ACアダプターに世界の秘密が隠れていた気がした。

#日記 #コラム #ACアダプター

こんばんわ。

ACアダプターに人間の秘密、いや世界の秘密が隠れていると言ったら笑われるのだろうか。

僕は仕事でも遊びでも、機材から伸びるACアダプターを電源コネクタに差し込む。

パソコンの電源、モニターの電源、シンセサイザー電源、ギターペダルの電源からカメラやビデオスイッチャーの電源、ハンダゴテ、掃除機、コタツ、携帯、スピーカー、プロジェクターなどなど。人生でどのくらいコンセントを抜き差ししてきただろうか。覚えてもいないし、数えてはいられないものだ。

とりわけ音響機材のACアダプターは、各社色々な形をしている。

そしてACアダプターを差し込む方の電源コンセントといえば、横向きか縦向きかのどちらかで、家庭用の1500wから引っ張った4つくらい口のついた電源延長ケーブルなんかは、大体縦向きに3つと、側面に1つ差し込み口が付いていたりする。

しかし、ここからが問題だ。

4つ口がついているわけだが、使いたいACアダプターの形によって3つしかさせない場合や、最悪の場合2つ差し込めないなんてこともあるものだ。

これは単に4つ口だけなく、よくサーバールームやオフィス、会議室なんかにある6つくらい口があって、3ピンのコネクタを差し込んだ後に時計回りに少し回転させると抜けないようになる延長電源ケーブルでもよく起こる問題だ。

なぜならACアダプターの形は各社違う。KORG製、ROLAND製、よくわからんメーカー製もあれば、同じメーカーでも縦に長いものと、横に向いているものがあったりする。つまりは出っ張りの方向のせいでお互いに邪魔をし合ってしまう場合がある。最近触ったACアダプターをいくつか思い起こしてほしい。

スタジオで配線を考えたり、現場用の配線を考えたり、ライブ用の機材構成を考えたりして、

いざ電源を取ろうとコンセントの方を見ると、、、

各社のアダプタの形でうまくハマらず「すいません、電源他に余ってませんか?」ってことになってしまうのだ。

何人かで集まって、パソコンのコンセントを探す会議室でよく起こる。

他にも、コンセントを一口しか使わない場合であっても、似たようなことは起こる。例えば、先日も、床についたコンセントしかないスタジオで、ビデオ会議をしようとしたら、Macの大きなACアダプターが入らずに結局、iPhoneから参加するハメになったことを思い出す。

しかし、たまにはACアダプター同士のの組み合わせがよく、ピッタリとハマる時がある。

うむ。この時、これぞ人間の真理、いや世界の秘密が少しわかったのではないかっと僕は思ったりする。

横向きのACアダプター、縦向きで上部が薄めのACアダプター、コンバート部分が先端より少し伸びている形状のACアダプターなど。

つまりはそこには、ACアダプターを作った人の思いやりがあったのかもしれないし、たまたまその場に集まったACアダプター同士がバッチリ決まって、運よくハマったのかもしれないし、その組み合わせに気づき、

そうそう、こういう時に、お前(ピタったりハマる形状をしたACアダプター)がいてくれて助かったよ、ありがとう。って、ACアダプターを差し込みながら、そう言ってやりたくなってしまう。

そこに世界の秘密があり、何億分の1の発見をした気がしたという話でした。



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