かくて、日本人は外資の餌となる。

上記文抜粋
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No. 2183 危険に生きる夏

投稿日時: 2024年6月20日

The summer of living dangerously

富裕階級は、あとですべてをはした金で買い取ることができると信じているが、ヨーロッパ人の屍にはハエが卵を産み付けている。

by Pepe Escobar

パリのマクロンは、欧州議会選で予想通り敗北した。彼は解散総選挙を呼びかけ、フランス国民に対する盲目的で愚かな復讐行為として、国民議会を解散した。これは事実上フランスの制度的民主主義への攻撃である。

いずれにしてもそれはあまり意味がない。なぜなら「自由、平等、友愛」の理念はすでにもう長いこと粗野な寡頭政治に簒奪されてきたからだ。

新たなフランス選挙の第2ラウンドは7月7日に行われる。7月11日のイギリス予備選挙とほぼ重なり、パリ・オリンピックという、ゆっくりと燃え上がる都市の大惨事のわずか数日前である。

パリのサロンで話題になっているのは、ナポレオン・コンプレックスを持つロスチャイルドの小さな手先(マクロン)が、なぜ今、自分の望むものが手に入らないからとおもちゃをすべて投げ出すのか、ということだ。

結局のところ彼が本当に求めているのは、フランス国民に答える必要のない「戦時大統領」になることなのだ ‐ 米国のバイデン大統領、イギリスのスターマー労働党党首、オランダのルッテ首相、EUのフォン・デア・ライアン委員長、ポーランドのトゥスク首相と共に。

マクロンが右派議会に従わなければならないレームダック大統領になるという見通しが現実になることはほぼ確実だ。エリゼ宮では、すでに彼が辞任するかもしれないという印象さえ出している(これは後に否定されたが)。それでも、もしマクロンがロシアとの戦争を始めたら、フランス国民、ましてやフランス軍など、誰も彼に従わないだろう。

しかしもっと大きなことが起きている。先週のサンクトペテルブルク・フォーラムで発せられた、開放性と包摂性を軸とするグローバル・マジョリティへのゲームチェンジャー的メッセージに続き、今週初めにニジニ・ノヴゴロドで開催されたBRICS10カ国外相会議がそのバトンを引き継いだのだ。

ラブロフ外相は次の3点を強調した:

1.「グローバルサウスの国々はもはや西側諸国のダブルスタンダードや気まぐれに依存したくはない」

2. 「BRICS諸国がすでに世界経済の機関車としての役割を果たしていることは、誰もが知っている」

3.「私たち(BRICS外相会議)は、独立国家の平等が鍵となる新しい世界秩序を構築するための一貫した努力の必要性を強調した」

さて今週末、南イタリアのプーリアで開催される縮小するG7と比較してみよう。中国の銀行に対する「新たな厳しい警告」(「ロシアと取引するな、さもなくば!」)から、中国とロシアの戦略的パートナーシップに対する激しい脅しまで、変わらない、いつものやり口である。

そして最後に、凍結・盗まれた巨額のロシア資産の利子をウクライナに送金することを目論んでいる。 フォン・デア・ライアンEU委員長は、7月にウクライナがEUから、盗まれたロシア資産から15億ユーロを受け取り、その90%を武器購入に充てると発表した。

カート・キャンベル米国務副長官は、2010年代初頭のヒラリー・クリントン政権時代に「アジアへの枢軸」を考案した人物だ。彼はすでに、北京とロシアの軍産複合体との関係をめぐって、ワシントンが中国企業や銀行を制裁することを進めていた。

偽旗と完璧な対称性

いくつかの指標によれば、ヨーロッパは今後数カ月以内に、ドカンと爆発するのではなく、苦痛に満ちた呻き声を上げながら崩壊/爆発するようである。フランスとイギリスで行われる解散総選挙は、7月11日のNATO首脳会議と重なることを忘れてはならない。そこではロシア恐怖症に煽られた戦争屋が、発作を起こすだろう。

考えられるシナリオとしては、なんらかの偽旗作戦が行われ、ロシアのせいにされるだろう。フランツ・フェルディナンド(サラエボ事件)の瞬間かもしれない。 あるいは米英戦争前のUSSメイン号のようなことが起きるのかもしれない。

NATO諸国の向こう側にいる指導者たちと、キエフのMI6(英情報機関)エージェントであるゼレンスキーが生き残る唯一の方法は、詭弁の捏造だという事実は変わらない。

もしほんとうにそれが起きるなら、日程は早まる。7月の第2週から8月末までの間、そして遅くとも9月の第2週までだろう。

10月では遅すぎる。米国の選挙に近すぎるからだ。

だから、「危険な夏」に備えよう。

一方で、熊は冬眠していない。プーチン大統領はサンクトペテルブルク・フォーラムの前と最中に、キエフによるNATOのミサイルを使った攻撃(すでに進行中)に対してモスクワがどのように「対称的」に対応するかについて詳しく述べた。

射程350キロ以上のミサイルを供給しているNATO加盟国は3つある: 米国、英国、フランスだ。

つまり、「対称的」な対応とは、基地のある国のノードに深刻な打撃を与えることができる先進兵器をロシアがグローバルサウス諸国に提供することを意味する。

そして、これらの兵器を受け取る最有力候補は、ロシアのテレビ局だけでなく、サンクトペテルブルクのフォーラムでも盛んに議論されているのだ。

西アジアでは、イラン(すでに保有している)、 シリア(非常に必要としている)、イエメン、イラク(Hashd al-Shaabiに非常に役立つ)、リビア。

中央アジア、北東アジア、東南アジアでは、アフガニスタン、ミャンマー(この2国はサンクトペテルブルクにいた)、北朝鮮。

ラテンアメリカでは、キューバ、ベネズエラ、ニカラグア(現在のカリブ海におけるロシアの進出を見ればわかる)。

アフリカでは、中央アフリカ共和国、コンゴ、エチオピア、ソマリア、南スーダン、ジンバブエ(ラブロフの最近のアフリカ歴訪を見てほしい)。

ツィルコンがこんにちは

そして、極超音速ミサイルを搭載したフリゲート艦アドミラル・ゴルシュコフと原子力潜水艦カザンを筆頭に、カリブ海をうろつくロシア海軍の楽しい話題も浮上している。

アンドレイ・マルティアノフによると、ゴルシュコフは32基のオニキス、ジルコン、カリブロス、オトベットを搭載しているという。これらは歴史上最も先進的で殺傷力の高い巡航ミサイルであり、真剣な戦闘の血統を持つ。ヤーセン級SSGNであるカザンも32基のVLSを搭載し、さらに魚雷発射管10基を備え、魚雷だけでなくミサイルも発射できる。

この海軍力はもちろん第三次世界大戦を起こすためにあるのではない。マルティヤノフはこう述べた。「どちらも米国とカナダの東海岸を攻撃することはできるが、そのためにあるのではない。第三次世界大戦になれば、その恐ろしい事態に対処するためにブラバ、アバンガルド、サルマト、ヤーセスがいくらでもある。いや、ゴルシュコフもカザンも、ウクライナでのロシアとの通常戦争を生き抜こうと決めた狂人がいた場合に備えて、北米からヨーロッパに向かう戦闘セットや戦略的海上輸送艦に到達できることを示すためにあるのだ

さらに興味を深いことに、ハバナで過ごした後、海軍部隊は一連の演習のためにカリブ海に留まり、ロシア海軍の他の艦艇も参加する予定である。他のロシア海軍の艦船も加わる。彼らは『危険な夏』が終わるまでこの海域に留まる予定だ。万が一、変人が妙案を思いついたときのために。

その一方でヨーロッパにおける熱い戦争へのエスカレートの可能性は衰えることなく進行している。ストルテンベルグNATO事務総長は、次から次へとナンセンスな暴挙に出ることで、代理戦争の既成のルールを根本的に変えている。

ウクライナ軍(AFU)はNATOを介してすでに、石油貯蔵所、空港、エネルギー施設、鉄道の分岐点、さらには軍隊の集中拠点など、ロシアの軍事・民生両面の資産を破壊する能力を持っている。

誰もが、そして隣人も、「対称的」な対応を待っている。

あらゆる現実的な目的のために、この重大な決定は実際にショーを動かしている富裕階級によって下された。それは、ヨーロッパをロシアと戦争させることだ。それが、「軍事シェンゲン」や、北極圏からバルト三国を経て狂暴なポーランドに至る「新たな鉄のカーテン」についての美辞麗句の背後にある根拠である。

富裕階級は、あとですべてをはした金で買い取ることができると信じているが、放射能に汚染されたヨーロッパ人の屍にはハエが卵を産み付けている。


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抜粋終わり

富裕階級は、あとですべてをはした金で買い取ることができると信じているが、放射能に汚染されたヨーロッパ人の屍にはハエが卵を産み付けている。

日本人の屍にもハエが卵を産み付けてます。


天皇の無い 蒼い空を取り戻す


慈悲と憐みの富む社会になりますように。




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