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千葉工業大学 特別講義 技術者倫理とビジネスモデル~「分身ロボットカフェDAWN」と「ヘラルボニー」を題材に~

2023年度前期講義内特別講義技術者倫理概略

テーマ:社会貢献型ビジネスと技術者倫理:障害者支援とテクノロジーを活用したカフェ事業

第一回目講義:6月28日(水)11:00-12:50
第二回目講義:7月  5日(水)11:00-12:50
第三回目講義:7月12日(水)11:00-12:50

時間:100分


講師紹介

この講座の特徴

技術者倫理とビジネスモデルについて学びます。この講座では社会課題イノベーションの事例である分身ロボットOriHimeを使った「分身ロボットカフェDAWN」を題材にして多角的な観点で社会課題とビジネス、そして技術者としての倫理について対話を通して気づきと新たな知識創造を目指します。

この講座では、

ビジネスモデル・キャンバスで既存のビジネスをモデル化してその構造を理解する方法を学びます。

講座は3回で構成しています。なるべく実践的で負担の少ない授業にしようと考えています。

FOCUSする社会課題イノベーションの事例 分身ロボットカフェ DAWN Ver.β

分身ロボットカフェ DAWN Ver.βのホームページとYou Tubeを観察してください。分析ではなくて、何が目に飛び込んでくるか?ただ観て、感じてください。実際に、行ってみるのが一番いいです。



第一回目講義:6月28日(水)11:00-12:50

11:00

講座の目的と概要
ビジネスモデルと企業倫理そして技術者倫理の重要性

ビジネスモデルと企業倫理
そして技術者倫理とは?

11:30 

ビジネスモデルキャンバスの紹介

11:45 

コンビニのビジネスモデル

  1. あなたがよく行くコンビニのビジネスモデルを書いてみよう(20分)

  2. コンビニのビジネスモデルにAIが搭載されたらどうなる?(10分)

  3. ディスカッション(15分)

バッファ(5分)

12:30

まとめと今後のアクションプラン (20分)

  1. ビジネスモデルとは

  2. 次回の講座の案内

  3. Q&A

12:50 終了



第二回目講義:7月  5日(水)11:00-12:50

11:00

講座の目的と概要

既存のビジネスモデルを一次情報、二次情報と観察から描いてみる

分身ロボットカフェ DAWN Ver.βの動画を観る。(15分)

11:30 

分身ロボットカフェDAWNのホームページをWeb観る。(15分)

ペアで分身ロボットカフェDAWNのビジネスモデル・キャンバスを書いてみる。(30分)

  • CHAT GPTに、分身ロボットカフェDAWNのホームページのトップページのデータを食わせて、ビジネスモデルキャンバスを書くように依頼する。

  • 黙って9つのブロックに付箋紙を貼る。

  • あとからディスカッションして、各ブロックに重要な付箋紙が2以内、多くても3つに収まるようにする

観察したビジネスモデルをビジネスモデル・キャンバスに描いてみる
  1. 顧客セグメント:どんな人?(WHO)

  2. 価値提案:なぜ、このカフェに行くのだろう?選ぶのだろう?(WHY)

  3. チャネル:どこで、その価値を受け取るのだろう?(WHAT)

  4. 顧客との関係:どうやって関係を作るのだろう?(HOW)

  5. 収益の流れ:一人のお客様は何にどれだけお金を払うのだろう?(How much)

  6. リソース:なにがこのカフェの資産(特許、技術、ノウハウ、ブランド、人etc)なのだろう?(WHAT)(価値提案との関係をよく考察すること。)

  7. 主要活動:そのリソースを使ってどうやってその価値提案を創るのだろう?(HOW)

  8. キーパートナー:誰、どんな企業がパートナ-なのだろう?(WHO)

  9. コスト構造:固定費、変動費はどんなものだろう?(How much)

12:15 

このビジネスモデルの強い理由と課題を考察する

「無くてはならなかった技術」とはなんだろう?
このビジネスモデルから気づいたこと、学んだことは?

12:30

まとめと今後のアクションプラン (20分)

  1. 分身ロボットカフェDAWN Ver.Bのビジネスモデル

  2. 次回の講座の案内

  3. Q&A

12:50 終了



第三回目講義:7月12日(水)11:00-12:50

11:00

講座の目的と概要

既存のビジネスモデルを一次情報、二次情報と観察から描いてみる

ヘラルボニー の動画を観る。(15分)

11:30 

ヘラルボニーのWebを観る。(15分)

ヘラルボニーのビジネスモデル・キャンバスを書いてみる。(30分)

  • Beingを上手く使ってヘラルボニーのビジネスモデル・キャンバスを書いて見よう。

  • 黙って9つのブロックに付箋紙を貼る。

観察したビジネスモデルをビジネスモデル・キャンバスに描いてみる
  1. 顧客セグメント:どんな人?(WHO)

  2. 価値提案:なぜ、このカフェに行くのだろう?選ぶのだろう?(WHY)

  3. チャネル:どこで、その価値を受け取るのだろう?(WHAT)

  4. 顧客との関係:どうやって関係を作るのだろう?(HOW)

  5. 収益の流れ:一人のお客様は何にどれだけお金を払うのだろう?(How much)

  6. リソース:なにがこのカフェの資産(特許、技術、ノウハウ、ブランド、人etc)なのだろう?(WHAT)(価値提案との関係をよく考察すること。)

  7. 主要活動:そのリソースを使ってどうやってその価値提案を創るのだろう?(HOW)

  8. キーパートナー:誰、どんな企業がパートナ-なのだろう?(WHO)

  9. コスト構造:固定費、変動費はどんなものだろう?(How much)

12:15 

倫理をベースにしたビジネスモデルとは?

尊厳
尊重
技術
デザイン
アート
ビジネスモデル

12:30

まとめと今後のアクションプラン (20分)

  1. レポートについて

  2. Q&A

12:50 終了



吉藤健太朗氏の著作


ヘラルボニー関連図書とオンラインショップ



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