集団的西側の火遊び・・・

プーチンはNATOに対し、ロシア深部への攻撃がもたらす結果に警告。西側諸国は攻撃許可を急がない。 プーチンはNATO諸国がウクライナ紛争への直接関与に議論中と述べた

より

上記文抜粋
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プーチンはNATOに対し、ロシア深部への攻撃がもたらす結果に警告。西側諸国は攻撃許可を急がない。 プーチンはNATO諸国がウクライナ紛争への直接関与に議論中と述べた
Путин предупредил НАТО о последствиях ударов вглубь России. Запад не торопится их разрешать
Путин заявил, что страны НАТО обсуждают прямое участие в конфликте на Украине

アレナ・フォミナ GAZETA
War on Ukraine #5766 12 September 202
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ロシア語訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)E-wave Tokyo 2024年9月13日

本文

 ウラジーミル・プーチン大統領は、ヨーロッパとアメリカの衛星からのデータがなければ、ウクライナ軍はロシア領土の奥深くまで攻撃を行うことはできないと述べた。

 したがって、彼によれば、私たちは西側のミサイルの使用許可について話しているのではなく、紛争へのNATO諸国の直接参加について話しているのである。

 タイムズ紙は、ジョー・バイデン氏がATACMSの使用を許可しないが、フランスとイギリスが武器を提供しても気にしないだろうと報じた。同時に、西側諸国は決断を急いでいない、とルモンド紙は指摘する。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、現在、ロシア連邦深くまで攻撃する許可について協議する中で、NATO諸国はウクライナ紛争に直接関与するかどうかを決定していると述べた。

 「私たちは、キーウ政権によるロシア領土への攻撃を許可するか禁止するかについて話し合っているのではない。彼はすでに無人航空機やその他の手段の助けを借りてそれを引き起こしている。しかし、西側製の長距離精密兵器の使用となると、話は全く別になる。

 重要なのは、<...> ウクライナ軍は西側製の最新の高精度長距離システムでは攻撃を実行できない」とプーチン大統領は語った。

 同氏は、このためにはウクライナ軍が衛星諜報データを入手する必要があるが、それを持っているの はEUか米国だけだと指摘した。
 「これらのミサイルシステムの飛行任務は、基本的にNATO諸国の軍人のみが実行できる。ウクライナ軍人にはそんなことはできない。したがって、これはウクライナ政権がこれらの兵器でロシアを攻撃することを許すか許さないかという問題ではない。それはNATO諸国が軍事紛争に直接関与しているかどうかを決定することである。この決定が下されれば、それは…NATO諸国、つまり米国、欧州諸国がウクライナ戦争に直接参加することを意味するだろう 」とプーチン大統領は付け加えた。

 大統領によると、この場合、米国と欧州諸国がロシアと戦争状態にあることを意味するため、紛争の性質自体が変わるだろう。プーチン大統領は、生み出されている脅威に基づいて、ロシア政府は適切な決定を下すだろうと主張している。
欧州のミサイルのみ

 一方、タイムズ紙は関係者の話として、ジョー・バイデン米大統領が紛争の激化を防ぐため、ロシア領土への攻撃にATACMSミサイルを使用することを許可しないと報じた。しかしおそらく、ヨーロッパの同僚がそのために武器を提供しても、彼は気にしないだろう。

 フランスとイギリスがこれに同意すれば、理論上、イギリスとフランスの長距離ミサイル「ストームシャドウ」と「スカルプ」をロシア深部攻撃に使用できる可能性がある。同時に、別の報道関係者は、英国がそのような決定を下すのにパートナーの支援は必要ないと述べた。バイデン氏とキア・スターマー英国首相は9月13日にワシントンで開催される会談でこの問題について話し合う 可能性が高い。

 タイムズ紙の情報筋は、この問題に関する決定は公表されない可能性が高いと考えている。さらに、アメリカ大統領は、現在の状況についての意見を聞くために、他のヨーロッパの指導者らとストライキの許可について話し合う予定だ。

 フランス紙ルモンドは情報筋の話として次のように報じている。

 ウクライナ軍による「いくつかの間違い」を理由に、西側諸国は長距離兵器による攻撃を容認する決定を急いでいない。

 そのうちの1つはクルスク地域での作戦である。伝えられるところによれば、西側指導者たちは現在、キーウの戦略を明確にしたいと考えている。彼らは、紛争が他の国、つまりポーランドやラトビアに広がる可能性を懸念している。

 「Strana.ua」は、西側諸国はロシア連邦領土の奥深くまで武器を使った攻撃だけでなく、新たな領土での長距離ミサイルの使用にも反対していると書いている。

 南デンマーク大学軍事紛争研究センターのオリヴィエ・シュミット教授はル・モンドに対し、米国では選挙が行われるため、近い将来に西側からの正式な解決を期待すべきではないと語った。フランスとドイツの国内政治生命は危機に瀕している。
本稿終了


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抜粋終わり

正直、集団的西側が「どこまで正気」か保証できない。

まあそれが一番顕著なのが「カルト王天皇」の支配する「天皇日本」と、その飼い主の一つのアメリカ。。。

より

上記文抜粋
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プーチン大統領から警告


午前中出ていた速報です。

ウクライナが米英の長距離ミサイル(米英の)を使用してロシアの奥深くを攻撃することについて米英政府は許可を出しましたが、プーチン大統領は、ウクライナがロシア国内を攻撃するために西側の長距離ミサイルを使用した場合、NATOはロシアとの直接戦争に突入すると警告。*ロシアの奥深くとはモスクワでしょうか。

プーチンは西側諸国に対して厳しい警告を発し、もしウクライナが長距離ミサイルを使ってロシア領内深部を攻撃することが許されるなら、それは事実上、米国とNATOがロシアの直接の敵となり、合法的な軍事目標となることを意味すると述べました。

ご存知のように、ロシアの特別軍事作戦は実質米納豆とロシアの戦いです。しかし長距離ミサイルでロシアの奥深くを攻撃するとなると明確に米NATOとロシアの戦争ということになります。

https://x.com/BRICSinfo/status/1834271237536674289
https://x.com/ShadowofEzra/status/1834269549371297806
https://x.com/RealAlexJones/status/1834260387404857794

Sputnik 日本@sputnik_jp

プーチン大統領、宇による西側製の長距離兵器使用の見通しについて語る

🇷🇺 ロシアのプーチン大統領は12日、記者団に対し、欧米諸国が西側の高精度の兵器を使ってウクライナ軍がロシアを攻撃する許可に関して議論していることについて、初めて公に語った。

プーチン大統領の主な発言
🔸 キエフはすでにドローンやその他の手段を使ってロシアを攻撃しているが、西側製の高精度の長距離兵器は「全く別の話だ」。

🔸 ウクライナは西側製の高精度の長距離兵器を独力で使用できる状態にない。使用するためには、いずれにせよ、西側の衛星が取得した諜報データが必要だ。

🔸 NATO加盟国が現在議論しているのは、ウクライナに対するロシアへの攻撃許可ではなく、軍事紛争へのNATOの直接的な参加に関する決定の承認である。

🔸 紛争の本質が変化した場合、ロシアは生み出される脅威に基づいてしかるべき決定を下すだろう。



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抜粋終わり

まあ、さっさとバチカンとバッキンガムとジュネーブと江戸城跡地に、キンジャールに核を搭載してぶち込めば、世界は一気に平和になりますは・・・

集団的西側はそういう心中を望んでいるのだろうね・・・


より

上記文抜粋
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カザンBRICS首脳会議の成否の帰趨

◾️スコット・リッター「米国はロシアを攻撃する」
Scott Ritter : US to Attack Russia, in an interview with Judge Napolitano for Judging Freedom, September 11, 2024.



ロシアが大局的な戦略ゲームをしていることを皆に思い出してもらいたい。これらの新兵器が標的に対して解き放たれたところで、戦場での結果は何も変わらない。それが現実だ。


ロシアの仕事は少し難しくなるだろうか? そうだ。
プーチンとその政府にとって政治的に恥ずべきことだろうか? そうだ。


しかし今、プーチンはカザンに集中している。
10月末にBRICS首脳会議が開催されるタタールスタンの都市だ。ここはアメリカ、イギリス、ヨーロッパ、NATOの戦略的敗北が行われる場所だ。


BRICSの拡大には、トルコの可能性も含まれる。アゼルバイジャンが加盟を望んでいることもわかっている。マレーシア、ベネズエラ、エジプト、サウジアラビア、エチオピア、アラブ首長国連邦はすでに加盟している。
ルールに基づく国際秩序の敗北を告げる形で、世界が再定義されようとしているのだ。そしてもちろん、それこそがバイデン政権が言うところの、世界におけるアメリカの役割なのである。バイデン政権の最優先課題は、ルールに基づく国際秩序を守り、維持することである。


このサミットが実現すれば、アメリカは10月に敗北する覚悟はできている。サミットが開催されないようにする唯一の方法は、ロシアが現在発生している挑発行為に過剰反応することである。これは、ロシアに対する世界の印象という地政学的現実を根本的に変えることを意味しうる。


現在、ロシアは世界の大半から責任ある国家と見られている。しかし、ロシアが過剰に反応し、NATOに戦いを挑み、そうすることが正当化されるように紛争を拡大すれば、中国やインドを含む世界中の多くの人々が一歩引いて、『おっ、ちょっと待てよ』と言うかもしれない。


ロシアはそれを望んでいない。彼らはカザンを成功させるためにあまりにも長く、あまりにも懸命に働いてきた。ウラジーミル・プーチンはカザンを成功させるつもりだ。


ブリンケンがキエフにいるもう一つの理由は、プーチンがこのエスカレーションに過剰反応することはないだろうということを物知りの人々からアドバイスを受けているからだと思う。だから、政治的な目的のために、選挙期間中に『ウクライナの自衛を助けるためにできることはすべてやった』と言えるようにやってしまおうというわけだ。

I just want to remind everyone that Russia is playing a big-picture strategic game.
Nothing that happens in terms of the unleashing of these new weapons against targets will change the outcome on the battlefield. That’s the reality.


Will it make Russia’s job a little bit more difficult? Yes.
Will it be politically embarrassing for Putin and his government? Yes.


But right now, Putin is focused on Kazan.
That's the city in Tatarstan which will host the BRICS Summit near the end of October.
This is where the strategic defeat of the United States, Great Britain, Europe, and NATO takes place.


The expansion of BRICS could include the possibility of Turkey. We know Azerbaijan wants to become a member. Malaysia, Venezuela, Egypt, Saudi Arabia, Ethiopia, and the United Arab Emirates are already joining.


We are looking at the world redefining itself in a way that signals the defeat of the rules-based international order. And that, of course, is what the Biden Administration has been saying defines America's role in the world. The preeminent task of the Biden Administration is to defend and preserve the rules-based international order.


It's ready to get down and be defeated in October if this summit goes forward. One way to help the summit not go forward is for Russia to overreact to the provocations that are taking place.


This could mean doing something that fundamentally changes the geopolitical reality in terms of the world's impression of Russia.


Right now, Russia is seen as a responsible nation by the bulk of the world.


But if Russia overreacts, takes the fight to NATO, as it would be justified to do so, and expands the conflict, many people around the world, including China and India, may take a step back and say, 'Whoa, wait a minute.'


Russia doesn't need that.
They've worked too long and too hard to make Kazan a success, and it's going to be a success. Vladimir Putin is going to make sure it's a success.


I think that's another reason why Blinken is in Kiev because I think he has been advised by people that should know that Putin probably won't overreact to this escalation.


And so, for political purposes, let's get it done so that we can say during an election period, 'We did everything we could to help Ukraine defend itself.'"

しかしカザンのBRICS首脳会議自体、長距離ミサイルで攻撃されないのかね、少し前ドローン攻撃があったようだが。


そのカザン攻撃にも準備万端で備えているんだろうか。BRICS首脳が皆殺し?なんてことがないように。

プーチンは次のインタビューでは「余裕」の表情でーーあるいはポーカーフェイスでーー西側の長距離兵器について語っているように見えるが。



動画

◾️プーチン大統領ーーロシアを攻撃するために西側の長距離兵器を使用する見込みについての質問に対する応答
2024年9月12日
the answer by Russian President Vladimir Putin to a question about the prospect of using Western long-range weapons to strike Russia, September 12, 2024.

Source: t.me Kremlin_Russian
Официальный канал информационного портала Kremlin_Russian По вопросам сотрудничества —
Sep 13, 2024

Акичка@4mYeeFHhA6H1OnF
「概念のすり替えが試みられています。なぜなら、私たちはキエフ政権がロシア領土を攻撃することを許可するか禁止するかという問題について話しているのではありません。彼らは既に無人航空機やその他の手段を使って攻撃を行っています。

しかし、西側製の高精度長距離兵器の使用となると、まったく別の話です。事実、すでに述べたように、そしてどの専門家もこれを確認するでしょう(ここでも西側でも)、ウクライナ軍は西側製の現代的な高精度長距離システムで攻撃することはできません。できないのです。

これは、ウクライナが持っていない衛星データを使用することでのみ可能です ― これは欧州連合またはアメリカ、すなわちNATOの衛星からのデータだけです。これが第一点です。

第二点、そして非常に重要でおそらく決定的なのは、これらのミサイルシステムに対する飛行任務は、実際にはNATO諸国の軍人によってのみ実行され得るということです。ウクライナ軍人にはそれができません。したがって、ウクライナ政権にこれらの兵器でロシアを攻撃することを許可するかどうかの問題ではありません。問題は、NATO諸国が軍事紛争に直接関与するかどうかを決定することです。 この決定が下されれば、それはすなわちNATO諸国、米国、そして欧州諸国がウクライナ戦争に直接参加していることを意味します。これは彼らの直接的な関与です。そしてこれは当然、この紛争の本質、その性質を大きく変えることになります。

これは、NATO諸国、米国、そして欧州諸国がロシアと戦争をしていることを意味します。そして、もしそうであれば、この紛争の本質が変わることを考慮して、私たちは私たちに対して生じる脅威に基づいて、適切な決定を下すことになります。」

"There is an attempt to substitute concepts. Because we are not talking about allowing or prohibiting the Kiev regime to strike at Russian territory. It is already striking with the help of unmanned aerial vehicles and other means.
But when it comes to using high–precision long-range Western-made weapons, it's a completely different story. The fact is that, as I have already said, and any experts will confirm this (both here and in the West), the Ukrainian army is not able to strike with modern high-precision long-range systems of Western production. It can't do that. This is possible only with the use of satellite data, which Ukraine does not have — this is data only from satellites of either the European Union or the United States, in general, from NATO satellites. This is the first one.
The second, and very important, perhaps key, is that flight missions to these missile systems can, in fact, only be carried out by military personnel of NATO countries. Ukrainian servicemen cannot do this. And therefore, it is not a question of allowing the Ukrainian regime to strike Russia with these weapons or not to allow it. It's about deciding whether NATO countries are directly involved in a military conflict or not.
If this decision is made, it will mean nothing more than the direct participation of NATO countries, the United States, and European countries in the war in Ukraine. This is their direct involvement. And this, of course, significantly changes the very essence, the very nature of the conflict. This will mean that NATO countries, the United States, and European countries are at war with Russia. And if this is the case, then, bearing in mind the change in the very essence of this conflict, we will make appropriate decisions based on the threats that will be created to us."

もっともBRICS首脳が皆殺しになったら間違いなく世界は終わるだろうがね。



ーーこれは一年ほど前のFuture of Life Instituteによるシュミレーションのようだ➡︎YouTube:How would a nuclear war between Russia and the US affect you personally?
他方、 BRICS首脳会議が成功したら、G7はもはや負け犬の集りにすぎなくなり、事実上お終いだろうからな。

◾️プーチンーードミトリー・キセリョフによるインタビュー
Vladimir Putin answered questions from Dmitry Kiselev.March 13, 2024 The Kremlin, Moscow



肝心なのは、このいわゆる「黄金の10億人」が、何世紀にもわたって、500年もの間、他の民族に寄生してきたということだ。〔・・・〕彼ら(西側のエリートたち)は何世紀にもわたって、腹を人肉で満たし、ポケットを金で満たしてきた。しかし、彼らは、吸血鬼の舞踏会が終わりに近づいていることに気付かなければならない。
The point is that this so-called "golden billion" has been practically parasitising on other peoples for centuries, 500 years.(…) They've spent centuries filling their bellies with human flesh and their pockets with money. But they must realise that the vampire ball is ending.
Она заключается в том, что этот так называемый золотой миллиард на протяжении веков, 500 лет, практически паразитировал на других народах.(…) Они привыкли столетиями набивать брюхо человеческой плотью, а карманы - деньгами. Но они должны понять, что бал вампиров заканчивается


◾️ラブロフ:於国際フォーラム「プリマコフ読書会」 2023年11月27日、

Foreign Minister Sergey Lavrov’s remarks and answers to media questions at the Primakov Readings International Forum, Moscow, November 27 2023

私たちは西側諸国の新植民地主義的本能を目の当たりにしている。 500年以上にわたってそうしてきたように、他者を犠牲にして生き続けたいという願望である。 この時代が終わろうとしていることは誰の目にも明らかだ。 彼らはそれを自覚している。
We are witnessing neo-colonial instincts in the West. There is a desire to continue living at the expense of others, as they have been doing for over 500 years. It is clear to everyone that this epoch is coming to an end. They are aware of that.




ところでWikipediaのカザンの項にはこうあるな、《カザンという地名の由来は定かでない。タタール語でカザン(qazan)とは、文字どおりには「ボイラー」「大鍋」という意味である。》


ちょっと不吉な名だな、鴎外=壽阿彌の《火勢強く左右より燃かかり候故、そりや釜の中よといふやうな事にて釜へ入候處、釜は沸上り、烟りは吹かけ、大釜故入るには鍔を足懸りに入候へ共、出るには足がかりもなく、釜は熱く成旁にて死に候事と相見え申候》という具合に「地球の大釜」を想起させるよ、、


壽阿彌の手紙には、多町の火事の條下に、一の奇聞が載せてある。此に其全文を擧げる。「永富町と申候處の銅物屋大釜の中にて、七人やけ死申候、(原註、親父一人、息子一人、十五歳に成候見せの者一人、丁穉三人、抱への鳶の者一人)外に十八歳に成候見せの者一人、丁穉一人、母一人、嫁一人、乳飮子一人、是等は助り申候、十八歳に成候者愚姪方にて去暮迄召仕候女の身寄之者、十五歳に成候者愚姪方へ通ひづとめの者の宅の向ふの大工の伜に御坐候、此銅物屋の親父夫婦貪慾強情にて、七年以前見せの手代一人土藏の三階にて腹切相果申候、此度は其恨なるべしと皆人申候、銅物屋の事故大釜二つ見せの前左右にあり、五箇年以前此邊出火之節、向ふ側計燒失にて、道幅も格別廣き處故、今度ものがれ可申、さ候はば外へ立のくにも及ぶまじと申候に、鳶の者もさ樣に心得、いか樣にやけて參候とも、此大釜二つに水御坐候故、大丈夫助り候由に受合申候、十八歳に成候男は土藏の戸前をうちしまひ、是迄はたらき候へば、私方は多町一丁目にて、此所よりは火元へも近く候間、宅へ參り働き度、是より御暇被下れと申候て、自分親元へ働に歸り候故助り申候、此者の一處に居候間の事は演舌にて分り候へども、其跡は推量に御坐候へ共、とかく見せ藏、奧藏などに心のこり、父子共に立のき兼、鳶の者は受合旁故彼是仕候内に、火勢強く左右より燃かかり候故、そりや釜の中よといふやうな事にて釜へ入候處、釜は沸上り、烟りは吹かけ、大釜故入るには鍔を足懸りに入候へ共、出るには足がかりもなく、釜は熱く成旁にて死に候事と相見え申候、母と嫁と小兒と丁穉一人つれ、貧道弟子杵屋佐吉が裏に親類御坐候而夫へ立退候故助り申候、一つの釜へ父子と丁穉一人、一つの釜へ四人入候て相果申候、此事大評判にて、釜は檀那寺へ納候へ共、見物夥敷參候而不外聞の由にて、寺にては(自註、根津忠綱寺一向宗)門を閉候由に御坐候、死の縁無量とは申ながら、餘り變なることに御坐候故、御覽も御面倒なるべくとは奉存候へ共書付申候。」

此銅物屋は屋號三文字屋であつたことが、大郷信齋の道聽途説に由つて知られる。道聽途説は林若樹さんの所藏の書である。

 釜の話は此手紙の中で最も欣賞すべき文章である。叙事は精緻を極めて一の剩語をだに著けない。實に據つて文を行る間に、『そりや釜の中よ』以下の如き空想の發動を見る。壽阿彌は一部の書をも著さなかつた。しかしわたくしは壽阿彌がいかなる書をも著はすことを得る能文の人であつたことを信ずる。(森鴎外『寿阿弥の手紙』)

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抜粋終わり

肝心なのは、このいわゆる「黄金の10億人」が、何世紀にもわたって、500年もの間、他の民族に寄生してきたということだ。〔・・・〕彼ら(西側のエリートたち)は何世紀にもわたって、腹を人肉で満たし、ポケットを金で満たしてきた。しかし、彼らは、吸血鬼の舞踏会が終わりに近づいていることに気付かなければならない。

私たちは西側諸国の新植民地主義的本能を目の当たりにしている。 500年以上にわたってそうしてきたように、他者を犠牲にして生き続けたいという願望である。 この時代が終わろうとしていることは誰の目にも明らかだ。 彼らはそれを自覚している。

日本列島は、有史以来「天皇家の植民地」に過ぎなかったのだ。

でもようやく戦国安土桃山時代に信長・太閤・神君と続いて、ようやく「天皇家の植民地」から脱出したが、明治にもっと惨い「外資と天皇家の人間牧場」になったのだ・・

天皇家と集団的西側が「自分たちがダメなら世界を滅ぼす・国民を皆殺しにする」て出来る人たちである。天皇家など前の戦争でそれを見せつけた。
未だに「前の敗戦」の責任を謝罪すら天皇とその一党がしないのは「そもそも日本人など天皇家の家畜か餌」だからである。

より

上記文抜粋
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 パルメニデスの言葉と共に、存在論は西欧の権力に特有の暴力行使の在り方と一体になった教説として出現する。存在は到るところに在り、一切の存在者に対し容赦なく己れの支配を貫徹し、己れの存在に対して、いかなる弁明も知らない。「何ゆえに存在があって、無があるのではないのか?」 ― 存在するとは、一つの根源的な暴力に引き渡されてあることなのだ。だからパルメニデスが「在るものは在る」と断言するとき、「存在」とは語りの主体たる彼と彼の言辞(レーマ)を聴取する他者を共に同時にさし貫くような、普遍的な暴力の開示である。言い換えれば彼は見た目は対象としての「存在」について語りながら、その実は、自らの存在を根拠となしつつ、己れが独占する可知性へと他者を還元するような言説の主人に自分を仕立てあげている。これは他者と世界を〈客体〉に引き下げながら自らは絶えず無へと遁走する、〈主体〉の神話の原型にほかならない。

 このような西欧的な〈学〉の理念は、存在と現前を同一視するパルメニデスのテーゼにその発端をもつ。この〈学〉は、それが存在論としてある限り、対象の同一性 Identity を特定することをもって始まり、己れを対象の有する真理の記述として正当化する。真理とは知と対象的事物を一致させる記述の妥当性 Adequatio だということになる。しかしながら〈学〉が記述すべき対象の同一性は、〈学〉が自らに都合よくでっちあげた虚構の他者にすぎず、そこでは他者を鏡面として〈学〉のまことしやかな同一性が貫徹することだけが問題なのだ。対象の真理の記述としての〈学〉は他者の植民地化を必要としており、他者の〈教育〉によってのみ虚構として存続することができる。こうしてパルメニデスの言葉と共に、差異としての差異、他者の他者性は抹消され、後のウェーバーの宗教史学やレヴィ=ストロースの構造人類学におけるような、西欧人だけが他者の可知性を独占しているという神話の成立へ向けて、一つの歴史的可能性が開けることになったのである。

・・・・・・・中略・・・・・・・

別の例で言いますと、フーコーは、一定の人間集団において、正常者(or理性、A)と異常者(or狂気、not A)を区別する法廷の裁判官が、どの審級においても正常者(or理性、A)であること見抜き、これを「権力」現象である、と喝破しました。

「理性」と「狂気」を区別するのは、常に「理性」側という訳です。従いまして、欧米人は、たいてい当面の敵を「狂っている」とか「狂人」と罵ります。

ロシアウクライナ戦争では、西側メディアは、プーチンを狂人とかヒトラー扱いします。アメリカ大統領選挙では、民主党系、リベラル系のメディアは、トランプを「狂っている」と誹謗中傷します。理性は常に自分たちが握っているのです。

19世紀中葉の西欧人たちは、アジア・アフリカの珍しい少数民族を檻に入れて「展示」するということを平気で行いました。その「人間」の定義は西欧人のでっち上げでした。

あの偉大なるカント先生(Immanuel Kant)も、大学で人類学なるものを、黒人は生まれながらに「理性」が不足しているので、白人が使役したり、奴隷として役に立たせるのは、むしろ彼等のためであり理に適っている、という具合に講義していました。

・・・・・・・中略・・・・・・・

2)「西欧合理主義」とは、自我中心の合理主義であり、その合理性は自我を中心とした無矛盾性のことであり、自我に背を向けるものは徹底的に排除するものである

3)言い換えると、「自我に敵対するものを合理的に倒すこと」であるから、暴力革命も是認されるし、民族鏖殺も正当化される。現代のグローバリゼーション下でも、核武装している大国が「ジャイアン」であり、非核武装の中小国が「のび太」だから、現代国際社会も、事実上、中世の自力救済の世界とあまり変わり映えしない、といわねばならない。

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抜粋終わり

より

上記文抜粋
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二、それならば欧米の合理主義の根幹は何か。また、その欠陥は何か。
 まず、その根幹は矛盾律にある。矛盾律とは「Aと非Aとは同時には成立しない」という原理である。言い換えれば、矛盾を排除することであり、無矛盾性を保持することである。この矛盾律を厳格に、そして徹底的に守り抜くのが欧米の合理主義の根本である。

 無矛盾的な形式を追求する形式論理学はもちろんのこと、矛盾を媒介者として展開する種々なる弁証法も、矛盾律を根本として堅持しなくてはならないのである。そして矛盾律を堅持することは、矛盾を徹底的に排除することである。欧米の文化は常に自己に矛盾するものを徹底的に排除することによって、自己同一を維持してきたのである。そのお蔭で欧米では科学が発達し、技術が開発され、民主主義が定着し、経済が成長して、輝かしい近代が出現したのである。

しかしこの無類に強力な欧米的合理主義にはおのずからなる限界があり、欠陥がある。十字軍を始めとして、苛烈な宗教裁判、新教と旧教との間の妥協なき宗教戦争等々、合理的な西洋の世界には再三再四発現した不合理極まりない闘争のくりかえしは何と説明してよいのであろうか。そうした好戦的傾向は二十世紀にまで続き、ついに第一次、第二次の世界大戦を惹き起こしたのであるが、それは対日戦を別にすれば、欧米の仲間喧嘩であり、その合理主義が内蔵する自己矛盾の必然的な帰結と言わねばなるまい。

 それならば、欧米的合理主義のなかに内在する不合理は何に由来するのか。その合理主義は元来矛盾を徹底的に排除して無矛盾性を維持することである。それが、矛盾を排除するが故に矛盾に陥って自滅しかねない状態になるのは何故であるか。欧米的合理主義は何か根本的な欠陥を内に抱いているにちがいない。さもなければ、矛盾を排除して却って矛盾に陥るはずがない。その根本的な欠陥とは何か。それは欧米の合理主義が自我中心的合理主義である、という点にあると考えられる。その合理性は自我を中心とした無矛盾性のことであり、自我に背を向けるものは徹底的に排除するのである。デカルトは神の存在を証明するのに「我思う」から出発し、カントは科学の妥当性を保証するのに「我思う」を証人に立てたが、このように欧米の合理主義は自我を基準として、これに矛盾するものを除き、これに矛盾しないものを保存するという思考法である。一見矛盾を許すかに見えるヘーゲルの弁証法も、「絶対精神」と名づけられる自我が自己に矛盾するものを排除しながら自己を展開していく体系であって、自我中心的合理主義の一典型である。かかる自我中心的合理主義を要約して言えば、「自我に敵対するものを合理的に倒すこと」という一文に尽きるであろう。この原理を忠実に守れば、暴力革命も是認され、民族鏖殺も正当化されるであろう。ここに欧米的合理主義の病巣がある。その病巣を剔抉するには、合理主義から「自我中心」という条件を取り去らねばならないが、本書に集録した東洋の合理思想はそうした非自我中心的合理主義のいくつかの範例を提供するであろう。

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抜粋終わり

その「我」が間違っていたら、それは「世界」を破壊してても「我」の正しさを求める。

それが「集団的西側」「天皇」なのであるのだからね。

なら、天皇家&集団的西側が、プーチン・ブリックスもろともに世界を滅ぼすのは、普通にあり得る選択肢です。

まあ、日本人の出来ることは、、、「天皇廃止」OR天皇家絶滅ですはな。。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みの富む社会になりますように。

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