国家の終わりは、モラル崩壊・信用喪失が一番大きい。


より

上記文抜粋
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請願権を否定する環境省

【「時間です」水俣病患者側の発言遮りマイク切る 環境相と懇談で国側】
 公式確認から68年となった水俣病をめぐり、熊本県水俣市で1日に開かれた、伊藤信太郎環境相と患者らでつくる8団体との懇談で、患者側が発言している最中に環境省職員がマイクの音量を切って発言を遮る場面があった。持ち時間を過ぎたことを理由にしたが、団体側からは「これでは患者の声を聞いたことにはならない」との声があがった。
 懇談は慰霊式典後、環境相が当事者の声を聞く機会として設けられた。
 懇談では、ある団体の発言が3分を超えると、司会役の環境省職員が内容をまとめるよう促すと同時に、いきなりマイクの音声が切られ発言できなくなった。
 続いて別の団体が「発言時間を譲ります」として、その次の団体に発言機会をしっかりと与える配慮をした。ところが、次の団体の発言が6分になると、環境省職員が「お時間です」と遮り、マイクが切られた。
 さらに別の団体の代表が、水俣病と認められないまま昨年亡くなった妻のことを切々と訴えていたが、ここでも持ち時間が過ぎるとマイクの音声が切られ、発言を終了させられた。このため場内は騒然となった。
(5月3日、朝日新聞より抜粋)

報道は「環境省は被害者の声を聞くべき」と霞が関の倫理に訴えてしまっているが、問題はそこではない。
現行憲法は第16条に

何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

と規定し、市民の被害を訴え、損害の救済を求める権利を認めると同時に、国家はそれを阻害し、内容や請願者などによって差別してはならないことを義務付けている。

従って、環境省が一方的に請願を遮ったことは憲法違反第16条であると同時に、同99条の公務員による憲法遵守義務違反であり、単なる倫理的問題ではない。
当然「事務方の不手際」で許されることではなく、許してはならない。
「ヤクニンの不手際」で市民の請願権の阻害がまかり通ることになるからだ。

仮に環境省側の組織的行為であるならば、環境省が関東軍化していることを示しているし、官僚個人の「不手際」であるならば、憲法を全く理解しておらず、遵守する意思を持たない「不適切な官僚」が横行していることになる。
環境省側の主張を認めるならば、少なくとも憲法違反の官僚を特定し、懲戒免職かそれに準じる処分を下さねば、憲法の権威=市民の権利を守ることができなくなるだろう。

それくらい重大な事件であるはずだが、いま時の権威主義に染まった霞が関官僚には何が悪かったのかすら理解できないに違いない。

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抜粋終わり

従って、環境省が一方的に請願を遮ったことは憲法違反第16条であると同時に、同99条の公務員による憲法遵守義務違反であり、単なる倫理的問題ではない。
当然「事務方の不手際」で許されることではなく、許してはならない。「ヤクニンの不手際」で市民の請願権の阻害がまかり通ることになるからだ。


さすが天皇陛下の国である。日本人を守らないのが「天皇」だからね。

孫子の行軍第九


令素より行われて以て其の民を教うれば、則ち民服す。
令素より行われずして、其の民を教うれば則ち民服せず。
令素より行わるる者は、衆と相得るなり。

普段から、日本人を「御座なり」にする天皇とその信者の言うことなど、信用できなくなるよね。

天皇亡国です。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みの富む社会になりますように。

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