西側諸国・民主国家が衰退した理由~民主国家でなくなったから。


上記文抜粋
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 これらの晏嬰の統治の中で、常に一貫しているのが第一に民と国のことを考えて政治を行っていることである。晏嬰は、権力とは民の潜在的な力に仮託されたものでしかないことを知っていた。権力者というものは、自分の地位が所詮大衆からの借り物でしかないのを知らずにその座に寝そべっているものである。しかし晏嬰は、民を富ますことが国を豊かにすることであり、君主個人を富ますことは決して国を豊かにするものではない、ということを知っていたのである。

・・・・・・・中略・・・・・・

春秋戦国時代に思想の大爆発期があったのは事実であり、都市国家的要素、或いはある一定の自由が含まれていなかったなら、思想の大爆発期はなかっただろうことは世界の歴史を見れば明らかである。しかし、晏嬰の「民を政治の基本とする」という言葉によって、晏嬰を民本主義者とするのは難しいのではないか。『晏子春秋』を見ると、晏嬰はまず国のことを思っている社稷の臣である。国を富ますためにはまず民を豊かにし、礼法を国の隅々にまで広げ、支配層による統治を絶対的にすることである。晏嬰にとって、いや、古の先人達にとって、民を豊かにし、支持を取り付けることは、国を豊かにし、強くするための最高の方法論だったのではないか。だからこそ、晏嬰は民を大事にし、民を豊かにすることが国の利益に繋がることを君主に説いた。『晏子春秋』中の先民後身は、このことを説いているのである。

 晏嬰は、民本主義のように、民が初めにあり、民を豊かにすることで国が豊かになる、というような民への国家付属論を説いているのではない。晏嬰は、民に重心をおいてはいるが、君主を含むすべての人々の国家への付属論を説いているのであり、民の信望を得ることは国家運営上の最大の目標であり、利点だった。故に、晏嬰を民本主義者とすることはできないのである。

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抜粋終わり

晏嬰にとって、いや、古の先人達にとって、民を豊かにし、支持を取り付けることは、国を豊かにし、強くするための最高の方法論だったのではないか。だからこそ、晏嬰は民を大事にし、民を豊かにすることが国の利益に繋がることを君主に説いた。

晏嬰は、民に重心をおいてはいるが、君主を含むすべての人々の国家への付属論を説いているのであり、民の信望を得ることは国家運営上の最大の目標であり、利点だった。

これは、逆に言うと「民主主義国家が強かった」理由もわかると思う。

あるいは、民主主義とは「民を豊かにし、支持を取り付けることは、国を豊かにし、強くするための最高の方法」だったかもしれない。

で、その国が、何故に衰退したのか。

そうでは無くなったからね。

上記文抜粋
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失敗したのは資本主義ではなく、縁故資本主義である。 – Robert F Kennedy Jr

・・・・・・・中略・・・・・

また古代自由主義者を喜ばせるのは、ケネディが長い間失われてしまった自由市場資本主義を賞賛していることだ。ハドソン川沿いで漁をしていた歴史的な漁師一家がいなくなったのは、「彼らのビジネスプランがうまくいかなかったから」ではなく、「彼らは3世紀半にわたってニューヨークの歴史、文化、味覚を豊かにしてきた」と彼は主張する。

自由市場の資本主義は彼らにとって完璧に機能していたのだ。豊かな自然は信頼できる社会的セーフティネットであり、大恐慌の犠牲者も漁をして家族を養うことができた。しかし、今、彼らは福祉国家に糧を求めなければならなくなった。

このような本物のコミュニティを排除したのは企業や縁故資本主義なのである。

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抜粋終わり

資本主義も、民主主義も、ぜ~ぶ「縁故資本主義」に変ったよな。




人民中国の「やり口」は、民主的ではない。

でも

民を豊かにし、支持を取り付けることは、国を豊かにし、強くするための最高の方法論だったのではないか。だからこそ、晏嬰は民を大事にし、民を豊かにすることが国の利益に繋がることを君主に説いた。

民本主義のように、民が初めにあり、民を豊かにすることで国が豊かになる、というような民への国家付属論を説いているのではない。晏嬰は、民に重心をおいてはいるが、君主を含むすべての人々の国家への付属論を説いているのであり、民の信望を得ることは国家運営上の最大の目標であり、利点だった。故に、晏嬰を民本主義者とすることはできないのである。

少なくとも

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ロックダウンをごまかしたり、忘れたりしてはならない。

ロックダウンのことを誰も話したがらないというRFK Jr.の言葉は、実に正しい。両政党は、アメリカ人の身体や企業への侵略と占領を阻止することを推進、または止めることができなかった。

パット・ブキャナンが常に主張していたことだが、中産階級なくして安定した民主主義はありえない。ロックダウンはアメリカの中産階級を壊滅させ、330万の中小企業を破壊し、世界で最も高い超過死亡率をアメリカにもたらした。ハーバード大学の経済学者ラリー・サマーズによれば、ロックダウンが経済に与えたコストは16兆ドルであった。ケネディによれば、これは人類史上最大の富の移転であり、4兆ドルが中流階級から超富裕層へと移転したという。

ナオミ・ウルフ、タッカー・カールソン(戦争党のニュースチャンネルを破壊した)、グレン・グリーンウォルドのほかにロックダウンが中小企業経営者(ケネディを支持する人々に多い)に及ぼす影響を説得力のある情熱と思いやりと事実把握を持ってその場で説明できる公人はほとんどいなかった。

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抜粋終わり

安定した中間層を破壊し、多くの人たちを貧困に叩き落とすような「非民主的」な政策よりも、遥かに「市民の生活を守る」と言う意味では民主的なのである。

西側民主国家が衰亡したのは、「縁故資本主義」で民主主義を、、DSなり少数のスーパーセレブどもに銭で売り払ったのが、大きな原因であり、それを許す欠陥が、今の民主制にあるって事実があるってことだろう。{マスコミとか選挙制度とか}

まあ、敗戦の責任もとらん「天皇」が未だ存在している日本が民主国家てのは、法螺である。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みに富む社会になりますように

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