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【レポ】台東区100人カイギvol.3

12月3日に開催した「台東区100人カイギvol.3」のレポートをお送りします!

100人カイギって?

第一回のレポートを読んでみてください♪

今回の登壇者

2019年12月3日(火) @いいオフィス上野byLIG
■みやちようさん(基地キッチン代表/建築家)
■神長倉 未稀さん(リングアクラブ代表/英語・スペイン語講師、第20代すみだ親善大使)
■石島 誉士さん(発酵食専門店「Hacco's Table(ハッコーズテーブル )」代表)
■小島 梨恵さん(TsukuRie ワークショップ講師兼コーディネーター)
■山本 倫広さん(株式会社アイデア家業、a.k.aのんたん)

当日のタイムテーブル

19:00~19:20 100人カイギとは/アイスブレイク
19:20~19:30 ゲストトーク みやちようさん
19:30~19:40 ゲストトーク 神長倉 未稀さん
19:40〜19:50 ゲストトーク 石島 誉士さん
19:50~20:10 休憩
20:10〜20:20 ゲストトーク 小島 梨恵さん
20:20〜20:30 ゲストトーク 山本 倫広さん
20:30~21:00 ネットワーキング

※「100人カイギ」では、ゲストトークの前に、近くに座っている方同士で、まずアイスブレークから始めるのがお決まり。


ゲストトークをまとめてご紹介!


①みやちようさん(基地キッチン代表/建築家)

株式会社anova design代表。 自身の経験から「食を核にしたコミュニティ」の可能性を活かした活動拠点として、台東区浅草橋にあるスタートアップシェアキッチン「基地キッチン」をスタート。菓子製造専門の会員制シェアキッチンとして、個人では整備するのが難しい菓子製造業および軽飲食店営業の許可を取得することで、メンバーの食の活動を広げる創業・社会進出支援の側面も備える。 その他、建築設計事務所勤務後、リノベーションをメインにした建築・空間の設計・デザインや、デジタルファブリケーションによるプロダクト・内装制作まで幅広い設計活動を開始。現在では場の企画、設計、運営をシームレスに横断する活動を行う。

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台東区に「シェアキッチン」作りたい!
「モノづくりの街。台東区」のイメージが少しずつ定着しつつある中で、
「『お菓子作り』もモノづくりだよね?」という考えから、パティシエ・パティシエールのためのシェアキッチン「基地キッチン」をスタートされました。

作り手の「お菓子づくりが好き」を後押し

「こんなお菓子があったらいいな☆」に応える場を提供されています。
「作り手」・「受け手」。両者のニーズを上手にキャッチしているからこそ、開設1年半で、毎月多数の登録希望者がいるのもうなづけますね。
現在、「基地キッチン」を各所に広げていこうと運営パートナーさんを募集中♪
「モノづくりの街。 台東区 『食Ver.』」も確立できるかもしれませんね。
▶基地キッチンHP

②神長倉 未稀さん(リングアクラブ代表/英語・スペイン語講師、第20代すみだ親善大使)

浅草生まれ、浅草橋育ち。スペイン国立バルセロナ大学言語学部(アラビア語&フランス語専攻)首席卒業、バルセロナ大学院(e-Tourism専攻)修士課程修了。企業研修や専門学校で英語・スペイン語講師として働く。東京都主催外国人おもてなし語学ボランティア養成講座講師。2019年5月(令和元年)英語・スペイン語教室リングアクラブ開校。2019年10月第20代すみだ親善大使就任。『言語学習を通して人と人をつなぐ』『子供たちがのびのびと個性を伸ばせる環境をつくる』ことをめざして活動しています。

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人に喜ばれること・楽しんでもらえることが大スキ!
神長倉(かなくら)さんは、今年(2019年)5月、英語・スペイン語教室「リングアクラブ」を立ち上げられました。
英語・スペイン語だけではありません!なんとプログラミング教室や、家庭菜園まで。浅草橋で「『普通じゃない』語学教室を開講されています♪

「普通じゃない語学教室」の目的は?
「子どもたち一人ひとりの新たな可能性を見つける、引き出す、伸ばす」こと。子どもたちの「やってみたい」「知りたい」の好奇心を大切にされています。(もちろん語学もしっかり!)

「人に楽しんでもらうこと・喜んでもらうこと」が大スキ!!
1、子どもたちがのびのびと個性を伸ばせる環境をつくる
2、言語学習を通して人と人をつなぐ
今はこの2つを通して、みんなが楽しめる場を作られてます。
台東区は、東京の中でも特に世界中の方がたくさんいらっしゃる場所。

「日本→世界→日本(台東区)」を経験され、様々な価値観に触れてきた、
未稀さんだからこそ、台東区の可能性をもっともっと広げて行けそうです!
▶リングアクラブHP



③石島 誉士さん(発酵食専門店「Hacco's Table(ハッコーズテーブル )」代表)

静岡県伊東市出身。都内のデザイン学校卒業後、TVCFの制作会社に入社。環境の変化・生活習慣の乱れで20歳でアトピーを発症する。生活習慣・食習慣の見直しで約8年でアトピーを完治させる。和食の職人を父に持ち、アトピー改善後、食領域のデザインにシフトする。大手飲食店チェーンのプロモーションや商品のデザインを担当。直近では海外のブランドの誘致・PRなど飲食事業のプロデュースを手がける。2017年、東京・浅草に、自身の食体験が基となった発酵食専門店「Hacco's Table(ハッコーズテーブル )」を開業する。現在、実店舗を中心にイベントや講演会を通じて食事と腸内環境の重要性を伝えている。

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「人の役に立つ」は、「社会的課題を解決する」
石島さんのプレゼンからは、「事業を通して、世の中の社会課題を解決する」、そんな力強いメッセージが感じられました。
ご紹介くださったのは、飲食事業と、アート作品のプラットフォーム事業。

「発酵食レストラン・カフェ『ハッコーズテーブル』」
「体の健康は腸から!」ということで、全てのお料理に自家製の発酵食品を使用!お料理の提供だけでなく、ドクターや行政と協力してた「日々の健康づくり」に関するセミナーや、出張ワークショップなどを開催。

台東区は23区内で60歳以上の割合が一番多いところ。まさにこの台東区での「健康で長生き」を支える「食の発信場所」としての役割を担っていこうとされています。

「ピュアエールアート」は、毎日を生きる心の栄養になる。
アート作品のプラットフォーム事業「結び手」において、アートの作り手は、社会福祉施設に通う、知的障がい・発達障がい者の方々。純粋な目で作られた「ピュアエールアート」が広まること作品を通じて、モノづくりの街の新たな可能性を広げていきます。

最近では「SDGs(持続可能な開発目標)」が色んな所で紹介されていますが、まさに石島さんの事業はSDGsの達成=社会課題を解決に直結するものでした!

「SDGs」(国連サミットで採択された、2030年迄に達成を目指す17個の持続可能な開発目標のこと)

▶ハッコーズテーブルHP


④小島 梨恵さん(TsukuRie ワークショップ講師兼コーディネーター)

1979年埼玉県生まれ。杉並区在住。 特技は、「誰とでもすぐ友達になっちゃう!」ことです!! 人と話すことが大好きで、学生時代のアルバイトも接客業、社会人時代も営業職と、常に「人」と関わることをしていました。 結婚して、子どもが出来てから、「ものづくり」にハマり、作る楽しみ、その空間自体に興味を持ち、現在は、自身で様々なワークショップを開催したり、作家様、企業様とコラボレーションをしています。 浅草橋徒歩1分の場所に拠点を構え、ものづくりをしている方向けにシェアアトリエの運営も行っております。 「つくる」ことで繋がる。ものづくりの街、台東区をみんなで盛り上げていきたいです!

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楽しいことは、どんどん広げて行かなきゃ!
小島さんが、500以上のワークショップに参加して見つけた結論。それは、「私、みんなでと集まってワイワイするのが好き!」でした。

結婚、出産、お子様の障害発覚を経て、主婦業をする毎日の中で「もっと自分の時間も楽しみたい!」と参加し始めたワークショップ。
そこから培われた経験から、「クラフト&DIY講師」「各企業での実演講師」「異業種コラボ企画の運営」等々、ご自身の可能性を引き出していったそう。

プレゼンでは、活版印刷の実演などもあり、終始、会場内を笑いでいっぱいにして下さってました♪
小島さんに会うと、太陽に照らされるように明るくなれる。「誰とでもスグに仲良くなれる」その才能を生かして、台東区の魅力をどんどん発信していってもらいたいですね!
▶TsukuRie HP

⑤山本 倫広さん(株式会社アイデア家業、a.k.aのんたん)

企画家 / デザイナー / プロデューサー / バーテンダー/ 1985年生まれ。幼少期を転勤族として多種多様なコミュニティの中で育つ。国立千葉大学にて建築都市工学を専攻。2017年独立、株式会社アイデア家業を立ち上げ現職。 場の運営から空間プロデュース、デザイン、什器制作、イベント、教育など、仕事内容は多岐にわたるが、根本に人間への興味。人の暮らしと関わり合いへの目線を一貫して持ち続ける。

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さぁ!浅草エリアを再編集しよう
イベント・空間・飲食店のプロデュースを数々行われてきた、「のんたん」こと山本倫広さん。のんたんが作る空間は、「浅草」がもっと愛される街に進化するものでした!

「浅草」のイメージって?
観光客が多くて、誰でも気軽に行ける街!その一方で、新たに拠点を構えようとする方にとっては、「なんだか敷居が高そう…」「新参者は受け入れてもらえるのかな?」なんて閉鎖的な側面も…。

「人が交流できるような場所を作りたい」
そんな想いから、シェアハウスや飲食店の運営を開始。浅草で「雷門の溜まり場『ほしや』」を2016年にOPEN。築50年以上の物件を仲間と共に自ら改装されたそうです。

「ほしや」は、カフェ・バー・食事・パーティ・ギャラリー・イベント・地域拠点など、朝、昼、夜、それぞれの時間帯で違う顔を持つ複合施設。
「ほしや」という名前から想像できるかと思いますが、食べ物は「乾物」が中心。食材の特性を生かしたアレンジ調理で提供されています。
これからも、台東区・浅草で「場をつくる人」同士が繋がる場所を作りたい。そう話されていたのが印象的でした!

▶ほしやHP

次回は2020年1月17日(金)開催です!


執筆協力:永井あすか

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