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【エスワティニ】ウィントフックからバス移動 - 自然と民族

ナミビアのロードトリップを終えウィントフックに少し滞在して休息をとっていた。
次にどこに行くか迷っていたのだが、予てから行きたいと思っていたエスワティニに行くことにした。
ここでは国立公園を徒歩で散策できる「ウォーキングサファリ」というものがあるらしい。
チョベ国立公園でいまいち満足できなかった私は、この「エスワティニ」という小国に向かう。


ウィントフックからバスでヨハネスブルグへ

ウィントフックからどのようにエスワティニに行こうか…
南アフリカに興味があればそこに寄りながら近づいていけば良いが、私はそこまで南アフリカに魅力を感じていなかった。
ということで、南アフリカは通過点としてそのままエスワティニまで向かってしまおう。

ということでかなりの距離があるにもかかわらずバス移動を選択。使用するのはおなじみのインターケープ社。
ウィントフックからは、南アフリカのアピントンという都市で一度バスを乗り換えてまずはヨハネスブルグに行くことになる。

ロードトリップをした仲間とは一旦ここでお別れ。他の皆様はケープタウンへと向かう。
寂しさを押し殺しながら、また孤独な旅に戻る。
そういえば、この旅は孤独に慣れるためのものでもあったのだ。久々の一人にまた身が引き締まるような感覚になる。

このルートについてはインターケープ社指定の乗り換えなので詳しいことは割愛する。

ただしアピントンでは乗り換え時間が15時間くらいあった。
幸いこの街にはマクドナルド・KFC・ハングリーライオンとカフェ利用もできるチェーン店が存在するので時間を潰すことはできた。

コーヒーが沁みた

カバンを置いたままトイレに行ったらセキュリティの人に危ないからやめろと注意されたり、ザンビア・クワチャをなんとか両替できないかと銀行を何個もハシゴしたのは今やちょっとした思い出である。

田舎町って感じ

ウィントフック→アピントンで一晩、アピントン→ヨハネスブルグで一晩の合計2晩をバスの中で過ごして、最凶都市と呼ばれるヨハネスブルグへと到着した。

ヨハネスブルグからエスワティニ(レジェンドバックパッカーズ)へ

インターケープ社のバスは、ヨハネスブルグのパークステーションへと到着した。
何を隠そうここはアフリカ最凶都市の称号を持つ都市。厳戒態勢でエスワティニ行きのバスを探さなければならない。

エスワティニ行きのバスは、国際バスが行き着くメインのターミナルではなく、そこから直結するタクシー乗り場からミニバンがでている。
国際バスが着いたところからタクシー乗り場への行き方が詳しく書いてある記事がなかなか見つからなかったので、以下はある程度写真付きで道案内。

まずは、国際バスが着いたら建物に入る。おそらく下のような広い待合ロビーに辿り着く。

建物にはいる
待合ホールみたいになっている

バス会社の窓口方向を向いた状態から右側に進む。ATMとかがあるのでそこを左に曲がり改札ではない方向に奥に進む。

チケット売り場とかがたくさん
FNBのATMを見つけて、セキュリティの人がいる方向へ
こんな道があるはず、Taxi Rankと書いてある

建物から出ないように道なりに真っ直ぐ進むと、少し開けた場所に出る。ここでKFCの看板を見つける。

この小道がタクシー乗り場への道

KFCを左に見ながら細い道を進むと外に出る。そこに階段があるので登るとそこがタクシー乗り場。

KFCの奥に階段があり、そこを登ればタクシー乗り場

登りきったら、左に行って一番奥にエスワティニ行きのミニバンが停まっている。
グーグル・マップでも確認できる。

手続きは割としっかりしている。
エスワティニに行きたい(ムババネかマンジニかとか、どこの都市までかは聞かれる)と伝えると、パスポート番号とかを控えてもらい登場手続きとなる。
料金は片道450ランド。
バスが満員になったら出発するスタイル。

乗ってしまえば難しことはなく、国境でも難しいことは聞かれることなくムババネバスターミナルへと到着する。

ムババネバスターミナル

さて、ここから今回の宿となるレジェンドバックパッカーズまで行く。
ここに行くためには、ゲイブルズというショッピングモールまでバスで行くと良いらしい。

ここまで行くバスについて、正直自分で判別する術は無い気がするので、現地人にゲイブルズに行きたいと伝えて教えてもらうしか無い。
幸いみんな英語喋れるので教えてくれると思う。

ゲイブルズまで着いたら、そのショッピングモールの駐車場を通って少し歩くとレジェンドバックパッカーズに到着。
Googleマップの言う通りに歩くとかなりの遠回り、かつ、坂道を登る羽目になるので、ちゃんとモールの中を通ることを推奨する。

マンテンガ・カルチャービレッジ

まずは、第一の目的であるマンテンガカルチャービレッジへと向かうことにした。
宿泊しているレジェンドバックパッカーズからは徒歩で行くことが可能だ。

エスワティニには古くからの伝統文化・民族が残っており、このカルチャービレッジではその暮らしぶりや歌のパフォーマンスを鑑賞することができる。

民族ダンスショーは午前と午後の一日ニ回公演であり、今回は午前の部を選択。午前中に出発する。
宿からはちょっとした坂道を登っていかなければならない。息を切らしながら歩くこと30分ほどでカルチャービレッジの門へと到着した。

ここで入場料を支払い(クレカOK)さらに1km歩いたところにカルチャービレッジが存在する。

まずは村の説明を受け(最後にチップを求められます。強制感はなし)、時間になったので併設されている建物の中に入り鑑賞体制。

民族ダンスショーは思ったよりも圧巻だった。
何を歌っているかはわからないが、とんでもなく歌がうまい。

もはや自分にはできない動きとかもしてくる。かかと落とし?蹴り上げ?の威力が印象的。
この動きは画像では伝わらないな…

蹴り上げ
蹴り上げ
参加型のダンス
歌上手い

あとは、村の少し奥に行くとマンテンガの滝というスポットにも行くことができる。
ただ、先日ヴィクトリアフォールズに行ったこともあって、滝に対するハードルがかなり上がっている感じがある。
いや、こういう自然の中にしっとりと小さく流れる滝も良いんだけどね!でもね、それだったらもっと良い滝日本にいっぱいあるよね!

マンテンガの滝

民族ダンスショーは迫力あって面白い。

ムリルワネ自然保護区

エスワティニに来たメインの目的であるムリルワネ自然保護区へと向かう。

ここは草食動物たちが住む自然公園になっていて、公園内を歩いて散策するウォーキングサファリを体験できる。
また、公園内に安いゲストハウスがあり、自然を感じまくれる。
ここに来たかったのでエスワティニまで来たので。

レジェンドバックパッカーズから行くには、まずはゲイブルズモールからマンジニ方向に出ているミニバスに乗り込む。
ムリルワネって言っていれば教えてくれた。

看板あるけどこっから3.5km

そして、ムリルワネの看板があるところで降ろされる。ここからはゆったりとした坂を登りながら3.5km程歩く必要がある。
これはめんどくさいので、ムリルワネ方面に行きそうな車をヒッチハイク。
たぶんそんな旅人が多いのか、少しやれば車は停まってくれると思う。

そしてゲートで入場料を払ってから入場。
ここからゲストハウスまでもかなりの距離がある。2kmくらいか。
全荷物を持って歩くのはなかなかつらい。
が、野生のシマウマとかが間近で見られる環境にテンションも上がる。

到着した日はとりあえず歩き回ってみよう。ちょうどよいかなという長さのトレッキングコースで「hippo trail」というものがあったのでそれを回ってみることにした。
ここにはカバもいるらしいので、歩いていたらカバに出会えるのかという淡い期待を抱きながら…

このトレイルコースは本当に草原や山の中に小さく切り開かれた道を進んでいくようなもので、道中あまり動物を眺めることはできなかった。
道に無数にいるバッタが最も見かけることができた生物だった。

そして、距離も結構ありかなり疲れた。ここに辿り着くまでにバックパックを背負って結構歩いていたので、到着日にここを全て回り切るのはおすすめしない。

景色は良いけどね

次の日はカバとワニを探しに歩き回ることにした。
ワにはすぐに見つけることができた。湖的なところにかなりたくさんいる。

ワニ

これ襲ってきたら絶対死ぬやつ。

カバは探したけど見つからなかった。

ていうかかなり暑かったから想定よりも早めに宿に戻ってしまった。

肉食動物のようなイカした動物はいないが(だからウォーキングサファリをできる)、動物とかなり身近に触れ合うことができるということではおすすめの場所である。
値段も安いし。

インパラ
シマウマ
イノシシ
ヌー?
イケメンのシマウマ

あとがき

エスワティニでは噂に聞いてたように大自然を感じられることができたと思う。
ウォーキングサファリではもっと動物に会いたかったが、それでも野生動物をかなり身近に感じることができて良い経験になった。


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