から変わらず、家がない状態で、日々過ごしている。
この家なし生活は2020年7月からしているので、もう2年と2ヶ月となる。
家がなくても、「ホテル」「ホステル」「ゲストハウス」「Airbnb」「コンドミニアム」など、日本各地のあらゆるところを転々としながら、生活をしている。
いわゆるアドレスホッパーというやつ。
いろんなところへ行って2-3週間ほど滞在すると、少なくとも4-5人は友達ができるので、人が好きな僕にとって最高な生活。
そんな大学生の僕が、こんな生活が送れているのも、「エンジニア」として個人で活動しているから。
フロントコーティングをすることも、システム開発をすることもあるが、メインはShopifyを使用したECサイトの構築が多い。(ECサイトとはネットショップのサイト)
そしてそれが昨年末からどんどん依頼が多くなり、サイト設計から運用まで携わるようになっていった。
そこで今年2022年の2月。売上や今後将来のことを考えた時に、会社を持っていた方が良いと思い法人化することにした。
そしてそれは2020年夏から付き合いのある僕と私と株式会社の代表取締役である今瀧健登さんにサポートをいただいて、よりよい会社を建てることができた。
会社名は「株式会社MoreChoice」。
由来や詳細などは以前書いたnoteを見て欲しい。
そして現在様々な仕事をしていく中で自分の未熟さを感じつつも、少しずつ大きな仕事をいただけるようにもなり、とてもやりがいを感じている。
僕は今、「大学生」「アドレスホッパー」「経営者」として毎日必死に戦っている。
もちろん辛い時もある。
だけど僕には、助けてくれる人がいる。一緒に飲んでくれる友達がいる。
これもあの去年の日本一周があったからこそ、沢山の友達ができ、仲間ができ、周りに人ができた。
僕にとって日本一周での経験は今でも沢山生きている。
トラブル発生時の対応やそれを乗り越えるための気持ちの切り替え、コミニケーション…。
今後について
さて過去、現在を話したので、未来、今後について話したいと思う。
まず、僕は来年2023年5月。世界一周の旅へ出る。
それも4.5年かけて。
世界一周で僕は沢山の人と出逢い話し合いたい。
その国の文化、できごと、日本について、世界について、聞きたいこと話したいことが山ほどある。
そしてなにより、自分の目で自分の身体で世界を感じたい。
自分の身体でしか感じれないことを思う存分味わって来たい。
見たことのない景色、食べたことのない味、そして価値観の違う人達、それら全てを若いうちに自分の身を持って感じたい。
だから僕は大学卒業と同時に世界へ出る。
ただそのためには残り8ヶ月、日本でやることが腐るほどある。
英語学習、会社内政調整、卒業研究・論文、挨拶回り、世界一周準備など…。
やることは山積みだけど、必ずやり遂げて世界へ出る。
まとめ
日本一周から1年経って、とにかく言えることは「旅」は最高だ。
旅は色んな経験と出逢いを与えてくれる。
旅には人それぞれスタイルがあって、僕は「旅と仕事」を両方やりたいタイプ。
3ヶ月働いて3ヶ月旅に出るタイプ、リゾバタイプ、週末旅タイプ、思いっきり1年旅に出るタイプ、などとそれぞれわかれる。
それはそれぞれ人によって違うもので、個性があって良いもの。
だからもしこれを最後まで読んでくれた人も、少しだけでも自分にあった旅に出てみてほしい。
自分の常識・世界が変わる体験経験をぜひ味わってみてほしい。
そして僕は挑戦し続ける。
会社経営と世界一周に向けて走り続ける。
上手くまとめることは出来ないけれど、これが僕の言いたかったことです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
いいねとコメントお待ちしてます。
旅人 伊藤大憧
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