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仕事には「考える仕事」と「作業する仕事」があることを理解すると組織の人員配置が最適化される

仕事の振り方や組織作りマネジメントについて考えている。
現在、弊社は15名ほどのチームであるが、2018年3月の事業売却後、今後の戦略を踏まえて組織のあり方を見直し、副業とフリーランスの業務委託を中心としたフルコミットメンバーが私1名という外注型組織の形態を取っている。(2018年6月現在)

外注型組織のメリット・デメリット

メリットは
・固定費の面でリスクに強い経営ができること
・専門性の高い人材のリソースを最適に必要な分だけ活用することができること
・採用コスト(時間とお金)が少なくて済むこと

デメリットは
・組織内で人材が育たないこと
・フルコミメンバーがハブになる必要がありマネジメントやディレクションに手間を取られボトルネックになりやすいこと

などが上げられる。

仕事を2分類すると「考える仕事」と「作業する仕事」に分けられる

上記に上げたデメリットの一つである、マネジメントやディレクションがボトルネックになるという点において考えてみた。

元々、仕事を人に振るというのがあまり得意ではない。
ついつい、ここまではやらせられないとか任せられないだろうと考えがちである。マネジメントの自分の力量がまだまだ足りていないということは理解している。

ただ仕事を振る際にためらってしまうのはなぜだろうと考えて、仕事の種類を以下のように整理してみることにした。

・仕事には「考える仕事」と「作業する仕事」がある。

・「考える仕事」には「納品物について考える仕事」と「仕事の進め方について考える仕事」と「仕事を生み出すこと自体を考える仕事」がある。
・「作業する仕事」には「専門性が必要な仕事」と「専門性が必要ない仕事」がある。

考える仕事のボトルネックを理解することで最適な組織配置のヒントに

外注業務委託メンバーで組織をする場合、考える仕事のすべてを限られたフルコミメンバーが担うケースが増える。
特に考える仕事の中でも「納品物について考える仕事」は実務としては重要度が高いので、この業務の負荷が重くなりがちである。

こう整理してみると、外注メンバー中心の組織でも、外注メンバーに「考えることのできる人材」を配置することで、フルコミメンバーに負荷が集中することを軽減し、発展的な「仕事を生み出すこと自体を考える仕事」「仕事の進め方について考える仕事」にリソースを割くことができそうだ。

経営フェーズにあわせて外注型組織から内制型組織に移し変わっていくものだが、この仕事の種類をきちんと把握しておくことで外注型組織、内制型組織のいずれの場合も最適な人員配置ができると感じた。この点を踏まえて引き続き最適な組織づくりを進めていこうと思う。

P.S.
何か参考になるフレームワークがある方がいたら教えてください
これからの組織論について情報交換も歓迎です。


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