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退職代行は恥ずかしいことです|理由と対策を解説!

この記事を読むと分かること。

  • 退職代行は恥ずかしいと感じる理由

  • 恥ずかしいと感じることへの対策

  • 退職代行に批判的な人の気持ち


退職代行の利用を「恥ずかしいことかも」と悩む人は多いです。

正直言って、恥ずかしいと感じてしまうのは、しょうがないこと。

そう感じてしまう理由を知り、自分の気持ちを整理しましょう。

気持ちが整理できると、次やるべきことが明確になりますよ。


動画(4分)でも内容がわかります。


退職代行は恥ずかしいと感じる理由


  • 理想の自分とのギャップ

  • 他人を頼ることへの抵抗

  • 同僚からの悪口を想像してしまう


それぞれ解説します。

理想の自分とのギャップ

思い描いていた自分は、退職を自分で伝えているはずだった。

理想と違う今の自分に、恥ずかしさを感じる人は多いです。

職場で役に立ちたかった。

人間関係をもっとうまくやりたかった。

退職だって自分で伝えているはずだったのに。


でもそれは、多くの人が抱えている悩み。

なぜなら「退職代行を、使いたくて使っている人はいない」から。

仕事でうまくいかないほど、自己肯定感が下がるので、なおさら悩みます。



他人を頼ることへの抵抗


周りを頼りたくても、うまく頼れない。

退職代行を使う人の多くは、真面目で頑張り屋。

自分で頑張ろうという意識が強く、人を頼るのが苦手な人が多いです。

私も、他人を頼るのが苦手です。

本当は、辛ければ周りを頼った方がいいことは分かっている。


でも、周りをうまく頼れないんですよね。

正直言って、自分ひとりでやった方が気持ちとしては楽ですし。



同僚からの悪口を想像してしまう


同僚から、どうしようもない奴だと思われたくない。

職場の人には、退職代行の利用がバレてしまいます。

そうすると、上司や同僚は、あなたの悪口を言うことになるでしょう。

悪口ばかり言う職場だからこそ、退職代行を利用するのだと思います。


本当は、辞める職場の人に何を言われたっていいはずなんですけどね。

どうしても、要らないプライドが邪魔してしまうものです。

無駄なプライド、どこかに捨てたいですよね。

私も捨てたいですw




どうしても「退職代行を利用する自分」に恥ずかしさを感じてしまうもの。

周りも「退職代行を使うなんて恥ずかしい!」と思う人も、少なからずいます。

どうして退職代行に批判的な人がいるのか、解説しますね。


退職代行は恥ずかしいと周りから言われる理由 

  • 「退職は自分で伝えるもの」という慣習

  • 退職代行の利用は少ない

  • 周りの人は、退職代行を利用せざるを得ない状況を知らない

それぞれ解説します。


退職は自分で伝えるもの、という慣習

「自分のケジメは自分でつけるもの」という固定観念がある。


昔は「会社に人生を捧げる」のが当たり前の時代。

会社とのつながりが強く、会社に礼儀を通すのは大事なことでした。

昔の人は「退職は自分で伝えるもの」と信じています。

しかし価値観は時代で変わるもの。

今は、会社より自分の人生を大事にする時代。

Z世代なんて言われ方もしますよね。

多様性を大切にするという考え方が当たり前になっているZ世代は、周囲と同じではない、「自分らしさ」を大切にする傾向が強いです。

引用元:Z世代とは?

海外と同じく、辞めるときはドライになってきています。

私たちも自分自身を大切にしていきたいですね。

私は、サラリーマンをリタイアするまでは、会社のための人生だったなと振り返ります。


退職代行の利用は少ない

退職代行は、新しいものなので批判されがち。

退職代行の利用は広がってきていますが、まだ少ないのが現実。

人は、知らないものを嫌ったり、敬遠したりする性質があります。

新しいサービスには、必ず反対意見が出るもの。

マッチングアプリは、良い例かもしれませんね。 

ひと昔前、マッチングアプリなんて言ったら「恥ずかしいものの代表格」でした。

今は、一般に利用されていますし、恥ずかしいなんて思う人も少ないですよね。


周りの人は、退職代行を利用せざるを得ない状況を知らない

批判する人は、あなたのつらい状況を知らない。

ブラック企業の実態や、あなたの精神状態を知らない、という人も多いでしょう。

「知らないのだから、自分のことをわかってくれなくて当然」くらいに考えると良いです。

偏見ですけど、退職代行に批判的な人は、社員を退職に追い込む側の人間だと思ってます。


退職代行に批判的な人と関わらない方がいいです。


退職代行を恥ずかしいと感じてしまうこと。

一部の人が、退職代行なんて恥ずかしい、と言ってくること。

正直言って、回避することはできません。

なので、ここからは、恥ずかしいという気持ちへの対策を解説します。

退職代行が恥ずかしいと感じることへの対策

  • 退職代行の利用は自分だけの秘密にする

  • 会社との関係を断ち切る

  • 親への連絡の抑止力が強い退職代行を利用する

それぞれ解説します。


退職代行の利用は自分だけの秘密にする


自分から話さなければ、退職代行を使ったことを知られることはない。

退職代行を使ったことは、会社の人達だけ。

それ以上、広まらないように自分だけの秘密にしましょう。



会社との関係を断ち切る


退職後は、会社の人の連絡先はブロックしよう。

関係を断ち切ってしまえば、いらない噂も入ってきません。

知らない人が、知らないところで自分の悪口を言っているだけ。

自分に関係の無い人の発言なんて、段々と気にならなくなります。


それでも、気になるよ・・・と言う人もいるかもしれません。

でも悪口も、長く見て1か月で終わります。

なぜなら、あなたは会社にいないので、新たな悪口のネタがないのです。

時間が解決してくれますよ。



それでもどうしても恥ずかしい。

確かに、そういう人もいるかもしれませんが。

でも、それで我慢を続けられる状況ではないと、私は思います。


退職代行が恥ずかしくても、そんなこと言ってる状況じゃない

  • 自力で退職できない理由がある

  • 我慢を続けるとメンタルが壊れる

  • 退職をずるずる延ばすのはもったいない

いくら恥ずかしくても、他に解決方法がないこともあります。


自力で退職できない理由がある

他に手がなければ、利用するしかない。

退職代行を利用する理由は、以下が多いです。

  • 上司が高圧的

  • 退職の原因が上司にある

  • 引き留められる

  • 人手不足と言われる

  • 精神的に辛い

退職は、民法627条に定められている労働者の権利です。

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

民法|e-Gov法令検索

退職を拒むような行為は本来認められていません。

もし引き留めにあっているなら、「会社が卑怯なことをしている」と言えます。

会社が卑怯なことをするなら、こっちだって少しはずるい手を使ってもおかしくない、そう思います。


辛い会社で我慢し続けるとメンタルを壊す

メンタルを壊すと、本当に大変です。

我慢し続けるとメンタルを壊し、以下のことが起こります。

  • 他のメンタル疾患併発のリスクが高くなる

  • メンタルだけでなく身体にも影響が出る

  • 通院が長引く

  • 社会復帰が遠のく

本当に辛いので、早めに動いてほしいです。

「心身が壊れるのを待つ」のは、一番NGですよ。


でも、同僚に迷惑だし。。。と周りを気に掛ける人も多いです。

でも、そんなに我慢しなければならない状況が、おかしいんです。

仲の良い友達が同じ状況だったら、と考えてみてください。


迷惑をかけるから我慢しろ、なんて言わないはず。

少しは自分にも、優しくしてあげましょう。


「ちなみに、我慢できないやつはどこに行っても使えない!」そんなことをいう人もいます。

でも、「思考停止で合わない会社で働き続ける人」よりも、「別の環境を探すチャレンジをできる人」の方が有能だと思います。

退職も、結構勇気がいることなんです。

逃げじゃない、新たな環境に進むチャレンジだって思ってます。

思考停止で会社に居続ける方が、よっぽど逃げです。


退職をずるずる延ばすのはもったいない

退職すると決めてから退職するまでの期間は、成長しない。

退職までの期間は、耐えて消耗するだけの時間です。

我慢して消耗するより、弱った心身を整える時間を早くとったほうがいいでしょう。

退職代行を利用すれば、即日から、少なくとも2週間は有給or欠勤で休めます。

有給休暇がもっと残っていれば、さらに休める。

その時間を使って、心身を回復させるもよし。

転職先を探すもよし。



ここまで、退職代行を恥ずかしく感じてしまう理由と対策を解説してきました。

でも実際に一番恥ずかしいのは、会社側であることを解説します。

ここは、気休め程度に読んでください。

一番恥ずかしいのは、退職代行を使わせた側の人や会社

  • 採用したのは会社側

  • 人材の最適配置・育成ができていない

  • 部下との付き合い方ができていない

  • 退職代行に追い込んだ人は反省もしない

それぞれ解説します。


採用したのは会社側

会社に合う人材を見極める力が不足している。

「自分は、なんて役に立たないんだ」と思う人は多いです。

もれなく私もそうでした。

でも、そんな人材を採用したのは会社ですよね。

もちろん、私に責任がないとは言いません。

でも100%私のせいか?と言われると、そうではないと思います。


人材の最適配置・育成ができていない

会社は、あなたの能力を活かせていない。

最適な場所に配置されれば、うまく能力を活かせるもの。

相性の合わない配置では、いくら頑張ってもうまくいきません。


こういう考え方は、甘えでしょうか?

甘えかもしれません。

でも退職って事故みたいなもので、100:0で責任がこちらだけ、とはならないと思うんです。

相手にも責任がある、というのは、当たり前のことです。



部下との付き合い方ができていない

コミュニケーション能力が欠けた上司は多い。

上司がパワハラ気質でコミュニケーションがとれない。

威圧感に押され委縮してしまっては、まともに話もできないですよね。

パワハラ以外にも、話を聞いてくれない、はぐらかされる等。

コミュニケーションが一方的なことが多いです。

そういう人に限って、会社に残り続けているんですよね。


退職代行に追い込んだ人は反省もしない


人の人生に傷をつけておいて、のうのうと生きる人がいる。

以下のツイートのように、相手を攻めるだけの発信をよく見かけます。

退職代行に追い込んだ人は、残念ながら何も反省しません

どうして使われたのか、原因を考えてほしいところ。

退職代行を使われる側にも問題がある、という発信をよく見かけます。

twitterはよく見ているのですが「退職代行を使わせてごめん」こんなツイートは見たことがありません。

追い込む側の人は、そんな人ばかり。

人の人生を壊しておいて反省しない。

恥ずかしいのは、むしろ会社側だと思ってます。

まとめ

  • 退職代行を利用する人のことを恥ずかしいという人は、現状をわかっていない 

  • 退職代行を利用することは恥ずかしいけど、そんなこと言ってる場合じゃない

  • 退職代行を使ったことは秘密にしよう

  • 退職後は会社との関係を断ち切る

退職代行をいざ使おうと思っても、なかなか勇気がでないですよね。

ですが、今の会社に居続けることのほうが、よっぽど苦しいのではないでしょうか?

会社との関係を断ち切れば、退職代行を使った事実は闇に消えます。

ブラックな会社よりも、自分のことを大切にしましょう。

恥ずかしさ堪えて、一歩踏み出してほしいなと思います。


退職代行業者への取材や、実際の利用者への取材を通して、退職代行に関する情報をまとめています。

新設のベンチャー企業も多い退職代行業者。利用を考えている人がいたら、選ぶときの参考にしてください。
関連記事:退職代行で失敗しないための情報サイト



ここまで読んでいただきありがとうございました。
よければ、退職代行を利用するか迷っている人に対するエール。その他、退職代行に関する意見をコメントいただけたら嬉しいです。


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