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「ショートショートnote」で発想力と瞬発力を鍛えたい……!

最近、気づけばボツネタがたくさん。ロボット劇作家の尾崎です。

「noteで小説が書けるゲーム」といえばこれ。
『ショートショートnote』を手に入れました!
noteの回し者ではないのですが、面白かったので布教する記事です。

『ショートショートnote』と出会った。

「ショートショートnote」は200枚の単語カードが中心となる構成。
シャッフルして2枚を引き、そこに書かれた二語を組み合わせて新しい言葉を作り、物語を展開させます。
引いたカードが「タイムスリップ」「鏡」だったら、「タイムスリップさせてくれる鏡」みたいな感じ。
発想力や瞬発力が求められるゲームですね。

noteのイベントに参加してお試しで遊んでみたんですが……楽しい!
「今の自分に絶対必要なオモチャ、トレーニングアイテムでは!?」
そう思い立ち、イベント後の即売会で即購入しました。
おみやげ商法に見事にハマった気もしますが、まったく後悔はしていない。

YouTube Liveでひとり遊びしてみた。

せっかく買ったのですが、今はコロナ禍。
一人暮らしだと対面で遊ぶ相手もいないので、YouTube Liveで一人で遊ぶ様子を配信することにしました。

配信中に実際に書いたものは以下。
カッコ内に書いてあるのは、引いたカードと執筆の制限時間です。

 タイムスリップ鏡(タイムスリップ+鏡・5分)
「鏡よ鏡、私が一番輝いていた時代はいつだい?」
「ご主人さま、今が一番素敵です」
「今じゃ嫌なのだよ」
「大丈夫、あなたはまだまだこれから輝けますよ」
「早くその時代に連れて行っておくれ」
「本当にいいんですか?」
「ああ」
鏡はそういうと彼女を未来に連れて行った。それは棺桶の中。ああきれいな死に化粧。
穴の中の思い出(穴の中の+の思い出・3分)
私がいるのはどこなのか、どれくらいの時間が経ったのか。
もう10年くらいはここにこもっている気がする。
蒸し暑いマスクを脱ぎ捨てて、外に出たい。
そろそろ日の当たる場所に行きたい。
夏だし、そろそろいいよね?
セミはそういうと思い切って外に這い上がった。
MD小学校(MD+小学校・3分)
MD小学校には、奇妙な校訓がある。
「マジメ男子は損をする、ヤンキーたれ」
「夢中になろう、誰よりも」
この校訓をマジで大事にしている卒業生がいるとかいないとか。
私は時計(私の/は/と+時計・3分)
時計って言ったってさあ、バイオリズムってもんがあるよねえ。
調子が悪ければ遅れたり、つい先走ってしまうことだってあるのよ。
ああ、
タコの実家(タコ+実家・3分)
うちの息子が東京湾から帰ってきた。なんでも都会の海は絡まれるらしい。ワサワサしていて、壺を売られたり、絡み返してやれ、墨でも吐いてやれと言ったが
バーテンダーアレルギー(バーテンダー・アレルギー・5分)
私はバーテンダーが苦手だ。シャカシャカと振るあの動きと音でどうも体が痒くなってしまう。バカにしているわけじゃない。ただ本当に体が痒くなるのだ。
「カクテルお作りしますよ。なにか苦手なモノはありますか?」
「あの、シャカシャカするやつ」
「はあ」
「あの音を聞くと身体が痒くなって」
「シェイカーですか」
「そうです」
「」

書きかけで終わったものもそのまま掲載しています。
最初の作品が個人的に気に入っていて、後半ほど文章に疲れが見えますね。
まだまだ筆がスタミナ不足です。

ただ、書ききれない歯がゆさや悔しさはあったものの、短時間に頭が爆速で回転する体験はなかなか楽しいです。
『ショートショートnote』は短期決戦。ごくわずかな時間でどうにか書き切らなければならないので、頭のギアを切り替える必要があります。
それを楽しみながらできるのが、このゲームの強みだと思いました。

開発者の田丸さん、高橋さんは「全肯定で面白がってください!」「ボツネタは宝です!」と話されていたし、なによりこれはゲーム。
初回プレイは不出来な部分も多くありましたが、今後も上達目指して、前向きに楽しもうと思います。

まずはYouTubeを使って一人でやりましたが、そのうちオンライン会議やテーブルを囲んでも遊べるようになるといいな。
まだまだ楽しみなことが多いカードゲームです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました! これからも応援いただけたらうれしいです。 (いただいたサポートは、作品制作のために活用いたします!)