見出し画像

【感想】ユーザーストーリーマッピング

0章

ストーリーを使う目的は良いストーリを書くことではない
製品開発の目標は、製品をつくることではない
ストーリーは、要件を形式に落とし込むためのものではない。言葉と絵を使いながらストーリーを話すのは、共通理解を築くためのメカニズムだ。
ストーリーは要件ではない。会社、顧客、ユーザーが抱える問題の解決についての議論であり、何を作るかについての意見を一致に導くものだ。
あなたがしなければならないことは、より早くより多くのソフトウェアを作ることではない。作ると決めたものから最大限の成果とインパクトを生み出すことだ。

所感

読み終わったとに0章をもう一度読むと、ここに全てが書いてあると語っている通りだった。

以降の章では、ストーリーを構築し世の中に届けるためのプロセス。それぞれのフェーズで何をすればいいのか。

こういったことが非常に具体的に書いてある。掲載事項をなぞって実施してみるだけでも価値はありそうだ。

平均的な朝の行動をワークショップで洗い出す

5章に書いてあるワークショップを実際にやってみた。

私を含めて、男女混合で独身・既婚者など様々な方々を招待して4名で実施してみた。

朝は、「シャワーを浴びる・浴びない」「朝ごはんは食べない・食べる」、「コーヒーを飲む・飲まない」、「子供にご飯をあげる」などの様々な違いがあって、みんな朝はこんなふうに過ごしているんだという理解があって、出席者間の共感度が上がったような気がする。

出てきた情報から、整理して以下のことを実施してみた。

1. 一人のユーザー行動フローにまとめる
2. 前の日との違いは?
3. 理想の朝の行動は?
4. 急いでいる時の朝の行動は?
5. ペインポイントは?
6. リワードポイントは?

取り組んでみてわかったことは、

「無駄なことをやっている時間がある」。「急いでいる時にやることは本当のミニマムだね。」など様々なコメントをいただいた。

ワークショップの時間は1時間半(計4名)

まとめると、チームビルディングにも使えそうです。ユーザー行動フローがどんなものか体験できます。

業務で取り組む前にチームビルディングも兼ねて実施してみてはいかがでしょうか?


この記事が参加している募集

#読書感想文

191,135件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?