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階級社会は容易に分断できる。

上記文抜粋
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イギリスは今や「時計仕掛けのオレンジ」の社会か

私は「めいろま」という人物の人間性は嫌いだし、その発言もネトウヨ臭がひどくて嫌いだが、下の発言にそれなりの根拠があるとしたら、重要情報なので転載する。
で、なぜイギリスがそうなったのか、という分析を私は見たことがない。下の発言での「発生源」は何を指しているのか。まあ、ブリグジットで、主に移民のやっていた下級労働の労働者の絶対数がひどく不足しているのは確かなようだが、実は報酬を高くしてもイギリス人はそういう下級労働をしないらしい。つまり、「皆カネがないから」というより、異常な階級社会の末路ではないか。
繰り返すが、下の発言の「発生源」とは何を指しているのだろうか。「超富裕層による搾取や政治支配」の意味ならまだ理解はできる。


(夢人追記)今探した「東洋経済オンライン」記事の冒頭だが、私の指摘は同記事と同じ結論であるようだ。ただし、記事全体は研究のおおまかな紹介だけなので、冒頭部だけ読めば主旨は分かると思う。そして研究者たちは、これはイギリスだけの問題ではない、としている。

私たちが英国「7つの階級」調査に着手した理由
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マイク・サヴィジ : ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス社会学部教授


イギリスBBCが実施し、イギリスで過去最大規模となった階級調査がある。16万人が参加したこの調査をもとにBBCが公開したウェブ上の「階級算出装置」には、700万人がアクセスしたという。
その話題の調査結果が、『7つの階級:英国階級調査報告』というタイトルの書籍として翻訳出版されている。著者らは、そもそもなぜこの階級調査に取り組んだのか。本書から抜粋・編集してお届けする。
不平等の拡大で社会階級はどうなったか
21世紀に入り、不平等は再び社会に深く根を張りめぐらし始めている。2014年の世界経済フォーラムは、所得格差が政治経済の不安定要因になっていることを強調した。オックスファムなどの国際NGO(非政府組織)は、親から子へと受け継がれる経済的優位のサイクルに着目し、機会の不平等が富裕層の特権を固定化していると指摘している。


『7つの階級:英国階級調査報告』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
こんにちの社会は、過去のどの時代より物質的な豊かさを享受しているにもかかわらず、貧困などの積年の問題は深刻度を増し、貧困層の対極にある超富裕層(スーパーリッチ)は急速に富を増大させている。


本書は、イギリス社会を例に、こうした不平等の拡大が社会階級にどのような変化をもたらしているかを明らかにする。拡大する経済格差の実態を示すだけでなく、人々が不平等による社会の分断をどのように受け止めているかを明確に示したい。


経済的分断は、どれだけ幅広く、社会的、文化的、政治的断絶と深く関連しているのか、また所得や資産のレベルだけではなく、ライフスタイルやアイデンティティー、共有する社会的ネットワークなどの共通性によって、社会階級は識別可能なのか。


これらの点を明示できれば、「状態としての階級」(社会的集団としての階級)ではなく、カール・マルクスが論じた「意識としての階級」(階級意識を持った人によって形成される階級)について語ることができるだろう。


・・・・・・・・中略・・・・・・・・・

(以下引用)
めいろま「みにろま君とサバイバル」集英社から発売中
@May_Roma
·
8時間
イギリスは治安がますます悪化している。車は盗まれまくりだし治安が比較的よい場所も強盗や空き巣がすごい。ドラッグで死ぬ人は史上最高になった。皆金がないから不満が凄い…外出すら怖い。これを打開しろという感情が凄いね。発生源に怒りを抱く人の数がすごい。

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抜粋終わり

まあ、階級社会は、分断しやすい。

上位の人間は、下位の人間を馬鹿にして、

下位の人間は、つねに上の人間を怨みつづける。

まあ、バカでない限りに、容易にその分断が容易なのは気づく。

諸葛亮兵書

「書経」に
「君子をあなどれば、その心をとらえることができない。小人をあなどれば、その力を尽くさせることができない」

下の者を侮るのが、階級社会の常。

侮られた者が、力を尽くすわけがない。

http://liuxiu.web.fc2.com/liuxiu/42.htm

一つは戦場である。戦場では皇帝といえども将軍に従わなければならないとされているのだ。皇帝であるより、将軍として戦場に生きた劉秀は、法律に将軍の姿を見て、そこに万人が従わなければならないと考えたのかもしれない。
 優れた将軍は兵と同じ待遇でなければならないとされる。食事も兵士と同じでなくてはならず、すべての兵士が休むまで休んではならないのだ。そしてその通りに、皇帝でありながら兵士と同じく自ら武器を取って戦ったのが劉秀である。皇帝であるよりもまず将軍として生きた劉秀は、平等であることこそが人の能力を最大に発揮できることを知っていたのである。

平等に扱われた方が、その能力を発揮する。


祭遵評伝 

将軍となると、部隊長を選ぶのに儒を基準して選んだ。戦場を前にしても、部下たちとともに儒の作法に基づいて酒を飲み、音楽を演奏し、雅歌を歌い、投壺(壺に矢を投げ入れる遊び)をして遊んだ。悠然として儒者の風があったのである。
 儒はこの時代の主要な学問であるから、こうしたイベントに兵士を参加させることは、兵士の教育に熱心であったことを示している。
 孔子はかつて「民を教えずして戦わせる、これを棄てるという」と述べた。兵士を教育してから戦わせることが肝要なのである。祭遵は、孔子の用兵を行っていたのである。
 人にもし立派な振る舞いをさせたいのなら、まず立派な人物として扱い、立派な人物であるという自覚を与えることである。相手を悪人であると見なして応対すれば、相手は悪人として振る舞うし、有能な人として応対すれば有能に振る舞う──これは心理学でいうピグマリオン効果として知られているものであり、集団に対したとき明確にあらわれる効果である。
 すなわち、祭遵は兵士を立派な士人として扱うことにより、兵士に志と自覚を与えその質を高めたと考えられるのである。だからこそ、祭遵の指揮がなくとも自らの意志をもって戦うことができたのであろう。

人は己を知る者のために命がけで働くのだ。

それを怠る傾向の階級社会が、長期的に繁栄できるわけがない。


まあ、英国の分断と衰退は、必然だったのだ。

ていうか、日本の衰亡も、同じく。

上級国民は「罪を免れ」、庶民は追いつめられて「餓死」か「ジョーカー」しか道が無くなっている。

まあ、そういう時は、天皇はじめ上層部を除去して、社会の再構成をしたら、容易に社会は復活する。

病原体を除去するようなものだからね。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す


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