仮説 通俗道徳・自己責任論という麻酔薬&麻薬。

通俗道徳・自己責任論の、一種の厳格主義は、

自他の感受性を麻痺させる効能があると思われる。

で、麻酔薬も多用すると、麻薬になるように・・・

アヘン戦争以降、中国は麻薬禍だったが・・・

ちょうどその時期に日本は「通俗道徳」ていう思想的麻酔薬が生まれ、それは、中国が「文革」で、麻薬と縁を切ったけど、日本は敗戦でも「自己責任論」て形を変えて、日本人の精神を麻痺させていった。

無論「自己責任」ってのも大事だが、それをあまり言うと、他人に酷薄になる。


 通俗道徳が支配する社会とは、「努力が必ず報われる」という建前のもとで、勝者と敗者が存在する社会です。しかし、個別の人生1つひとつを取りあげてみれば、そこには多くの偶然が介在しますので、実際には努力が必ず報われるという保証はありません。それにもかかわらず、人びとは、自らが通俗道徳を実践したことを証明し、社会的な承認を勝ち取るために経済的に成功しなければなりません。

 その結果、勤勉、倹約、自己規律を求める通俗道徳は、逆説的に、生き馬の目を抜くような、「万人の万人に対する戦争状態」としてのホッブズ的世界を招き寄せてしまうのです。

厳格主義は、自分や他者を締め付けて束縛するが、それが正義となっているので、それでハイになれる。
「痛い注射の麻酔薬」でもあり、それは容易に麻薬になる。

その作用で社会が荒廃していく。

ちょうど、麻薬で、社会が荒廃するように。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みに富む社会になりますように

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