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【ブラジル】サンパウロ - 散策しつつ日本を感じる
アンタナナリボからだるい飛行機移動を経て遂に南米に突入。
特にやることは無いと有名なサンパウロへとたどり着いた。
サンパウロ・グアルーリョス国際空港からサンタナまで
到着したのはサンパウロのグアルーリョス国際空港。ここから市内までは鉄道(メトロ) を利用して市内まで移動する。
この鉄道は現金でしか支払えない、かつ、小さな紙幣でなければ断られることがあるらしいので、まずは現金を入手する。
空港にあるATMでキャッシングし、朝食食べがてら適当な飲食店へと。しかしチェーン店を漁ったところ、なんだか現金は受け付けてくれない(大きい現金はNG?)。
探し回った末、スターバックスは100レアルでも受け付けてくれた。世界的企業は違うな。
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空港ターミナルからまずは鉄道駅まで移動。鉄道駅までは無料のシャトルバスが走っているので、この乗り場を探して乗り込む。
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駅まで移動したら、5レアルでチケットを購入して目的の駅まで。乗り換えを何回もしなければならないが、料金は一律なのでありがたい。
路線図を見ながら宿のあるサンタナ地区まで向かう。
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電車はたまに物売りが入ってくるが、そこまでの押し売りではないのでNoと言っておけば問題はない。
長い移動の後だったので、その日は時差ボケ対策も含めてゆったりと過ごすことにした。
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サンパウロ散策
サンパウロは際立った観光の場所がないと言われている。
有名なのは、教会と日本人街だろうか。特にやりたいということもなかったので、その辺りを散策することにした。
とはいってもまずは昼飯を食べよう。中央市場にある、凄まじい量のハムが入ったサンドイッチみたいなのがけっこう有名らしい。
メルカド自体も結構楽しいものなので、そこに行ってみよう。
地下鉄に乗って最寄り駅まで行き、徒歩でむかう。入ってみると、活気は控えめか。
この日は日曜日だったこともあり、開いていない店もチラホラと見かけられた。
目ぼしいものがあったわけではないので、早々に目についた大きめの飲食ブースに行き、目当てのサンドイッチを注文。
40レアル(=1,200円くらい?)と少し高いなと思いながらも、これが目的で来たのだからと自分を正当化した。
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到着したサンドイッチは、噂に違わぬ超ハムサンド。上にはチーズがかかっている。
これだけハムを重ねているので、いかんせん塩っぱい。一口目は美味しいのだが、どんどん口の中の水分が奪われていき、この日はずっと喉が乾きっぱなしだった。
ビールがめっちゃ進む味だと思う。飲んでないけど。
その後はずっとそこら辺を散策。
なんだか治安の悪そうな場所を通りつつ、国立劇場のようなところへ。
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その後適当に日本人街方向に向けて歩いていくと、有名な教会へと辿り着く。
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あとはリベルタージ日本人街を散策。何を買うわけでもないが、人が多い通りを散策する。
現地人だがアニメのコスプレをしている人もたくさんおり、やはりここでも日本のサブカル的なものはとても人気があるんだなと実感する。
ここでは行こうと思っていた場所がある。それはブラジル移民資料館。ブラジルに日本人が移民してきてからの歴史がわかりやすい資料となって展示されているらしい。
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中に入ってみると、決して広いて資料館ではないが、わかりやすくその当時の人達がどのような歴史をたどり、どのように過ごしてきたかが展示されていた。
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このとき考えたことは、日本人の集団帰属意識というか、民族意識というかそういうものであった。
当時ブラジルに移民してきた人たちの大部分は、いずれ日本に帰ることを夢見て、国語(日本語)教育などをしっかりと整え、子どもたちがいつか日本に戻ったときに不自由が無いようにあくまで日本的な過ごし方や考え方を教育していたらしい。
それとともに、慎ましく過ごし、現地の人と軋轢をうまないように注意しながら、よりよいコミュニティを作ろうとしていたのだと思う。
成功と言って良いのかわからないが、異国の地でしっかりと生き延びてきた。これはみんなが同じ方向を向き、集団で力を合わすことが美徳のされた日本の文化的なものが大きく寄与しているのではないかと考えた。
今となってはこの集団意識は同調圧力ともとれ忌みするものともされてしまっているが、間違いないなくこの時代には必要なことだったのだと思う。
まぁこの考え方は今の世の中には合わないところもあるし、日本人の同調圧力ホント無理とか言っている人がいっぱいいるのも理解できるけど、悪いことばかりということでは決して無いと思う。
南米という場所で、日本人をさらに深く考え直すきっかけをもらえた気がする。
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あとがき
ウガンダとケニアの国境移動時にバスから消え去ったウルトラライトダウンの代替品をデカトロンで購入した。
これから冬になる南米で、高地に行けばさらに寒くなるはずなので、活躍すると嬉しい。
あと、サンパウロで宿泊していたゲストハウスはアルコールの持ち込みが禁止なので、路上でビール飲んでたけど、これはサンパウロではしないほうが良いのだろう。
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