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人間とロボットが暮らす未来って? #ロボフレEXPO2022 の"功罪"

22.09.25 追記
後半部分を有料にしました。
毒が強めなので、興味本位で覗きたい方だけどうぞ。笑

こんにちは。
ロボット劇作家の尾崎です。

2022年9月17日(土)、千葉県の銚子スポーツタウンにて「Robot Friendly EXPO 2022」(以下、ロボフレEXPO2022)が開催されました。

「ロボットがいる社会を体験できるイベント」という触れ込みで開催されたこのイベント、ロボットとの共生を試みる身としても、ロボットイベントを作る立場としても、見に行かなくては!ということで、銚子に赴きました。

この記事では、参加してみた感想を良し悪し両面で書き残しておこうと思います。こういうイベントは残しておくことが大切だからね!

参加できなかった方にはもちろんのこと、足を運んだオーナーの皆さんや中の人にこそ(嫌われそうだけど)読んでほしい記事です。

東京駅から、特急しおさいで2時間半。片道4000円ほど。快適でした!
普通列車だとちょっとしんどい距離だったかもしれない。

どんなイベントだったの?

会場全景はこんな感じ。体育館の中にある屋内型野球練習場のため、人工芝が敷き詰められており、「ロボットと一緒に思う存分遊ぶことが可能」という、ロボットオーナーのふれあいコーナーになっていました。

会場前方にはステージ、両側には企業ブースも。
ステージ上では「銚子とRobot Friendly」のようなトークセッションや、「ロボフレファッションショー」といったロボットオーナー参加型のプログラムが行われていました。

ざっくりとこんな雰囲気だったのですが、これはレポート記事ではありません。
以下、個人的な感想(イベントのよかった点・悪かった点)を書いていきたいと思います。

「ロボフレEXPO2022」よかった点

アフターコロナ時代の、貴重なロボット有志イベント

なによりも、まずはこれ。
コロナ禍以前は業界の盛り上がりも手伝って、有志でのロボットイベントやハッカソンが度々開催されていました。

たとえば、こんなイベント。動画にある「ロボットパレード」は2019年開催ですが、今となっては考えられない光景ですよね。

しかし、コロナ禍でそうしたイベントの開催機会が激減。
ようやく収束を見せてきた2022年秋現在、有志開催イベントとして「ロボフレEXPO2022」はとても貴重なものでした。

また、ここ数年の「おうち時間」需要等によって、コミュニケーションロボットと暮らす人(特にペット型や癒し系のロボットを持つ方)が急激に増えたように思います。
そうしたロボットオーナーの方々が加わった大型イベント、初めてだったのではないでしょうか。

ロボティクス企業が主導するミートアップイベントや、商談目的の展示会とは違った手作り感。数年前を思い出して懐かしい気持ちになりました。よかったです。

行政や公共機関、ロボティクス企業を巻き込んで開催

「ロボフレEXPO2022」は有志開催のイベントながら、ロボティクス企業のブースがあったり、銚子電鉄とのコラボレーションがあったりと、これまでなかなか越えられなかった壁を突破していたことも大きな功績だと感じています。

前述の「銚子とRobot Friendly」や、aiboオーナー・ひで爺さんによるトーク「ロボットとのお出かけ」なんかは、改めて聴き直したい、広めたい内容だったので、ぜひアーカイブ映像を公開してほしいなあ。

旅行として、地域密着型イベントとして最高

「銚子遠いよ……」とボヤいていた東京の知り合いもいたのですが、そういう旅行だと思えば、個人的には気になりませんでした。
銚子観光や名産品を楽しんだオーナーさんは、私のほかもたくさんいたようです。

こんな感じで満喫しました!
繰り返しになりますが、旅行としてはベストだったと思います。

「ロボフレEXPO2022」問題点

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