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避けて通れない デジタルとの付き合いを!

大正地区社会福祉協議会 会長 萩谷 邦昭

 デジタル庁が令和3年9月1日に発足しました。

 大正地区社会福祉協議会は令和3年1月1日 ホームページを開設しました。コロナ下で、行政・企業・学校でオンラインの活用が急速に広がっています。

『我々高齢者は置き去りにされる運命なのか!』
『高齢者にとってのデジタルはハードルが高い?』

 高齢者を母集団で捉えると大きな経済的格差を孕んでいると感じています。

 私事ですが、9月中にどうしても他県に行かねばならなくなり、飛行機の搭乗券は子供が手配してくれました。しかし、宿泊先の宿の予約に手間取り思わぬ苦労をしてしまいました。インターネットで宿の情報を調べ、予約の段階でつまずき、何度も何度もやり直し、それでも予約が出来ません。以前なら、電話で予約を入れられたことが、電話・FAX・旅行業者からの予約は受け付けない仕組みになっていたのです。ですから、宿の情報には電話番号が掲載されていませんでした。最終的に、ある宿の電話番号をGoogleサイトで見つけることで予約が出来ました。諦めるわけには行かない事情があったからの予約でした。

 コロナワクチンの予約でも、高齢者は苦労をさせられました。何とも不便な時代になったものだと、自分は世の中の少数派に陥ったことを痛感しました。この先、益々、加速されることは間違いないことでしょう。

 インターネット世界の分かり難いことは、言語がカタカナばかりであることが起因していると思います。「ジャックand ベター」や「This is a pen」で育った我々世代にとって、英語は一部の特別な人の為のものであった。我々高齢者が分からないカタカナ語を目にした瞬間からデジタル機器との触れ合いを拒否する、今更勉強する気になれない気持ちが起きても仕方ないと思います。

 しかし、このまま放っておけないのが地域福祉を推進している大正地区社会福祉協議会なのです。情報共有する手段としての重要な道具だからです。紙と鉛筆とそろばんが必要だったように。一人ひとりが「ふつうに くらせる しくみづくり」のためにです。

 14日(火)の読売新聞夕刊に、”100歳以上8万6510人”の記事がありました。まだまだ楽しむ時間は沢山残されています。始めるのに遅すぎることはありません。分からないこと、やったことがないことに、仲間とともに、チャレンジしようではありませんか!

 私にその知識や解決へのプログラムは一切ありません。この地域に住んでいる皆さんと共に、一つひとつ勉強し、試行しながら歩んで行くしかありません。仲間になってください。

 きっと、豊かで刺激的な、新たな世界が広がってくること間違いなしです!


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