【活動レポート】コロナ禍、緊急事態宣言下でのラジオ体操会の活動(江戸川区ラジオ体操連盟/江戸川区立総合体育館会場)
全国ラジオ体操連盟指導委員の桜田敬子です。
江戸川区ラジオ体操連盟で副会長をしています。
今回は、新しい日常の中ますます徹底した感染予防に努めながら朝のラジオ体操を続けている江戸川区の様子をレポートします。
2021年1月7日に緊急事態宣言が発出され、1月12日付けで全国ラジオ体操連盟理事長より、毎朝のラジオ体操を行っている皆様へ、感染予防対策をされた上で安全にラジオ体操を継続していただくよう、お願いがありました。
そんな中、1か月を予定していた緊急事態宣言は10都道府県で3月7日まで延長。
現在、講習会やイベント等をなかなか行うことのできない現状ですが、全国各地にいらっしゃるラジオ体操愛好家の皆様は、粛々と健康維持・増進のため、ラジオ体操を継続しておられます。
▲江戸川区立総合体育館前広場
▲雨天時は駐車場で
1 江戸川区総合体育館会場での新型コロナウイルス感染予防対策!
*体操の時間に集まる
*おしゃべりを控える
*ラジオ放送に合わせて黙ってラジオ体操を行う
*マスク着用で体操を行う
*ソーシャルディスタンスを保って体操をする
*体操が終わったらすぐに帰宅をする
*帰宅したら必ず手洗い、うがいをする
2 体操会会長(総合体育館体操会)にお話をうかがいました!
▲大野袈裟次体操会会長
この会場の自慢を3つご紹介します。
① 年間常設会場ではほぼ毎日ラジオ体操が行われています!
② 区のご協力で、ラジオ生放送を6:30~6:40の間、屋外に放送を切り替えてラジオ放送が自動的に流れます!(ラジオやCDデッキが要らないんです)
③ 1階部分が屋根が有り駐車場になっていて、雨天、荒天の時でもラジオ体操ができます!
立地が学校や幹線道路にに囲まれていて、ラジオ体操の音楽が近隣の方に騒音のご迷惑にならないところも利点です。区内でも恵まれた環境の会場で、参加者も大変多いです。
▲年間常設会場のポスター
3 清掃ボランティア
体操指導担当の芹田隆次さんは毎朝自宅から会場でのごみ拾いをしてくださっています。
▲芹田さん(左)
自転車の荷台には沢山のごみ拾いグッズが。町も会場も奇麗になり感謝です!
4 体操スタート!
芹田隆次さん階段上へ準備。
AM6:30
区立体育館の方がラジオ放送を屋外広場に流してくださる。
飛沫対策で体操は静かに!しっかりと!
AM6:40
ラジオ体操終了
(体操後ラジオ放送は職員さんが切り替えてくださいます)
AM6:41
おしゃべりもお茶もせず、三々五々解散。
お疲れさまでした!
▲ラジオ体操の様子
江戸川区の人口は約70万人、区民の平均年齢が43.83歳と、東京23区内で若い順3位。働く子育て世帯が大変多い区です。そのため朝のラジオ体操に参加する方は少し少なめですが、夏休みに行われているラジオ体操大会には大変多くの子供たちやファミリーが参加されています。
江戸川区ラジオ体操連盟では区と協力し夏休みに年1回、ラジオ体操大会を開催しています。昨年は残念ながら新型コロナウイルス感染拡大のため中止となりました。
▲江戸川区ラジオ体操連盟 高木秀隆会長と桜田
5 終わりに
2020年から1年以上続く新型コロナウイルスの感染拡大で、全国各地の体操会では参加人数が減少したり、「コロナの感染が広がるのでは?」との苦情を承ったりと、様々なご苦労の中、地域住民の健康維持や、コミュニティー維持のために大変なご苦労や努力をされていることと思います。
「コロナは正しく恐れて、正しく予防する」ことが大切です。感染拡大が長引く中、健康維持や、コロナ太り、リモートワークのストレス解消などに「いつでも、どこでも、だれでも」できるラジオ体操は「貴重な運動手段の1つ」です。会場に出向くことのできる方は「歩く」ことでより運動効果がありますし、お部屋や庭など自宅で行うことは時短にもなり「手軽」に継続できます。ご自分にできる方法でラジオ体操を継続していただけたらと思います。また、講習会などで皆さんにお会いできる日が早く訪れることを願っています。