メコン川の畔で
プロローグ
以前の記事で書いたとおり、チェンマイ〜ビエンチャン間を12時間バスで走り抜け無事ラオスに入国した私達。
ホテルの最高のプール、夜は向こう岸のタイを眺めながらタイ料理に舌鼓を打ちながら思ったことを書いたりしてます。
首都ビエンチャン
ビエンチャンに着きました。
ビエンチャンといえば、世界一何も無い首都だなんて言われるほど、あまり見るものはありません。でもそれで良いのです。そういういわゆる観光的なイベントはタイでやり尽くしたので、少し落ち着きたい。
もううるさいEDMとか聴きたくない。
宿泊したのはマリ ナンプ ホテル(Mali Namphu Hotel)。
もうここは一口にプールが最高。何でしょうこの秘密の中庭感。
ビエンチャンの夜
夜と言えば、ナイトマーケットと川沿いのレストラン。
ナイトマーケット
観光客向けというより地元の人向けのお店が多めな印象
特にメコン川に沿ったレストラン群はなかなか見応えあり。
せっかくなので動画撮りました。
川の幸
メコン川の畔で
川沿いのレストランの1つで食事。
右手にはメコン川、そしてタイがある。
東南アジアと言えば暑い、そして川の近く。もう虫が多く、それが大変。最初のうちは条件反射的に追い払っていた。
でもふと思った。このラオスで虫を邪魔するなんて野暮だ、と。
上で述べたように、ここは常夏の国ラオス、そして水辺。多くの生物が集まるのは当然じゃないか、むしろそれを拒絶することが不自然だ、と。
虫と、自然と一体化しよう。そう思った。
もうテーブルから虫を追い払うのはやめだ。
するとどうでしょう。
ビールで溺死した一匹を除いて、みなが各々のポジションで落ち着いているのです。
無銭飲食虫
これが、完璧な均衡、黄金比。
なにも気にすることなく空芯菜を頬張る。
みな友達。
もちろん東南アジアは安くて最高だけど
まぁ物価が低いのでこうして来ているわけです。
でも、東南アジアをまわってると気づくのですが、子供が、夜遅くまでレストランで注文取ったり働いているんですよね。
自分が夕食を取ったレストランも例にもれず。
グラスが少しでも空くとすぐに注ぎ足しに来てくれる。
子供に注いでもらったビールを飲みながら、
「ビールもご飯も安いし東南アジア最高〜!」とか言ってる自分がたまにすごい馬鹿に思えてくるんですよね。
「遅いんだし、もう寝てればいいのに」とか「友達と遊べば良いのに」とか、かわいそうとか色々思うわけです。
でもこういう諸々の感情や感想も結局は日本で育った自分の価値観の押し付けでしか無いんだ、というのは分かっています。
「でもなんだかなぁ〜」と、安くてうまい最高なビアラオ(ラオスのビール)を飲み、ほろ酔いながら考えていた。
こうして、ラオスはビエンチャンの夜は更けてゆくのでした。
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